はじめに
先週、QiitaにAsanaすごい便利という記事を書きました。
【Asana】ペアチケッティングしたらものすごい効果があった話
が、その後 ClickUp というプロジェクト管理ツールがあるのを知りまして少し試したところ、Asanaで不満に思っていた点がおよそ解消されていた上に地味に快適だったので、~~ClickUp では残念ながらリアルタイムで全ユーザーがチケットの更新確認はできませんが、~~乗り換えることにしました。
(2020/11/30追記 : リアルタイム更新確認できました。ペアチケッティングし放題です)
一週間使ってみて、日々の基本的な管理工数が大幅に下がった様に思えたので、今週は ClickUp の記事を書きたいと思います。
Asana(無料) で不満だったけど ClickUp(無料) で解決している点
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Gantt が無料(2021/05/08追記 : Gantt は100回使うと有料になってました) - List の概念が快適
- Workspace / Folder / List 単位で閲覧制限ができる
- ステータスの概念がある
- プロジェクトを横断してチケットを見れる
ClickUpはたまにバグっぽい挙動も見られたりしましたが、操作感はAsanaとほぼ同じでした。
ただ、全体的な機能としては向上している印象でした。
また、Workloadとpdf出力等が有料という絶妙な設定で、主にDXしない偉い人向けの機能が有料になっている印象でした。現場は回るけど報告がめんどくさいなんとかしたいってなるとお金がかかる感じでした。
Gantt が無料 / プロジェクトを横断してチケットを見れる
Asanaでは、instagantt 連携でガントチャートを見ることもできました。(3プロジェクトまで無料)
ただし、Sectionの処理がうまく表現できていないのかカンバンのプロジェクトをガントチャート表示すると進行に合わせてグダグダになってしまってい実用的とは言えない状態でした。
ClickUpではステータスでカンバンを実現しており、ガントチャート表示に影響せず実用レベルに思えました。
また、Workspace や Folder 等の選択範囲以下のガントチャートやカレンダーが見られる仕様が、プロジェクト掛け持ち勢にとっては最高に便利でした。
プロジェクト単位でFolderを作成しておけば、Workspaceを選択した際に、プロジェクトを横断したガントチャートやカレンダーが確認できます。
List の概念が快適
個人的には、調査チケットが解決済みになってからしばらくして「あの調査内容なんだっけ?」となった時にチケットを発掘できなくて困る経験がよくありました。
調査が完了したチケットは調査Listに移動してClosedにし、調査Listのみ「Closed のチケットも表示」とするとこの問題が解決されて快適でした。
また、QAなど回答がもらえる時期が不明瞭なもの、保留、見積、など一回スコープ外に消えてから時間をおいて再度問い合わせが来るタスクも別Listに入れるのが快適そうです。
Workspace / Folder / List 単位で閲覧制限ができる
共有をする際に、Folder やListを共有すればそれ以外のFolderやListは表示されず安全に共有できます。
Asanaではこれができなかったため、社外のユーザーと気軽に共有ができませんでした。
ステータスの概念がある
Redmine に慣れ親しんだユーザーであれば移行しやすいと思いますし、実際便利でした。
ステータスの種類は、Normal, Kanban, Scram 等から選択可。Customで自分で設定も可能です。
変にいじらない方が自動で標準化されて良さそうに思います。
※スクリーンショットは Scrum のもの
おわりに
本文では紹介しませんでしたが、Asana他からのチケットインポート機能も充実しており、移行は一瞬でした。
他にもTimeTrackingや、チケットとbitbucket のコミット連携など、細かく行き届いた機能も盛りだくさんです。
Redmineで消耗しているけどJiraにお金が払えない、Bitbucketの課題管理は重いしイマイチだった、trello も使ってみたけどカンバンが意識高すぎて長続きしなかった、ToDoとか細かくアプリ使ってるけど全部まとめたい、などなどありましたら、ぜひ試してみて頂きたいです。