科学と哲学の関係について書かれていた方がおみえだった。
自分の経験を記録する。
デカルト
我思う故に我あり。
10歳くらいの頃、暗い絵ばかり描いて親が心配したらしい。
学校で教えていることが、中途半端で、物事の考え方がさっぱりわからなかった。
絵を描くときに、そのものの色を塗るのではなく、そのものの周りにあるものの色を、そのものに置いてみろという指導を受けた。
そのこと自体は、理論的な整理は後になる。経験として蓄積していった。
理論的にそのころに嵌ったのはデカルトだった。
学校で教えていることよりも、一貫性があるように感じた。
サルトル
デカルトでは、じゃ、自分が何をするとよいかが考えられなかった。
現象学というのが流行っていた。
サルトルは、社会の中に自分を投げ入れることによって、社会に関係することを選んだ。
その行動と現象学との関係はそんなにうまく整理できなかった。
マッハ
サルトルで行き詰まっているときに出会ったのが廣松渉だった。
廣松渉が紹介していた
エルンスト・マッハ『感覚の分析』須藤吾之助共訳、法政大学出版局、1971年
https://bookmeter.com/books/7401412
エルンスト・マッハ『認識の分析』加藤尚武共編訳、法政大学出版局、1971年
https://bookmeter.com/books/203520
そして、伏見譲の訳書にであう。
『マッハ力学―力学の批判的発展史』伏見譲訳、講談社、1969年。ISBN 4061236512。
https://bookmeter.com/books/1796431
哲学者が訳したものでなく、物理学者が訳した著書だ。
ふりかえり
サルトルの考え方は、相対性理論のように、観測主体が、観測対象の中にあっても成立する系について合致している。
つまり、哲学が科学を誘導する場合もあれば、科学が哲学を次の段階に進むように促すこともあるというような。
マッハの考え方から、現代物理学を紐解く緒が理解できたような気になった。
確率論及び統計論 輪講
確率論及統計論輪講 小寺浩司、柏原一雄、石津和紀、北野敏明、佐藤克、小室睦、小川 清†
https://www.ipa.go.jp/files/000055797.pdf
で対象にしている
確率論及統計論 伏見 康治
https://bookmeter.com/books/4297804
の輪講での使用の許諾は著作権者の伏見譲にお願いした。
伏見譲さんは、遺伝子のシーケンサ等でご活躍されている。
「DNAと遺伝情報の物理」伏見譲。統計と確率(20)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/150646f72c55a36f8c39
感染症と遺伝子学
どちらも確率論に基づく分野である。
一番不得意な分野で、どこから着手しようか迷っていた。
病原菌と国家―ヴィクトリア時代の衛生・科学・政治― 小川 眞里子
https://bookmeter.com/books/10149807
科学史家の著作の参考文献から始めようとしている。
特異解
一般解が発見的にしか見つけられないことがある。
特異解も発見的にしかみつけられないことがある。
特定の特異解を発見する一般的な手法はあるかもしれない。
「シンギュラリティサロン:松田卓也」を聞いて
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/0efe179ad1b8fd97d7d0
特異点(singular point)は特異(singularity)である。仮説・検証(27)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/26f2ff3f24496b8252c7
<この記事は個人の過去の経験に基づく個人の感想です。現在所属する組織、業務とは関係がありません。>
文書履歴(document history)
ver. 0.01 初稿 20220109
ver. 0.02 ありがとう追記 20230530
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