1. はじめに
以前書いた記事でとりあげたformer2の作者が開発した「Console Recorder for AWS」というものを試しました。
2. 「Console Recorder for AWS」とは
簡単に言うと、AWSコンソールの画面操作を記録して、画面から設定した内容をCloudFormation定義等に変換してくれるものです。
変換対象の形式は次の通りのようです。
- Boto3
- CloudFormation
- Terraform
- Troposphere
- CDK
- AWS CLI
- IAM
- JavaScript
- Go SDK
- Settings
公式サイトは以下のようです。
GitHub Page
使い方
開発者はAWSのコミュニティヒーローに認定されてるようです。
最新の AWS ヒーローの発表 – 2020 年 8 月
3. 本編(使ってみた)
3-1 「Console Recorder for AWS」の導入
WEBブラウザにプラグインを入れるだけです。対応するブラウザは次の通り。
- Firefox
- Chrome
今回はChromeで試します。
(1)プラグインの導入
- Chrome WEb Storeへ
- [Chromeに追加]を選択。
- [拡張機能を追加]を選択。
(2)プラグインをツールバーに表示させる
「Console Recorder for AWS」アイコンが常に表示されたほうが便利なので「固定する」を選択。
3-2 AWSのコンソールに入る
普通にAWSコンソールに入りましょう。
今回はIAMuserの追加で試すのでIAMへ移動します。
3-3 録画を開始してIAMuserを追加する
(1) 録画を開始
(2) ユーザを追加
(3) 録画を停止
3-4 作成されたCloudFormation定義を見る
4. 最後に
生成されたCloudFormationをブラッシュアップすれば、生産性高くCloudFormationの開発が可能になります。
また、このツールはAWS用のツールを開発する人にとっても凄い役に立ちそうです。
AWSから発行されたAPIをトレースしているようなので、AWSの操作するためのAPIを確認する事もできます。
たとえばIAMの画面を操作すると以下のようなpythonコードが生成されてます。
import boto3
iam_client = boto3.client('iam', region_name='us-east-1')
response = iam_client.list_policies()
response = iam_client.list_groups()
response = iam_client.create_user(
UserName='ops-user',
Path='/'
)
response = iam_client.list_users()
この通り、user一覧の取得方法が簡単に確認する事ができます。
[Console Recorder for AWS]の開発者は天才ですね。