スクレイピングを勉強した際にSeleniumを使ったのでインストール方法などをまとめてみる。
環境
- Windows10(64bit)
- Anaconda3
- Python 3.7.6
- Spyder 4.0.1
- Selenium 3.141.0
- Chrome 85.0.4183.121
- ChromeDriver 85.0.4183.87.0
以下この環境で解説しています。環境が違う方は適時読み替えてください。
使うもの
- Selenium
- Chrome
- ChromeDriver
Seleniumインストール
Anaconda Promptを開いて
pip install selenium
Successfully installed seleniumうんたらかんたらと出たら完了
ChromeDriverインストール
自分のChromeのバージョンを確認
「ヘルプ→GoogleChromeについて」から見れます。
もしくはブラウザのアドレスバーに
chrome://settings/help
GoogleDriverインストール
今回はPythonのみに用いるので、pipでインストールする方法を説明します。
この方法のほかにもChromeDriverをダウンロードして環境変数からPATHを通す方法もあります。そちらの方法では他の用途にもChromeDriverを利用できます。
先ほど確認したChromeのバージョンを用います。
まずSeleniumインストール時と同じくAnaconda Promptを開きます。
そしてpip install chromedriver-binary==[Chromeのバージョン]
と実行します。
私の場合は、
pip install chromedriver-binary==85.0.4183.121
として実行しました。
多くの方はここでエラーが出ます。
出なかった方は次に進んでください。
ここに書かれているのはChromeDriverのバージョン番号です。
エラーが出ないようにするには、ここに書かれているバージョン番号を用いて実行する必要があります。
この中から自身のChromeのバージョン番号よりも少し小さい番号を選択します。
私の場合は、Chromeのバージョンが「85.0.4183.121」だったので、ChromeDriverのバージョンは「85.0.4183.87.0」を選択しました。
そしてこのバージョン番号を用いて、再度以下のコマンドを実行します。
pip install chromedriver-binary==85.0.4183.87.0
これでSuccessfully installed chromedriver-binaryうんたらかんたらと出れば成功です。
Webページを開いてテスト
動作するか確認します。
Pythonを実行できる環境で以下のように入力して実行します。ここではSpyderを利用しています。
セキュリティの警告が出た際は「アクセスを許可する」をクリックしてください。
import time
import chromedriver_binary
from selenium import webdriver
driver = webdriver.Chrome()
driver.get('https://www.google.com/')
time.sleep(5)
driver.quit()
webdriver.Chrome()
:ブラウザを開く
driver.get('URL')
:指定したURLにアクセス
driver.quit()
:ブラウザを閉じる
以下のようにChromeが立ち上がり、Googleのページが開けば成功です。