##1. PyGMTとは
地球科学分野で定番の地図描写ソフトGMT(The General Mapping Tools)を、Pythonで使えるようにしたものです。
インストールに手間取ったので、備忘録として。
##2. 環境
macOS Mojave 10.14.4
Mac mini (2018)
クリーンインストール済
##3. PyGMTのインストールまでに必要なもの
Homebrew
Anaconda
GMT6
##4. HomebrewとAnacondaのインストール
こちらの記事を参照して、HomebrewのインストールとAnaconda環境の用意をした。Python(Anaconda)のインストールでは、
Python version 3系を使いたい方
を参照した。
##5. GMT6のインストール
Homebrewを使う。
ターミナルを開けて以下のように入力する。
brew install gmt
これでGMT6のインストールはおしまいです。
(2020/12 追記。GMTのデフォルトのバージョンが6になったので、GMT6のインストールが楽になりました。以前の文章は参考までに残しておきます)
GMT中文社区(GMT中国語コミュニティ)の有志の方が、brewでインストール可能にするrbファイルを配布しているので、ありがたく利用させてもらいます。
GMT中文社区HP内のGMT6 的安装: 正式推出前体验 GMT6へ移動する。
GMT6 的安装: 正式推出前体验 GMT6のmacOS平台
項目にある
gmt6.rb
をダウンロードする。
その後ターミナルを開き、gmt6.rb
のあるディレクトリへ移動したら
brew install --HEAD get6.rb
を実行する。
今回はマシンにGMT5が入っていなかったため、これだけでGMT6のインストールは終わり。
##6. PyGMTのインストール
Anacondaを使ってインストールする。
こちらのHPの手順で行い、特にエラーが出なければインストール成功。
しかし
conda activate pygmt
を実行した時に、CommandNotFoundError
が出現した時が厄介。
自分の場合は、.bash_profile
が格納されているホームディレクトリへ移動し
open .bash_profile
上の操作を実行して.bash_profile
を開き、
. /Users/<ユーザー名>/.pyenv/versions/anaconda3-X.X.X/etc/profile.d/conda.sh
conda activate pygmt
この2行を追記後、忘れずターミナルを再起動した。
これでconda activate
が実行できるようになった。
あとは同様にHPの指示に従えば、インストール完了。
##7. 参照元
PyGMT:Installing
https://www.pygmt.org/dev/install.html
HomebrewのインストールからpyenvでPythonのAnaconda環境構築までメモ
https://qiita.com/aical/items/2d066801a7464a676994
GMT中文社区
https://gmt-china.org
GMT6 的安装: 正式推出前体验 GMT6
https://gmt-china.org/blog/install-gmt6/
PyGMT for Windowsのインストールとテスト
https://estuarine.jp/2019/03/pygmt/
conda activate の CommandNotFoundError への対処方法
https://qiita.com/peaceiris/items/e41488096e765269c93c