windowsでopenGL環境を構築するための手順
概要
windowsにはデフォルトでopenGL自体はインストールされています.
openGLを扱いやすくするためのライブラリとしてGLUTが有名でしたが,現在は開発が止まっています.
そこで後続のfreeglutをインストールしてopenGLを便利に使う環境を構築しましょう.
推奨環境
- windows7
- Visual Studio 2012
方法
freeglutのインストール
ダウンロード
http://freeglut.sourceforge.net/ から適当なバージョンを選んでダウンロード
2016/04/11で最新は3.0.0ですが,私はドキュメントが手に入れやすい2.8.1にしました.
解凍
適当な解凍ソフトを用いてダウンロードしたファイルを解凍
私は,Lhaplus( http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se169348.html )を使っています.
dll, libファイルの設置
解凍してできたファイルの中から自分のVisual Studioのバージョンを選んで
~/VisualStudio/2012/freeglut.sln
を選択
Releaseモードにして,freeglutのビルドを行う
~/lib ができているはずなので,~/lib/x86(あるいは Release)/freeglut.dllと~/lib/x86(あるいは Release)/freeglut.libを適切な場所にコピーする.
-
dllファイル
C:\Windows\SysWOW64 -
libファイル
C:\Program Files (x86)\Microsoft SDKs\Windows\v8.0 (VisualStudioのバージョンによってはv6.0Aなど)
.hファイルの設置
C:\Users<user name>\Desktop\freeglut-2.8.1\include\GL下のfreeglut.h, freeglut_ext.h, freeglut_std.h, glut.hを
C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Include\um\glに設置する
(これも/8.0/ の部分はVisualStudioのバージョンに依存します.)
確認
先ほど開いたslnファイルで適当なプロジェクトをスタートアッププロジェクトに設定して,デバックなしで開始(Ctrl+F5)をしてそれぞれのプロジェクトを動かしてみてください.