ファイルのPermissionと所有者の確認
lsコマンドでファイル情報の詳細情報を表示することができる。
# 詳細情報を表示する場合はオプションlをつけるとよい。
$ ls -l
ファイル情報の見方

アクセス権限
Linuxで作成されるファイルやディレクトリにはアクセス権(パーミッション)が設定される。これでユーザごとにファイルへのアクセスの許可または禁止を設定できる。アクセス権には、以下の3種類がある。
| アクセス権 |
表記 |
説明 |
| 読み取り |
r |
read|ファイルの読み取りが可能(内容表示など) |
| 書き込み |
w |
write|ファイルへの書き込みが可能(編集/更新/コピーなど) |
| 実行 |
x |
execute|ファイルの実行が可能(プログラム/シェルスクリプトの実行) |
| アクセス権 |
表記 |
説明 |
| 読み取り |
r |
read|ディレクトリの読み取りが可能(ディレクトリに登録されているファイル名の表示) |
| 書き込み |
w |
write|ディレクトリの書き込みが可能(新規ファイル作成、削除、名前変更など) |
| 実行 |
x |
execute|ディレクトリに登録されているファイルへのアクセスが可能 |
※ファイルへのアクセス権限にreadの許可があっても、ディレクトリのexecute許可がなければファイルにアクセスできない。
ファイル権限の見方

ファイルの種別は3つあり「-」はファイル、「d」はディレクトリ、「l」はリンクを表す。また、アクセス権は数値でも表すことができる。
| 記号表記 |
2進数 |
8進数 |
| --- |
000 |
0 |
| --x |
001 |
1 |
| -w- |
010 |
2 |
| -wx |
011 |
3 |
| r-- |
100 |
4 |
| r-x |
101 |
5 |
| rw- |
110 |
6 |
| rwx |
111 |
7 |

アクセス権限の変更
アクセス権限は、chmodコマンドにより変更することができる。
chmod [オプション] アクセス権 ファイル名
| オプション |
説明 |
| -R |
指定したディレクトリ以下の全てのファイルのアクセス権の変更 |
| カテゴリ |
説明 |
| -R |
指定したディレクトリ以下の全てのファイルのアクセス権の変更 |
| カテゴリー |
説明 |
| u |
所有者 |
| g |
グループ |
| o |
その他のユーザ |
| a |
全てのユーザ |
| 定義 |
説明 |
| + |
アクセス権の追加 |
| - |
アクセス権の削除 |
| = |
アクセス権の指定 |