Excel を用いて、Git を超絶わかりやすく説明します。
Git を利用する前の状況
大規模システムを構築することは、一人では困難です。
そのため、一般的にはシステム開発は複数人で行っています。
Excel に例えると、
一つのファイルをダウンロードし、複数人で編集する。
…というものです。
Git を利用しないデメリット
この方法であると、ある不具合が生じます。
それは、 「同時に編集してしまったために、先に編集した人の変更内容が消えてしまう。」 というものです。
例)
- Aさんが sample シートの A1 に"〇"と入力し、15:00にサーバー上に格納する
- Bさんが sample シートの A1 に"×"と入力し、16:00にサーバー上に格納する
Git を利用しない場合、
サーバー上には、sample シートの A1 に"×"と入力されている Excel ファイルが格納されています。
このように1つくらいの修正であればすぐに戻せますが、
やっとの思いで書いた文章が上書きされてしまったら、直すことにも時間がかかります。
Gitでできること
主に3つあります。
①ファイルの変更履歴を管理できる
Gitを使うことによって、ファイルをいつ・誰が・どのように修正したか管理できます。
これにより、どのように変更したかあとから確認できます。
②過去のファイルに戻すことできる
Gitを使うことによって、ファイルを過去の状態に戻せます。
③複数人で修正したファイルを統合できる
Gitを使うことによって、複数人で修正したファイルを統合できます。
これにより、1つのプログラムやファイルにおいて複数人が同時に進めなくてはならない別々の作業を、トラブルなく進めることができます。