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UiPath (ja)Advent Calendar 2018

Day 22

UiPathの利用状況、エラー率をPowerBIで分析

Last updated at Posted at 2018-12-22

企業内でロボットを本格的に展開すると、効果測定が課題になります。
それを分析するためのDashboardを少しだけ作ってみました。

#使ったツール
・UiPath
・PowerBI

UiPathのExcecutionログをPowerBIに取り込んで分析します。

#Dashboardの目的
・利用状況の確認 … ロボットがどれだけ使われているか、あるいは使われていないかを把握
・ロボットの品質 … エラー率を測定

#Dashboard画面
ExcecutionLog分析_1.JPG

##①ロボット起動数
ロボット全体で、どれだけの利用(=起動)があったかを月別に見るグラフです。
ロボットの開発と展開を進めているフェーズであれば、基本的には、起動数は月毎に増えていくはずです。

もし前月より起動数が少なければ、何か問題が発生していることが想定されます。
 例:バグが発生した、ロボットが操作するシステムに変更があった、担当者が異動になった等

##②エラー数
ロボット全体で、どれだけエラーが発生したかを月別に見るグラフです。
新しくリリースされたロボがある月は増加する傾向にあります。

##③エラー率
ロボット全体のエラー率です。これが品質指標になります。
今回の例では、エラー率の目標値を35%としています。

(本来もっと低い数値にすべきですが、テストデータなので、ご容赦ください)

##④月別・ロボット別 起動数・エラー数・エラー率
ロボット別のエラー数・エラー率を調べるときのマトリクスです。
月別に、品質を維持しているか、改修したロボットはエラー率が改善されているか等の傾向を見るために使います。

起動数が多く、かつエラー率も高いロボットを優先的に対処すべきです。
そうすれば、全体の品質(=エラー率)の改善に大きな効果があります。

##⑤ロボット別 起動数・エラー数・エラー率
月別でなく、通しでのロボット別のエラー数・エラー率を調べるときのマトリクスです。

#PowerBIファイルサンプル
https://drive.google.com/open?id=1CQx7vBSBGjlHH5EgAouRBeD77SV2BKLH

###PowerBIの更新手順
・複数のExcecutionログを分析したいときは1つのファイルにマージする必要があります。 
・クエリを編集 > データソース設定 から、分析したいExcecutionログファイルを指定し直してください。

#最後に
本当はElasticsearchと繋ぎたかったのですが、それはまた別の機会に…

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