はじめに
MySQL用の公式GUIツール「MySQL Workbench」を使い、SQL文を書いてデータベースを作る方法を紹介します。
このツールを使うメリットは、コマンドラインとは違って、テーブルやリレーションの構造を図で見て理解しやすいことです。
対象としている読者
MySQLの初学者を対象としています。また私自身も初学者のため、学習の備忘録も兼ねています。内容に間違いがありましたら、優しくご指摘いただけるとうれしいです。
前提
MySQLがローカル環境にインストール済み（Workbenchから接続できる状態であること）
MySQL Workbenchがインストール済み
Workbenchのバージョンは8.0.36
サンプルデータベースの完成図
最終的に、下記のサンプルデータベースが完成します
手順①：データベースを作成
Workbenchを起動し、接続先（Local Instanceなど）を選択
左上の「+」アイコン（Create a new SQL）を押すと、新しいSQLタブが開きます
次のSQL文を入力し、⚡マークをクリックして実行
CREATE DATABASE sample_db;
手順②：テーブルを作成
使用するデータベース（ここではsample_db）を指定
USE sample_db;
CREATE TABLEを使ってusersという名前のテーブルを作成
CREATE TABLE users (
id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
name VARCHAR(50),-- 名前
email VARCHAR(100),-- メールアドレス
age INT,-- 年齢
city VARCHAR(50),-- 住んでいる都市
created_at DATETIME-- 登録日時
);
INSERTを使ってデータを追加する
INSERT INTO users (name, email, age, city, created_at) VALUES
('Alice', 'alice@example.com', 25, 'Tokyo', '2024-01-10'),
('Bob', 'bob@example.com', 30, 'Osaka', '2024-02-15'),
('Charlie', 'charlie@abc.com', 28, 'Tokyo', '2024-03-05'),
('David', 'david@xyz.com', 35, 'Nagoya', '2024-03-10'),
('Eve', 'eve@example.com', 22, 'Sapporo', '2024-04-01'),
('Frank', 'frank@outlook.com', 40, 'Fukuoka', '2024-04-20'),
('Grace', 'grace@example.com', 27, 'Kobe', '2024-05-02'),
('Hank', 'hank@example.com', 33, 'Tokyo', '2024-05-15'),
('Ivy', 'ivy@abc.com', 26, 'Sendai', '2024-06-01'),
('Jack', 'jack@xyz.com', 31, 'Osaka', '2024-06-05');
手順③：データの確認
SELECTを使って、作ったテーブルの中身を確認。
SELECT * FROM users;
下部のResult Gridにテーブルデータが表示されれば作成に成功しています
