finallyオペレータを含むObservableのテストを書く

やりたいこと

こんな感じのコードがあった。

wantToDo.js

// DB操作を伴うとかそういう系のイメージ

const Observable = require("rxjs/Rx").Observable;
const { map, finalize, catchError } = require("rxjs/operators");

function foo (val) {
  console.log("foo!");
  return val;
}

// connection closeは常にしたいとか
function teardown () {
  console.log("teardown!");
}

// エラーが起きたときだけrollbackしたいだとか
function whenError(err) {
  console.log("some process...");
  throw err;
}

function wantToDo () {
  return Observable.from([1, 2, 3]).pipe(
    finalize(() => teardown()),
    map((val) => foo(val)),
    catchError((err) => whenError(err)),
  );
}

module.exports = { 
  wantToDo,
  foo,
  teardown,
  whenError,
};

index.js

wantToDo().subscribe((val) => console.log("some logic..."));

wantTodo()関数に対してこんな項目をテストしたくなった。

• 正常系で、最後にteardownが呼ばれたか。
• 異常系でも、最後にteardownが呼ばれたか。
• 異常系のときは、whenErrorも呼ばれたか。

とりあえずテスト書いてみる。

こんなん書きました。

spec.js

it("should call teardown", () => {
  // arrange
  sinon.spy(teardown); // 多分これじゃ動かないけど、teardownをスパイしたとして。

  // act & assert
  wantToDo().subscribe(
    (val) => {},
    (err) => expect.fail(),
    () => expect(teardown.called).to.be.true,  // コケる...
  );
});

ハマりました。
rxjs/operatorsのfinalizeについて説明を見ると、こう書いてました。

Returns an Observable that mirrors the source Observable, but will call a specified function when the source terminates on complete or error.
(RxJS API Document)

finalizeに書いたものは、Subscriptionがcompleteもしくはerrorで閉じた後に実行されるんですね。

書き直し。

これでちゃんとテストできました。

spec.js

it("should call teardown", () => {
  // ...

  // act & assert
  wantToDo().subscribe(
    (val) => {},
    (err) => expect.fail(),
  ).add(() => expect(teardown.called).to.be.true);

Subscription.add()に書いたteardownメソッドは、finalizeに書いたものよりも後に実行されるようです。

でも問題もあって…。

テストが成功している間は大丈夫でした。
問題はコードを修正してテストが失敗したとき。

mocha -r -wとかで起動してさぁ修正…と思ったら。
テストに失敗したときにmochaのプロセスが落ちることがあるんですよね。
テスト起動し直すのめんどくせ…ってなりつつ、まだ解決策が見つかってません。
もし知ってる方がいれば教えてください。