CTOとして20年、CTO10社、技術顧問20社以上の森川目線でのこんな企業がオススメをまとめてみました!
1.CTOクラスが沢山いる
これは、結構特殊ですが、元CTOクラスがエンジニアの人事をやってたり、VPoEをやってたりする企業があります。
元CTOという事は、exCTOなのでエンジニアとして、マネージメント、経営に関してとっても苦労されてた方々です。そして、そのexCTOが認めたCTOが存在する会社という事です。
更にexCTOの過去のノウハウをその企業のCTOがゲットするという事は、すごいノウハウが集まった会社という事になります。
逆もあります。創業CTOが退任して、外部から新しいCTOが来てる場合も同様に、ノウハウが集積されている状態ですので、オススメです。
こーいう企業は、エンジニアの転職先としては、完璧ですよね。
2.人事がエンジニア出身者
1番と似てはいますが、CTO出身者でなくて、現場でエンジニアをやってた人が人事をやってるパターンです。
採用面にしても、評価にしても、異動、退職相談に関してもエンジニアの気持ちが分かった人事が調整に入ってくれるので会話がスムーズです。
「アプリメインのスキルだけど、もっとサーバーサイドの開発をやりたい」、「インフラエンジニアをやってるけど、IaC周りをもっとやるべきだけど聞いてもらえない」「scrumのベロシティについて、あまり理解してくれない」とかを話す事が出来ます。
こーいうのを知らない人と会話するのは、結構めんどくさいです。
3.エンジニア独自の評価や制度がある
エンジニアは、他の職種の方々と違い、パフォーマンス的な側面以外にスキル的な側面の評価も大事な職種です。
そのため、総合職的な職種の評価制度とは別途違う形の評価制度を作る必要があります。
又、給与テーブルも変える必要があります。エンジニアの給与は、他の職種と違って高めの設定にしないと採用出来ないし、辞めていってしまうリスクが高いです。給与以外にも、PC支給や手当、リモートワーク、書籍購入、資格取得支援、セミナー参加支援等もあります。
この辺りの制度の構築がしっかり出来てる会社は、エンジニアについて真剣に考えてる会社という事になります。
2番の流れにもなりますが、人事に元エンジニアの方がいるとこれがやりやすいです、そうでない場合は、CTOがメッコリ入って作る必要があります。CTOの方がここに力を入れてるという事自体で素晴らしい会社の証でもあると思います。
4.売上、利益、利用ユーザー数、純資産が伸びている
ここはエンジニア以外にもつながる話ですが、売上、利益が伸びていない会社というのは、未来への投資が出来ないです。
特にエンジニアは、先述の通り、スキル部分の習得が必要です。目の前のPJばかりやってたら、幅の狭いエンジニアにしか育てません。現場の仕事や事業メインのみでPJにアサインされるのではなく、個々人の状況、タイミングを見て、スキルの幅、厚みを伸ばすために適切なPJアサインする必要があります。
適切なPJアサインするには、会社の業績が安定している必要があります。
5.CTOがイベントに沢山出てる(もちろんCTO以外も)
CTOがイベントに沢山出ているという事は2つの点で重要です
1.CTOがあまり忙しくない
CTOが忙しすぎると、話も聞いてくれないし、適切なジャッジもしてくれない。速度も無ければ柔軟性も無い。
忙しすぎるCTOは能力の低いCTOです。
イベントに精力的に参加するCTOは、少なくとも忙しすぎないとジャッジできます。
2.採用に真剣に向き合っている
CTOがイベントに参加して喋るのは、自社のブランド力向上のためです。これは採用強化の一貫です。
ここをCTO自ら率先して行ってるという事は、CTOが採用、人財を経営の第一優先に置いているという証です。
以上、1から5について書いてみましたが、いかがでしょうか。
エンジニアの転職の際気をつけてみて下さい。