Introduction
個人開発で GitHub を扱う際に行っている準備についてまとめました。
作業を定型化するための覚書です。
No. | 作業内容リンク |
---|---|
1 | ローカルリポジトリの設定 |
2 | GitHub の設定 |
3 | 開発用ブランチの作成 |
4 | おまけ |
5 | 参考 URL |
本記事が少しでも読者様の学びに繋がれば幸いです!
「いいね」をしていただけると今後の励みになるので、是非お願いします!
事前準備
GitHub アカウントの作成
環境
Ubuntu22.04
新規リポジトリのセットアップ
GitHub で管理できるように新規リポジトリを作成します。
ローカルリポジトリの設定
Terminal を起動し、作成したいアプリケーションのルートディレクトリに移動します。
ここでは仮に、develop/test/
とします。
Terminal はCtrl+Alt+T
で起動して、cd
コマンドで移動します。
cd develop/test/
git config
コマンドで、デフォルトのブランチ名(ここでは main)を設定します。
git config --global init.defaultBranch main
git init
コマンドでリポジトリを初期化します。
git init
git config
をしないと警告が出ます。
メッセージは記載しますが、詳細は割愛します。
hint: Using 'master' as the name for the initial branch. This default branch name
hint: is subject to change. To configure the initial branch name to use in all
hint: of your new repositories, which will suppress this warning, call:
hint:
hint: git config --global init.defaultBranch <name>
hint:
hint: Names commonly chosen instead of 'master' are 'main', 'trunk' and
hint: 'development'. The just-created branch can be renamed via this command:
hint:
hint: git branch -m <name>
Initialized empty Git repository in /home/hogehoge/develop/test/.git/
git add
コマンドでディレクトリ配下の全ファイルをステージングに登録します。
git add .
git commit -m
で変更内容(git add
した内容)をコメント付きでローカルリポジトリにコミットします。
git commit -m "Initialize repository"
このような結果であれば正常に動作しています。
[main (root-commit) 44037f6] Initialize repository
1 file changed, 0 insertions(+), 0 deletions(-)
create mode 100644 test.txt
1 ファイルもない状態でコミットを行うと以下のメッセージが表示されます。
この場合は何かしらファイルを作成して、git add
コマンドからやり直してください。
nothing to commit (create/copy files and use "git add" to track)
これでローカルリポジトリへのコミットが完了しました。
GitHub 側でリポジトリ作成後にコマンド入力が続きます。
Terminal は閉じずに残しておきましょう。
GitHub の設定
ローカルリポジトリでコミットした変更内容を、リモートリポジトリにも反映させましょう。
GitHub の画面右上の+▼
をクリックするとプルダウンメニューが表示されます。
一番上のNew repository
をクリックします。
新規リポジトリ作成画面でRepository name
を入力後、Create repository
をクリックしましょう。
これで GitHub 側のリポジトリが作成されます。
ローカルリポジトリにリモートリポジトリ情報を追加します。
GitHub の画面からリモートリポジトリの URL をコピーします。
Terminal に戻り、git remote
コマンドでリモートリポジトリ情報を追加します。
git remote add origin [リモートリポジトリのURL]
git push
コマンドでローカルリポジトリの内容をリモートリポジトリに push します。
git push origin main
GitHub のページに戻ってリロードすると、push した内容が反映されていることが確認できます。
このまま GitHub を活用することもできますが、main のブランチで開発することは推奨されません。
個人開発でも履歴管理の観点から開発用にブランチを切って、開発や検証を行うことを推奨します。
では実際に、開発用のブランチを作成していきます。
開発用ブランチの作成
新規ブランチ作成に取りかかる前に、git branch
コマンドで現在のブランチを確認します。
git branch -a
作成したmain
ブランチが表示されます。
* main
remotes/origin/main
ここに開発用のdevelop
ブランチを追加するために、git checkout
コマンドを使用します。
git checkout -b develop
git branch
コマンドでdevelop
ブランチの追加を確認します。
git branch -a
ローカルリポジトリにdevelop
ブランチが作成されチェックアウトされています。
* develop
main
remotes/origin/main
git push
コマンドでローカルリポジトリのdevelop
ブランチをリモートリポジトリに push します。
また、-u
オプションによりローカルリポジトリとリモートリポジトリが紐付けられます。
git push -u origin develop
このような結果であれば正常に動作しています。
Total 0 (delta 0), reused 0 (delta 0), pack-reused 0
remote:
remote: Create a pull request for 'develop' on GitHub by visiting:
remote: https://github.com/kagami-tsukimura/test/pull/new/develop
remote:
To https://github.com/kagami-tsukimura/test.git
* [new branch] develop -> develop
Branch 'develop' set up to track remote branch 'develop' from 'origin'.
GitHub のページに戻ってリロードすると、push 内容が反映されていることを確認できます。
以上で私が行っている GitHub での開発準備完了です。
余談ですが、業務など共同開発を行う場合はdevelop
ブランチからfeature
ブランチを切り出して開発することが多いと思います。
あくまで今回の手順は、個人開発で簡単なアプリケーション開発を行う準備となっております。
おまけ
これまでの手順でdevelop
ブランチで開発、main
ブランチへの PullRequest 及び Merge ができるようになりました。
ただ、このままではmain
ブランチへ直接 push することも可能になってしまっています。
main ブランチが保護されていない旨のメッセージも表示されています。
念の為、勝手にmain
ブランチを書き換えられてしまわないように、
Protect this branch
をクリックしてmain
ブランチを保護しておきましょう。
以下の設定にチェックを入れて、画面下部のSave changes
をクリックして保護は完了です。
- Require a pull request before merging
- Require approvals
- Require status checks to pass before merging
develop
ブランチから更にfeature
ブランチを切り出して開発したい場合は、こちらの記事を参考にしてください。
最後に
閲覧頂きありがとうございました。
備忘録の側面もありますが、本記事がお役に立てば幸いです!