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はじめに

最近Appsheetをよく触るようになってきたのですが、
アプリからデータを反映させたPDFファイルを出力する機能を実装するのに少し苦労したので
今回はその内容について書いていこうと思います。

実装内容

今回は在庫管理のアプリにおいて、
発注書をPDFファイルに自動出力する機能を実装していきます。

前提条件

  • ソースファイルとなるスプレッドシートを下記フォルダ配下に格納
    マイドライブ > appsheet > data > [アプリID]
    ※私はこの作業をしていなかったために、苦労してました、、

  • 上記フォルダに「orders」のフォルダを作成

  • 商品マスタテーブルの作成(下図参考)
    image.png

  • Google Documentにて発注書テンプレートの作成
    今回は下図のような簡易なものを利用しています。変数については利用するデータに合わせて変更ください。
    image (28).png

実装手順

1. 発注テーブルを作成して、アプリに追加

  1. ソースのスプレッドシートに下図のようなシートを追加
    image (27).png
  2. AppSheetにて1で上記で作成したテーブルを読み込む
    image (29).png
  3. テーブルのデータ型を上図を参考に修正する

2. Automationで発注書作成フローを作成する

  1. New BotからBOTを新規作成
    image (30).png

  2. 下図の通りイベント設定をする
    image (31).png

  3. 下図の通りPDF出力プロセス設定をする
    [Template] 部分は前提条件で作成した発注書テンプレートを指定する
    image (32).png

  4. 下記の通りURL更新プロセス設定をする
    [Set these column(s)]の設定は下記の通り

    • カラム : url
    • 値 : CONCATENATE("/orders/",[order_id],".pdf")
      image (33).png

アプリで実行

  1. 今回追加した発注テーブル画面を表示し、右下[Add]を押下
    image (34).png
  2. 各項目入力(URLのみ未設定)し、画面下[Save]を押下
    image (35).png
  3. 画面右上のリフレッシュボタンを押下
    image (36).png
  4. 今回追加したレコードの詳細から、ファイルが作成されていることを確認
    image (37).png
    image (38).png

まとめ

今回はAppSheetの在庫管理アプリで発注書を自動作成する方法をご紹介しました。
在庫管理アプリ自体はテンプレートが用意されているので、それをベースに今回の機能を追加することで、
更に便利になるのではないかと思っています。

また、今回は在庫管理アプリをベースに作成しましたが、
その他のアプリにも、PDF自動作成機能は利用できると思うので、
ぜひご活用いただければと思います。

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