はじめに
こちらの記事
https://qiita.com/jun2/items/518623e60946e619dec3
にてPostgreSQLの民間資格であるOSSDB-Goldを取得いたしました。
これによって何か役に立ったのか?取得したことでなにか成長を実感できたのか?というところを記事にしたいと思います。
実際活用には至っていないのが現状
まだ取得して間もないこともあり、ここに使ったな!という事例がないのが正直なところです。
一方で先日postgreSQL Conferenceに出席してきましたが、正直このくらいの知識があるのが最低限だなという印象です。
おそらくよほど実務でパラメータや拡張機能に対して向き合っていない限りは何を言っているのかちんぷんかんぷんであっただろうと思います。
こういったもう一段の使い込み、情報を吸収するための準備段階としてこの資格は取得しておいて良かったなと思う次第です。
トラブルへの対応は準備万端
例えばパフォーマンスチューニングを必要としたときの引き出しはかなり増えたと思います。
取得前にとっていた手段としては
- クエリの組みなおし・分割
- アプリケーション層における描画の分割など
これはこれでいいのですが、根本的にサーバーサイドの資源の利用の仕方に対しての対応手段を持ち合わせていなかったところとなります。
取得してからは特にもAutoVacuumについては特に頭を悩ませる開発者が多いのだろうなということがわかってきました。
他にもcheckpointなども勘所としては挙がってきます。
こういった「なんか定期的に重くなる」といった症状への対応に対してこれらを試してみようと思えるようになりました。
大量のパラメータに対する知識増
postgresql.confの中身・・・正直多すぎてわかりませんよね。。
OSS-Gold取得に当たってはこの大部分について学習が必要となります。
設定の変更トリガは?その調べ方は?など、本番環境に対してなにかデバッグしようとしたときに安全に切り替え可能なものなのか?
という判断ができるようになりました。
拡張機能の導入検討
正直これまであまり拡張機能については活用できていなかったところとなります。
機能実現のために必要なものは調べて使ってみたりもしましたが、資格取得の中でも少ないですが解析や機能的な拡張に役立つものがいくつかありました。
既稼働環境に対してはあまり手を入れたくないのはその通りですが、新規実装するようなところではこういった機能を用いることも検討中に入れたいと思う次第です。
レプリケーションへの知識・活用
レプリケーションについてはストリーミングレプリケーションが出題としては多かったと思います。
一方、昨今ロジカルレプリケーションの拡張は盛んでバージョン15,16と拡張が行われ、単なるデータのコピーというより負荷分散を進められるような対応ができるのかなという印象です。
列指定・条件指定ができるようになったことで、例えば拠点や店舗ごと(ちょっと規模が小さい例ですいません)での負荷分散をするような構成も考えられそうです。
おわりに
なかなかこれに使った!活用できた!という例を示せませんでしたが、引き出しは相当に増えたと思います。
経験が長いような方であれば上記当然のことかもしれませんが、最近OSS化を始めた、進める予定だという方はとっかかりとして取得をお勧めしたい資格の一つとなります。