22
15

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

LIFULLその2Advent Calendar 2020

Day 1

RDSでの1⇄NチャットアプリDB設計

Last updated at Posted at 2020-12-01

目的

ユーザと店舗とのチャットアプリを実現するDB設計を行います。

1対1のメッセージアプリではなく、以下のような1対Nの特徴があるチャットアプリを考えたいと思います。

スクリーンショット 2020-12-02 0.18.34.png

ユーザーは商品を通した店舗ごとにメッセージをやりとりすることができ、店舗は商品ごとに別れたチャットでユーザーとやりとりができます。
なお、ここでは全てRDS上で完結する構成で考えます。

ER図の作成

登場人物を考える

ユーザと店舗とのチャットアプリを考える上で、最低限、必要な登場人物は以下になりそうです。

  • 店舗
  • ユーザー

店舗

ここでは、名前, アイコン を持たせます。
▼shops(店舗テーブル)
スクリーンショット 2020-12-01 23.34.45.png

ユーザー

同様に、名前, アイコン を持たせます。
▼users(ユーザーテーブル)
スクリーンショット 2020-12-01 23.34.21.png

他に必要なEntityを考える

チャットアプリというからには、メッセージとトークルームも必要そうです。
そして、今回は「商品ごとに説明を聞ける部屋」があるため、商品も必要になります。

  • 商品
  • メッセージ
  • トークルーム

商品

商品名, 画像, 店舗ID があれば良さそうです。
▼items(商品テーブル)
スクリーンショット 2020-12-01 23.36.08.png

メッセージ

チャットを通じてやりとりを行うメッセージです。
「誰が誰に送信したか」「どの部屋で、どの商品についてのやりとりか」が必要になるため、以下のようなカラムが必要になりそうです。

  • ユーザーID, 商品ID, 店舗ID. 部屋ID, メッセージ本文, 送信元, 送信先

ここで送信元/送信先に注目すると、今回は店舗とユーザーのチャットアプリなので、ユーザー同士・店舗同士のチャットは不要そうです。
あえてカラムを2つにする理由もないため、**送信元/送信先は番号(1:ユーザー, 2:店舗)**で持たせます。

▼messages(メッセージテーブル)
スクリーンショット 2020-12-01 23.37.16.png

部屋

部屋名, 商品ID, ユーザーIDが必要になりますが、
「店舗は、個別の商品ごとにユーザーとやりとり」を行える必要があるため、「ユーザーが利用する部屋」と、「店舗が利用する部屋」とで異なるEntityを作成したいと思います。

また、ここではLINEのようにメッセージごとの状態を持たせ既読/未読/返信済 のステータスを持つものとして考えます。
ステータスはメッセージごとに存在するため、一見メッセージに持たせようと考えましたが、実運用としてトークルームごとの最新メッセージに状態があれば良いため、チャットルームごとに持たせる設計としました。

▼rooms(ユーザー視点のチャットルームテーブル)
スクリーンショット 2020-12-01 23.43.54.png

▼shop_room(店舗視点のチャットルームテーブル)
スクリーンショット 2020-12-01 23.44.28.png

ER図

最後に、これらをまとめると以下のような設計となります。
スクリーンショット 2020-12-01 23.45.49.png

以上、1対Nの特徴があるチャットアプリでのDB設計についてでした。

ユースケースとしてユーザーと店舗での利用の仕方はどうなるかを考えつつ作成したため、こうした方が良い等あれば是非コメント頂けると嬉しいです。
そもそも、メッセージ自体RDSに保存させるのは負荷になるという点も懸念ではあるため、合わせてご指摘頂けると幸いです。

22
15
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
22
15

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?