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micro:bitからOctoStudioへ記号を送信

Last updated at Posted at 2023-11-04

OctoStudio のスマホ間メッセージ

2023年10月24日に OctoStudio がリリースされました。

この OctoStudio は、子ども向けで世界で最も人気のあるプログラミング言語であるScratchを作成した MITメディアラボ Lifelong Kindergarten グループ によって開発されました。

スマホのカメラやセンサーを使ったアプリを開発できますし、 スマホ間のメッセージ機能を使えば、アプリ同士を連動させることもできます。

そうなると、 micro:bit をコントローラーとして使いたくなります。

プログラミング例
IMG_1021.PNG

micro:bitをOctoStudioのコントローラーにする方法

OctoStudio のスマホ間メッセージ機能は、BLEのアドバタイジングで実現しているようです。
それをmicro:bitで実現可能とするのが、MakeCodeのユーザー拡張機能である BLADV(pxt-ubit-bladv) に含まれる send ブロックです。

▼ サンプル プロジェクト m2o

インストール:MakeCodeのユーザー拡張機能 - BLADV

この BLADV(pxt-ubit-bladv) は、MakeCode for micro:bitに対応したユーザー定義の拡張機能として、GitHubで公開されています。

インストール手順

  1. MakeCodeのページを開きます
    https://makecode.microbit.org/
  2. 「新しいプロジェクト」 を作成します
  3. プロジェクトの設定 (右上の歯車アイコン)で
    No Pairing Required: Anyone can connect via Bluetooth
    オン にします
  4. ブロックの 拡張機能 をクリックし、「拡張機能」画面を開きます
  5. 検索欄 (検索または、プロジェクトのURLを入力・・・)に
    https://github.com/jp-rad/pxt-ubit-bladv
    と入力し、 Enter キーを押下します
  6. ubit-bladv パネルが表示されますので、それを クリック して拡張機能をインポートします
  7. プロジェクトの設定 (右上の歯車アイコン)で、
    JustWorks pairing (default): Pairing is automatic once the pairing is initiated.

    Passkey pairing: Pairing requires 6 digit key to pair.
    オフ にし、これら以外を 全て オン にします

プロジェクトの設定
image.png

メッセージ送信: sendブロック

BLADV の中から、 reset ブロックと send ブロックとを使ってプログラミングします。

最初だけ で、reset ブロックを実行し、メッセージを送信したいタイミングで、 send ブロックを実行するようにプログラミングします。send ブロックでは、5種類の記号を送ることができます。

プログラミング例
image.png

メッセージ受信: OctoStudio でのプログラミング

OctoStudio でプロジェクトを作成し、メッセージ受信を待って、何らかの処理を実行するようにプログラミングします。
現行バージョン(2023/11/03現在)では、メッセージ受信のイベントブロックがありません。その為、繰り返し処理の中で、5種類の内の1つの記号を指定して、その受信を待つようにプログラミングします。

ずっとで繰り返し待つ
image.png

最後に

次のような場合にmicro:bitをコントローラーとして活用できそうです。

  • スマホを振り回したりするのが、少し危険と感じる場合
  • 外部のスイッチやセンサーを接続したい場合
  • micro:bitを隠し持って、友だちを驚かしたい場合
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