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ArduinoをVSCodeで編集する[Mac]

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Arduino IDEにはコード補完機能などがなくて使いにくいため、Microsoftが昨年vscode上でarduinoのコードを編集できる Arduino for Visual Studio Code を発表しました!
Qiitaなどの記事を見ると、vscodeユーザーはWindowユーザーが多いこともあってか、あまりMacでの環境構築の方法がなかったので、備忘録代わりに書いておきます。

Arduino IDEをインストール

vscodeで作業するとはいえ、コンパイル機能などはArduino IDEのものをそのまま使っているようなので、Arduino IDEを最初に入れる必要があります。
https://www.arduino.cc/en/Main/Software
このページからMacOS版のArduino IDEをダウンロードし、zipファイルを解凍してアプリケーションフォルダに移します。

Visual Studio Codeのインストール

こちらもダウンロードしてアプリケーションフォルダに入れておきます。
https://code.visualstudio.com/ 

拡張機能Arduino for Visual Studio Code を入れる

Visual Studio Codeを起動したら、左側の欄から拡張機能のアイコンを選択し、Arduinoで検索して図のArduino for Visual Studio Codeをインストールします。
スクリーンショット 2018-08-15 2.18.38.png
インストールしたら、一度vscodeを再起動しておきましょう。

settings.jsonの変更

上のツールバーで、Code->基本設定->設定を選択して、下の図の画面を開きます。
スクリーンショット 2018-08-15 2.23.31.png

この右側の部分に以下を追加します。(中括弧の中身だけ書けばいいことに注意してください)

settings.json
{
    "arduino.path": "/Applications/Arduino.app",
    "arduino.commandPath": "Contents/MacOS/Arduino",
    "arduino.additionalUrls": "",
    "arduino.logLevel": "info",
    "arduino.enableUSBDetection": true,
    "arduino.disableTestingOpen": false,
    "arduino.skipHeaderProvider": false,
    "C_Cpp.intelliSenseEngine": "Tag Parser",
}

arduino.pathはarduino.appのある場所、arduino.commandPathは実行ファイルの場所みたいです。WindowsやLinuxの場合はここが異なります。"C_Cpp.intelliSenseEngine": "Tag Parser"にすることでArduino特有の関数がインポートされます。
 これも書き込んだら一度vscodeを再起動します。

簡単なプログラムを作成してみる

それでは実際に簡単なプログラムを動かして見ましょう!
今回使うArduinoは写真のようなものです。とても簡単に、LEDのアノードを13番端子に、カソードをGNDにつけて見ます。これをUSBケーブルでパソコンに接続します。

次に、エクスプローラーの画面からフォルダーを開くを押し、新規フォルダを作成します。名前はここではtestにしておきます。
スクリーンショット 2018-08-15 2.35.58.png

フォルダを開いたら、ファイル->新規ファイルを選び、そのあと画面下にあるプレーンテキストと書いてある場所を押して、Arduinoを選択します。
スクリーンショット 2018-08-15 2.40.00.png

以下を書いて保存します。保存名はtest.inoなどにしておきます。

test.ino
const int LED = 13;

void setup() {
    pinMode(LED, OUTPUT);
}

void loop() {
    digitalWrite(LED, HIGH);
    delay(1000);
    digitalWrite(LED, LOW);
    delay(1000);
}

次に、F1を押すとArduinoの設定項目が出るので、そこから使うArduinoに沿った設定をします。今回は次のように設定しました

設定項目 設定値
Arduino: Board Configuration Arduino/Genuino Uno (Arduino AVR Boards)
Arduino: Select Serial Port /dev/cu.usbmodem1411 Arduino (www.arduino.cc)

いよいよ実行です! F1を押して、Arduino: Uploadを選択します。
うまくいけば出力にこのように表示されて、LEDが1秒ごとに点滅します。
スクリーンショット 2018-08-15 3.09.41.png

ちなみに、
[Warning] Output path is not specified. Unable to reuse previously compiled files. Upload could be slow. See README.
が出てますが、これはログの出力先フォルダを指定していないためで、同じフォルダの.vscode/ardiono.json"output": "../ArduinoOutput"を追加すると消えます。

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