最近、MCPサーバとやらが話題になっていたので、GitHub MCP サーバを試してみました。
今回は、WSL2 環境にリモート接続しているVS Code からGitHub MCP サーバを使うための設定を行っていきます。
環境情報
Windows 11 Pro(24H2)のWSL2環境で試しました。
GitHubのMCPサーバをローカルで起動する場合、Dockerエンジンをインストールしておく必要があるので、Docke未インストールの方はインストールしてから実施しましょう。
Personal Access Token(PATの発行)
まずは、MCPサーバにGitHubへのアクセス権限を以上するためのパーソナルアクセストークン(以後、PAT)を発行します。
GitHubにサインインし、ユーザープロファイルから「Settings > Developper Settings > Personal access tokens > Fine-grained tokens」を選択します。
「Fine-grained personal access tokens」画面で「Generate new token」ボタンをクリックしましょう。
「Nwe fine-grained personal access token」画面が表示されるので、「Token name」欄に適切な名前を設定し、「Expiration」ではトークンの有効期限を設定します。
「Repository access」欄については、今回は自身が管理しているリポジトリに対しMCPサーバを実行したいため「All repositories」を選択し、「Perimissions」欄では「Contents」に対し「Read and write」権限を付与します。
「Generate token」ボタンをクリックすることでPATが発行されます。発行されたPATはメモしておきましょう。
MCP構成設定
続いて、VS Code にMCP構成情報を設定します。
コマンドパレット(Ctrl + Shift + P
)を開き「MCP: ユーザー構成を開く」を選択します。
mcp.json
が表示されるので、下記設定を記載します。
{
"servers": {
"github": {
"command": "wsl",
"args": [
"bash",
"-c",
"docker run --rm -i -e GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN ghcr.io/github/github-mcp-server"
],
"env": {
"GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "${input:github_token}",
"WSLENV": "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN/u"
}
}
},
"inputs": [
{
"type": "promptString",
"id": "github_token",
"description": "GitHub Personal Access Token",
"password": true
}
]
}
これで、VS Code でのMCPサーバ設定は以上となります。
GitHub Copilot の設定
GitHub Copilot でMCPサーバを使用するには「エージェントモード」にする必要があります。
チャット欄のモードの選択から「Agent」を指定しておきましょう。
GitHub MCP サーバを使ってみる
これですべての設定が終わったので、さっそく、GitHub MCP サーバを使ってみようと思います。
※MCPサーバを起動すると初回はプロンプトが開きPATの入力を求められるので、発行したPATを入力してください。
試しにGitHubのリポジトリ一覧を取得してもらいました。ちゃんとMCPサーバが実行され、リポジトリ一覧を取得できることが確認できました。
この他にもGitHub MCP サーバを使うことで様々なツールを使うことができます。
これから少しずつ使い方に慣れていこうと思います。
以上