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npmでdependenciesのみをインストールする際の注意点

Last updated at Posted at 2021-12-03

結論

node_modulesの中身を確実にdependenciesのみにしたい場合

  • npm v6 の場合 → npm prune --production
  • npm v7 ~ の場合 → npm i --production

→ npm v6の場合、npm i --production では、インストール済みのdevDependenciesのパッケージが削除される訳ではないことに注意

経緯

AWS Lambdaのレイヤーとしてアップロードしたいパッケージ群があり、以下のような流れでインストールしたい状況がありました。

  1. devDependenciesのパッケージも含めて全てインストールし、関数をビルドする。
  2. node_modules内を、実行時に必要なdependenciesのパッケージのみにしてzip化する。

この時、2の段階で npm i --production を行なった場合、npmがv6かv7以降かによって結果が異なるようです。

npm v6の場合

v6で npm i --production を行うと、新たにインストールされるパッケージはdependenciesに記載のもののみになりますが、既にインストールされているdevDependenciesのパッケージが削除される訳ではないようです。

既にインストールされたdevDependenciesのパッケージを削除したい場合は、 npm prune --production というコマンドが利用できます。

コマンドの説明では、devDependenciesのパッケージを削除するとありますが、dependenciesのパッケージがインストールされていない場合はそのインストールも同時に行ってくれるようです。

したがって、node_modulesの中身を確実にdependenciesのパッケージのみにしたい場合は、 npm prune --production を実行するだけで十分なようです。

npm v7以降の場合

v7, v8では、npm i --production を行うと、dependenciesのパッケージのみインストールされ、既にインストールされたdevDependenciesのパッケージの削除まで行ってくれるようです。

これは実質的に npm prune --production と同じ挙動になっているようです。

所感

dependenciesのみをインストールしたいがインストール済みのdevDependenciesは残しておきたいというケースは考えにくいため、やはりv7以降の挙動が便利だと思いました。

参考

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