VSCodeでJavaの入力待ち（Scanner）を使う話

はじめに

こいつをVSCodeで解いてみようと思ったのがことの発端。

• A: はじめてのあっとこーだー（Welcome to AtCoder） - practice contest | AtCoder

問題文
高橋君はデータの加工が行いたいです。
整数 a,b,cと、文字列 s が与えられます。
整数 a+b+c と、文字列 s を並べて表示しなさい。

VSCodeでJavaを実行（デバッグ）

VSCodeでJavaを実行（デバッグ）するためにはDebugger for Javaという拡張機能が必要。

• Debugger for Java - Visual Studio Marketplace

なんだけど、まあその辺の話は面倒なので割愛。ググれば出てくるので如何様にも。

通常はF5でデバッグを開始してくれるが、そのときに必要なのがlaunch.jsonという設定ファイル。
デフォルトではこんな感じの設定になってるはず。

{
    "version": "0.2.0",
    "configurations": [
        {
            "type": "java",
            "name": "Debug (Launch)",
            "request": "launch",
            "cwd": "${workspaceFolder}",
            "console": "internalConsole",
            "stopOnEntry": false,
            "mainClass": "",
            "args": ""
        }
    ]
}

が、この状態で実行するとVSCode下部の「デバッグコンソール」というところに出力される。

これだと出力は確認できるが、前述のAtCoderの解答例のようなScannerでの入力を受け付けることができない。

import java.util.*;
public class Main {
	public static void main(String[] args){
		Scanner sc = new Scanner(System.in);
		// 整数の入力
		int a = sc.nextInt();
		// スペース区切りの整数の入力
		int b = sc.nextInt();
		int c = sc.nextInt();
		// 文字列の入力
		String s = sc.next();
		// 出力
		System.out.println((a+b+c) + " " + s);
	}
}

launch.jsonの書き換え

結論から言うと、必要なのはlaunch.jsonの"console": "internalConsole"の書き換え。
こいつを"console": "integratedTerminal"に書き換えた上で実行すると、出力先が「デバッグコンソール」から「ターミナル」に変わり、以下のように入力待ちとなる。

この状態でターミナルに任意の入力をすると、Scannerに読み込まれる。

まとめ

しかしこの問題、main関数の引数として入力が与えられるもんだと思ったけど違うのね。
ニホンゴムズカシネー