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エンジニアマネージャー必見:報酬設計の考え方

Last updated at Posted at 2022-11-24

エンジニアの採用はすごく難しい状況です。エンジニア採用ニーズが多いのに、エンジニアがやる仕事の内容も難しくなってきており、幅も広がってきています。CTO自らが真剣に向き合って考えていく必要があります。
そして、せっかく採用したエンジニアには、長く働いて欲しい、仲間として最高のパフォーマンスを出して欲しいと思います。そのため報酬設計は重要な部分となります。

報酬設計の2つの側面

1.外的報酬 
外的報酬といえば、賃金、給与が先ず思い浮かびます。その他にはポジション、地位も報酬の一つと考えられるでしょう。部長や本部長等の役職がつくと社外で名刺交換した時にも見栄えが良くなります。
他にも手当てや秘書がついたり、経費の枠が増えたりと色々とあると思います。

2.内的報酬
仕事そのものやりがい等です。楽しい仕事と思えていればやる気も湧いてくるし、難しいと思うとやり甲斐を感じる人もいます。エンジニアの場合は、トラブルなプロジェクト程、闘志を燃やす人も多い様に感じます。
その他では、スキル開発のチャンスです。エンジニアの場合は、React開発の経験が出来るとか、データサイエンスが学べると言ったスキルが伸ばせるチャンスがある事でモチベーションとなります。
もちろん、人間関係も。尊敬できる上司であればやる気がわくし、頼りがいのある仲間、可愛い新人に頼られる事もモチベーションの一つとなるでしょう。

基本は、内的報酬

長年、CTOをやってきた経験から言うと、転職していく大きな要因は、内的報酬が無くなってきた場合です。
その中でも人間関係が悪くなってきた場合が最も大きいかもしれません。コミュニケーションができなくなったり、関係値が悪くなってた場合は、相談してくる場合は良いですが、その前に転職を決意するパターンが多いです。
次が仕事のやり甲斐でしょうか。そしてスキルチャンスとのバランスで転職を決意します。
これは経験年数でも変わると思います。
若手: 人間関係 > スキル開発 > 仕事やり甲斐
中堅: スキル開発 > 仕事やり甲斐 > 人間関係
ベテラン: 人間関係 > 仕事やり甲斐 > スキル開発
のイメージがと強いです。
この内面報酬は、適切なマネジメントと適切なポジション配置により生まれます。状況と常にウオッチしましょう。

外的報酬は最低限

内面報酬ばかりを期待しているとやり甲斐詐欺と思われます。やり甲斐だけに頼り切っている会社が結構あります。外的報酬ばかりに頼ってる会社は、もちろん長くは続きません。会社のPLのバランスがおかしくなるし、その人が転職する時に給与が合わなくなるので困った事になります。
会社を転職しようと思った時にマーケットよりも給料が高いと転職先が限られます。そして、年収を下げて転職しようとすると税金問題に当たります。税金は翌年の収入を基に仮計算させるため、収入が少ないのに税金が高いままで苦労する事になります。
しかし、外的報酬は、最低限のレベルとして必要です。やり甲斐で悩んで転職を考えても、給与が下がる場合は、転職を踏みとどまるけど、給与があがるとなれば、外的報酬、内的報酬ともに満たされるため転職しない理由は見つかりません。最低限、競合他社に負けないレベルの外的報酬は整えておきましょう。

最後に

報酬設計の2つの側面について説明しましたが、報酬設計はとても難しいです。
最適な報酬設計は会社毎に違います。一緒に考えていきましょう。
下記、説明会も是非ご参加下さい。
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