組織の中で、用語を定義したがる人がしばしばいる。
用語を定義した方が、なにか生産性があがるとか、意思疎通が容易になるという信仰かもしれない。
立場が違えば、用語をいくら定義しても、意味が違うという現象を受け入れようとしない人たちかもしれない。
整合性のある用語定義は、必ずしも望ましくないのは用語定義に内在する課題である。
整合性があると、その時点で系の発展が止まってしまうかもしれない。
整合性のある用語定義を閉鎖系と呼んでみよう。
本当に整合性のある用語定義ができるのだろうか。
不完全性定理をそれほどよくわかっているわけではない。
完全な用語定義があれば、ぜひ拝見したい。
できれば、3つ以上の立場が違っても、共通で利用できる用語定義の例があると嬉しい。
プログラミング言語であれば、完全な用語定義ができるかもしれない。
プログラムを書く人と、プログラムを読む人と、プログラムを動かす人で、共通の用語定義は可能かもしれない。
プログラミング言語は閉鎖系であってもよいかもしれない。
あるいは、C言語のように、C言語の関数自体を作って拡張できるような系を開放系と読んでもよい。
自然言語の用語定義は、原則開放系で、いつでも新しい事態を表現できる能力を持っていることが好ましいかもしれない。
用語定義の抱える課題を、AUTOSAR `Glossaryに限定せずに分類してみる。
<この項は書きかけです。順次追記します。>
This article is not completed. I will add some words in order.
歴史的用語
昔からそう呼んでいて、実体がかわったのに、用語を変えていない場合。
対称用語の食い違い
ROM, RAM
ROM(Read Only Memory)の対称語はRead Write Memoryだろう。
RAM(Random Access Memory)の対称後は、Sequencial Access Memoryだろう。
用語の衝突
まぎらわしい、間違えやすい、行き違いの多い略号worst 10(候補24)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/0bff5dbb72208053489b
English 短縮名。用語の衝突(用語・用例募集中)。英語(3) 仮説(88)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/6a8eb7ffaa45eeb16624
overlapped definition in AUTOSAR abbreviation *1
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/9a171ee6a74163d128e9
集合
programmerとuserは、共通部分集合があると想定できる。
programmerは、プログラムも組むUserであれば、userの部分集合になる。
progrmmerが、プログラムを組むだけで利用しなければ、userではないプログラマがいることになる。
ある組織で役割分担をして共通部分集合を空集合として定義しているかもしれない。
プログラマは使っちゃだめとか、Userはプログラムしちゃだめとか。
組織で集合関係をどう決めるかで、言葉の構造と範囲が違ってみえることになるかもしれない。
集合の歴史的変化
AUTOSAR Foundation分類する前のAUTOSARは、AUTOSARは、現在のClassic Platform(CP)を指していた。
それまでの文書を読むときは、AUTOSAR(CP)と文脈依存で補足しながら読むとよい。
現在でも、CPからFOへの文書分類移行、APからFOへの文書分類移行がある。
その時代によって、FO,CP, APの集合関係がかわっていることを把握しているとよいかもしれない。
別の観点では、AUTOSARという用語は、3つの分類に共通な概念だけで理解しているとよいかもしれない。
現在は、まだFOに分類していなくても、AP,CPに共通の機能を定義していれば、AUTOSARと捉えてもいい。
AUTOSAR 55 Glossary, issue, propose and possible resolution
Glossary Terms and Definitions , AUTOSAR 55, R23-11 FO
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/f800ce05e472a89fc98e
を書き始めて、迷いが生じている。
課題、提案、可能な解決策についてえ、どこに力点を置くとよいか。
<この記事は個人の過去の経験に基づく個人の感想です。現在所属する組織、業務とは関係がありません。>
This article is an individual impression based on the individual's experience. It has nothing to do with the organization or business to which I currently belong.
文書履歴(document history)
ver. 0.01 初稿 20240308
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