プラクティスが多数掲載されているサイトや書籍
別記事でアジャイル開発で使えるプラクティスを一覧化していますが、もっと知りたい方向けに情報ソースを紹介しておきます。
アジャイル全般
プラクティスを地下鉄路線図に見立てて紹介した以下の絵が有名です。
またAgile Japan 2016で上記の日本語版が印刷配布物として作成さました。
さらに日本アジャイルの草分けAGILE STUDIOさんの手により新たな路線図が作成されています。(2023年~)
ひとまずここに行けば基礎的なプラクティス知識は全部揃います!
路線図はひとまず完成とのことですが、今後も折をみて拡張していただけたら嬉しいな、と勝手な期待を抱いております。
ちなみに海外コンサルの方が作成したさらに大きな路線図もありますが・・・、さすがにここまでくると数が多すぎてちょっと引くレベルです。(^^;)
技術系プラクティス
イチオシは以下の書籍です。技術系のプラクティスが豊富に載っているだけでなく、情報ソースについても満載です。プラクティスの探し方についてこの記事で足りなければ以下の本をあたるとよいかと。
次は説明不要の『XP』の第2版。第1版からの大幅な改訂&さらに読みやすく。
プラクティスというよりプログラマの心構え(生活態度?)的な話が多いかもしれませんが。
ふりかえり系プラクティス
質・量ともに圧倒的で、ふりかえりに関してこの一冊は外せません。
上記の著者、森さんが公開されている「ふりかえりカタログ」も大人気のコンテンツなのでご存じの方も多いのではないかと思います。
さらに源流を辿るなら下記の一冊。ユニークで、すぐに使えるふりかえり手法がたくさん載っています。
マルチチーム系プラクティス
複数チームでスクラムを実践するためのフレームワークLeSSの本。
海外サイト
英語サイトですがアイコン画像が明快なので直感的に探しやすいです。
アジャイル開発というより会議やカンファレンスなどのファシリテーションといった文脈になりますが、下記のサイトで35の手法が紹介されています。
おまけ
蛇足になりそうですが、僕がプラクティスを探す時の手順を晒しておきます。あくまでも自己流なのでこれが正解というつもりは全くないのですが、何かの参考になれば幸いです。
- プラクティス名などのキーワードで画像検索する
- 分かりやすいと思った画像のサイトをいくつか眺めてみる(まだ深く読み込まない)
- この時点で概要ぐらいはおぼろげに掴めていると思うので、検索ワードを整える
(絞り込みのためのワードを追加する、メジャーな呼び方に改める、など精度を上げる) -
読むサイトを選び、内容をしっかり読み込む
(書き手の情報が分かるようなら自社の業種・規模に近いものを選ぶと文脈のズレが少ない) - 少し賢くなった頭で、上記の手順をもう一周してみる
最低でも2つ以上のサイトを読んでみることをオススメします。理由は内容を比較することで、絶対に外してはいけないポイントとアレンジ部分が分かるからです。同じプラクティスでもやり方にはバリエーションがあります。それを知ることで実際に自分の職場に適用する際にどうカスタマイズすればよいか、の引き出しになります。
以上、咀嚼できたプラクティスは自分の一覧にも随時追記して行こうとは思いますが、先は長そうです。世界は広いですね♪