こんにちは!😊
ネットワークの勉強をしていると、必ず出てくる「ARP」という言葉。
最初は「???」と感じてしまうかもしれません。😅
しかし、ご安心ください!ARPは、ネットワークを理解するための基礎となる、とても重要な概念です。
この記事では、ARP について、初心者の方にも分かりやすく、そして具体例をたくさん交えながら丁寧に解説してまいります。
対象読者
- ネットワーク初心者🔰の方
- ARPについて知りたい方
- ネットワークの勉強で「IPアドレス」と「MACアドレス」の違いに悩んでいる方
記事の目的
- 会社の業務でネットワークを学ぶことになりましたが、教科書を読むだけではなかなか理解が進まず、アウトプットの場としてQiitaに投稿することにしました。
- この記事を通して、ARPの基礎知識をしっかりと理解し、ネットワークの仕組みを学びたいと考えています。
1. ARPとは? 🤔
ARPは、 Address Resolution Protocol の略で、日本語では 「アドレス解決プロトコル」 と呼ばれています。
「プロトコル」 とは、コンピュータ同士が通信を行う際のルールのことで、ネットワークの世界における共通言語のようなものです。
ARPは、 IPアドレス から MACアドレス を調べるためのプロトコルです。
IPアドレス と MACアドレス の違いに混乱してしまう方もいるかもしれません。
簡単に説明すると、
- IPアドレス: インターネット上のコンピュータの住所🏡のようなものです。
- MACアドレス: ネットワークカード (コンピュータをネットワークに接続するための部品) に割り当てられた、世界で一つだけの固有の番号🔑のようなものです。
ネットワークでデータを送る際には、IPアドレスとMACアドレスの両方が必要になります。
ARPは、 「このIPアドレスのコンピュータのMACアドレス、知っていますか?」 と尋ねるためのプロトコルです。
2. ARPの役割 🤔
ARPは、ネットワーク通信をスムーズに行うために、とても重要な役割を担っています。
ARPがなかったら、どうなるでしょうか? 🤔
例えば、あなたが友達に手紙✉️を送りたいとします。
あなたは、友達の名前と住所🏡を知っています。
しかし、郵便番号📮を知りません。
この場合、手紙は友達に届きませんよね?😥
ARPは、ネットワークの世界🌐における郵便番号📮のような役割を果たしています。
IPアドレス (住所) だけでは、データ (手紙) を正しい宛先 (コンピュータ) に届けることができません。
ARPを使ってMACアドレス (郵便番号) を調べることで、データを確実に届けられるようになるのです。
3. ARPの仕組み 🔄
ARPは、ARPリクエストとARPレスポンスという2つのメッセージ💬をやり取りすることで、MACアドレスを調べます。
-
ARPリクエスト: 送信元のコンピュータは、調べたいIPアドレスを指定して、ネットワーク内にARPリクエストをブロードキャスト (みんなに聞こえるように送信📢) します。
- 「このIPアドレスのMACアドレス、誰か知っていますかー?」🗣️
-
ARPレスポンス: 指定されたIPアドレスを持っているコンピュータは、自分のMACアドレスを返信します。
- 「はーい! 私のMACアドレスはコレです!」🙋♀️
-
MACアドレスの取得: 送信元のコンピュータは、ARPレスポンスからMACアドレスを取得し、データを送信することができます。
- 「ありがとう! これでデータを送れます!」😊
4. ARPテーブル 🗄️
ARPは、一度調べたMACアドレスを覚えておくために、ARPテーブルと呼ばれる表を使っています。
ARPテーブルには、IPアドレスとMACアドレスの対応表が保存されています。
次回同じIPアドレスにデータを送るときには、ARPテーブルを参照することで、再度ARPリクエストを送信しなくても、MACアドレスを知ることができるんですね。
例えるなら、友達の住所と郵便番号をメモ📝しておいて、次回手紙✉️を送るときには、メモを見ればすぐに宛先が分かる、みたいな感じですね。 😉
5. プロキシARP 🤖
プロキシARPとは、ルータ📡 (ネットワークを繋ぐ機器) が、他のコンピュータの代わりにARPレスポンスを返す機能です。
少しややこしいかもしれませんが、例え話で説明します。
例えば、マンション🏢に住んでいるAさんが、Bさんに手紙✉️を送りたいとします。
しかし、Aさんは、Bさんの部屋番号🚪を知りません。
そこで、Aさんは、管理人さん👨💼に「Bさんの部屋番号、知っていますか?」と尋ねます。
すると、管理人さんは、Bさんの代わりに、「Bさんの部屋番号は○○号室です」と答えます。
Aさんは、管理人さんから教えてもらった部屋番号を使って、Bさんに手紙を送ることができます。
この管理人さんの役割が、プロキシARPです。
プロキシARPを使うことで、異なるネットワークにいるコンピュータ同士でも、ARPを使ってMACアドレスを調べることができるようになります。
6. まとめ
今回は、ARPについて、初心者の方向けに解説しました。
ARPは、IPアドレスからMACアドレスを調べるためのプロトコルで、ネットワーク通信をスムーズに行うために不可欠なものです。
この記事を通して、ARPの基礎知識を理解し、ネットワークの仕組みについて興味を持っていただけたら幸いです😊。
参考文献
- ARP - Wikipedia
- ARPとは? - アドレス解決プロトコル - NTT東日本
- ARP(アドレス解決プロトコル)とは - IT用語辞典 e-Words