注意:この記事は雀魂で四人麻雀の銀の間を脱出できない人に向けて書かれています。
僕は1年ほど前から雀魂を始め、四麻段位戦の東風戦をほぼ毎日打っていました。しかし、雀士(銀の間)までは行けても雀傑(金の間)にはなかなか上がれませんでした。そんな時に、雀魂にAI「MAKA」が実装されました(2025年2月)。「MAKA」は自分の麻雀の打ち方を評価してくれるAIで、基本的にはどの牌を切るべきかを示してくれるものです。「牌譜」から右上の「MAKA」をクリックして「分析開始」ボタンを押せば起動できます。その後、「牌譜再生」で分析結果を見ていくことができます。(三麻や段位戦以外のルールでは使えません)

これが実際の画面になります。プレイヤーの左に書いてある、全体評価は一試合の総合の評価で、一局評価はその一局だけの評価になります。評価は高い順にS+からB-、そしてC、D、Eとなっています。
そしてその下が自分の牌ですね。この場合は黄色になっている北を切るのが一番いい選択だということです。その横の「82」というのは全体を100として、どれくらい優先して切るべきなのかを数値化したものです。これは第三候補までしか出ないので、他の牌にも3くらいは付いています。現に82+7+5=94で100にはならないですよね。
他のシチュエーションでも見ていきましょう。

これは牌を切る時ではなく、チーをするかどうかの選択の際のものです。123の三色同順が狙えることを示してくれています。混一色や役牌も結構勧めてきます。立直ばかりではないのがいいですね。

二人から立直が来たとき、いわゆる「ベタオリ盤面」ですね。直前に切られた7索と二人の現物である8索にしか数字がついていませんよね。第三候補が出てこないのは、とても重要な場面だということですね。MAKAのオリはめちゃくちゃまっすぐなので最初は真似してオッケーです。
真似したらどうなった?
僕はMAKA実装後すぐに自分の牌譜を分析しました。そうすると全体評価はまさかのC。弱すぎませんか。そして見てみるとオリの判断もできていなければ、牌効率(最短でアガリに向かうための効率)も悪すぎると。当時は意気消沈しましたが、それでも麻雀を打ったら毎回MAKAの1手1手の分析を見ることを習慣にしました。すると、MAKAの評価はぐんぐん上がっていって約8ヶ月で全体評価をA~Sに安定させることができ、さらに雀傑に昇格することもできました。やっぱりポイントは毎日の継続と試合中悩んだところの答え合わせをすることですかね。Youtubeの麻雀解説動画は「授業」でそれも大切なんですけど、やっぱり自分の間違いを直してくれる「個別指導」が上達の一番の近道だと思います。(ちなみに「MAKA」の影響で雀魂全体のレベルがかなり上がったようです。MAKA実装当時はA+で玉の間いけたとか。)
まとめ
最近、人間がAIを教育するのではなく、AIが人間を教育するようになってきました。でもこれは憂うことではないと思います。一人で麻雀を打ち続けて一向に勝てず辞めてしまうよりは良いですよね。僕は「MAKA」に教えてもらって、評価が上がっていくのがとても嬉しかったです。この記事を読んだ皆さんが「MAKA」を使ってもっと麻雀を楽しんでくれれば幸いです。