はじめに
最近スクラム開発を学習し始めたので
アウトプットかつチーム交流を目的としてプランニングポーカーを行いました、その時のことを書いています。
プランニングポーカーとは
プランニングポーカーとは、「1、2、3、5・・・」といった数字が書かれたカードを使って、タスクの規模を
相対的
に見積もる手法です。
一文読んでもしっくりこなかったので、「A機能はB機能と比べてどれだけ大変か、どれだけ大きいタスクかを見積もる」
と解釈するようにすると分かりやすかったです。
ざっくりした例で言うと
浴槽を水で満タンにする(B)は(A)と比べると何レベルに相当するか?
単純に考えるとおそらく答えはレベル2以上になると思います。レベル8やレベル12など
浴槽に水を汲む方が使用する水量も多く時間もかかりますよね。なのでバケツの水を満タンにするより「大変」なのです。
相対的見積もり
冒頭で出したようにプランニングポーカーは相対的に見積もる方法です。
相対的見積もりとは、基準に対しての比較で見積もる方法です。
タスクAの見積もりを基準とし、これを3とする。
タスクBはタスクAより簡単そうなので、1と見積もる。
タスクCはタスクAより大変そうなので、5と見積もる。
といったような方法です。
相対的見積もりでは 「時間」や「日」で見積もりはしません。
絶対的見積もり
では反対の絶対的見積もりとは何のか。これは結構現場で目にすることが多い見積もり手法です。
絶対的見積もりとは、具体的な時間
を出す見積もり方法です。
タスクAは5時間かかる
タスクBは6日かかる
といった見積もりの仕方です。
この絶対的見積もりは属人性が懸念されます。
同じタスクであっても入社2ヶ月の人は「6日」と見積もったり、そのシステムを知り尽くしてる強強エンジニアは「1日」と答えるでしょう。
見積もりに大きな解釈ズレが生じているので、これだと開発メンバーが変わった時にスケジュールにも影響がありそうです。
その点、相対的見積もりであれば「基準に比べてどれだけ大変か」を測れるので
「時間」「日にち」の概念に対して影響が少なく開発能力は関係なくなります。
今回採用したルール
こちらの方のガイドがとにかく分かりやすかったので、当日はこちらの資料をもとに進めていきました。
今回はオンラインで実施しました。いろいろアプリあります。
今回使用したお題
今回は1時間の枠で3つのネタを見積もることができました。
入社して間もないメンバーも複数いたため、技術系だけではなく日常のことでもネタを募集するようにしました。
最初は日常ネタから議論する方が盛り上がるかもしれません。
※ユーザーストーリーは本来もっと詰める必要があります。
■ まず例:スカイツリーの大きさ
- 相対基準
- 東京タワーの大きさを2とする。
■ お題①:美味しいイチゴのショートケーキを作りたい。
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相対基準
- プレーンクッキーの作成を2とする。
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ユーザーストーリー
- 自分がパティシエの立場なら、落ち込んでいる人の気分が晴れるように美味しいケーキを提供したいから。
-
ストーリー補足
- 使う材料は全て揃っています
- 使う道具はオーブンとミキサーを使う
■ お題②:自社サービスをSPA化したい。
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相対基準
- サービス未登録者は、サービスを利用開始するために、サービスの利用登録ができる、5とする(ログイン機能)
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ユーザーストーリー
- 自分がユーザーの立場なら、ページ遷移を早くして待ち時間を減らしたい。
-
ユーザーストーリーの補足
- フロント側だけSPA化する、バックのスキーマ等は変化なし
- フロントのテストは考慮しない
- ある一つの機能に関連するページだけ対応する。(5~6page)
結
■ お題③:恋人をつくりたい。
- 相対基準
- 渋谷で知らない人を1人ナンパする、成功の時。(今回はto異性に限定)これを3とする
- ユーザーストーリー
- 20~30代の若いうちに恋人が欲しい、なぜなら毎年クリスマスを恋人と一緒に過ごしたいからだ。
- ユーザーストーリーの補足
- 友達から恋人に発展するのではなく、全く知らない人から恋人になる
- クリスマスだけでなく何もない日でも恋人と一緒に過ごしたい。
- マッチングアプリを使う
最後に
今回は日常ネタも交えて、プランニングポーカーの概要を掴みやすくしました。
オンラインで完結できるのでチームの交流などに使用してもいいかなと思います。