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【SAP初心者向け】「モノ」の流れを掴もう!調達ロジスティクス入門

Last updated at Posted at 2025-01-09

こんにちは!😊

前回の記事では、SAP S/4HANAについて解説しましたね!

今回は、SAPの ロジスティクス領域 について、もっと分かりやすく、そして丁寧に説明していきますね!

ロジスティクスって聞くと、 物流 🚚 と同じようなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実は少し違うんです 🤔

この記事では、 「モノ」の流れを管理する ロジスティクスについて、 図解 を交えながら、 初心者の方でも理解できる ように、じっくり丁寧に解説していきますね!

特に今回は、 調達ロジスティクス について詳しく見ていきますよ!

対象読者

  • SAP初心者🔰
  • ロジスティクスに興味がある方

記事の目的

記事の構成

  1. ロジスティクスとは?🤔
  2. 調達ロジスティクスとは?🚚
  3. 在庫/購買管理モジュール(MMモジュール)
  4. 購買管理機能
  5. 在庫管理機能

1. ロジスティクスとは?🤔

ロジスティクスとは、商品やサービスの供給チェーン全体を効率的に管理・最適化するプロセス のことです。

ちょっと難しいですね 😅

もう少し分かりやすく説明すると、ロジスティクスは、商品を「作って」「運んで」「売る」 まで、すべての流れをスムーズにする ことです!

例えば、皆さんが大好きなお菓子🍪を想像してみてください。

お菓子を作るには、小麦粉や砂糖などの材料が必要ですよね?

これらの材料を 調達 して、工場で 生産 し、お店に 輸送 して、そして皆さんの手元に 販売 されます。

さらに、食べ終わった後、パッケージを 回収 して リサイクル ♻️ することもありますよね?

このように、商品が お客様の手元に届くまで 、そして その後 までを含めた、 一連の流れ全体を管理することロジスティクス と言います。

では、ロジスティクスと物流は何が違うのでしょうか? 🤔

物流は、 モノを運ぶ 🚚という活動に焦点を当てています。

一方、ロジスティクスは、物流に加えて、調達 (材料を仕入れる)、生産 (モノを作る)、販売 (モノを売る)、改修 (修理する🔧) までの 全プロセスを一元管理する ことを目指しています。

つまり、 ロジスティクスは、物流よりも広い概念 なんですね!

ロジスティクスの目的は、顧客満足度の向上 😊、コスト削減 💰と 効率化 🚀です。

SAPでは、このロジスティクスを管理するための モジュール (機能の部品) が用意されています。

主なモジュールとしては、 MM (在庫/購買管理)PP (生産計画)SD (販売管理)QM (品質管理) の4つがあります。

2. 調達ロジスティクスとは?🚚

調達ロジスティクスは、企業が必要とする原料や部品を 適切なタイミングで調達 し、効率的に生産現場に届ける ためのプロセスです。

このプロセスには、仕入れ先の選定 (どこから材料を買うか)、発注 (注文する)、輸送 (運ぶ)、検品 (品質チェック)、保管 (倉庫にしまう) などの活動が含まれています。

SAPでは、MMモジュール が調達ロジスティクスを支えています。

3. 在庫/購買管理モジュール(MMモジュール)

MMモジュールは、購買管理 (モノを買う) と 在庫管理 (モノの在庫を管理する) を統合し、発注から入庫、債務計上 (お金を払う)、支払い までを管理します。

企業の在庫管理と発注業務を効率化し、コストを削減します。

4. 購買管理機能 💰🛒

会社の仕事には、いろいろな モノ が必要ですよね?

例えば、パソコン💻、プリンター🖨️、文房具✏️、コピー用紙📄などなど…。

これらのモノを、 必要な時に、必要な量だけ、適切な価格で 仕入れることが、購買管理の目的です。

SAPのMMモジュールでは、この 購買業務を効率的に管理 するための機能が備わっています。

具体的には、どんなことができるのでしょうか? 🤔

  • 購買依頼: 必要なモノを、購買担当者に依頼します。
    • 例えば、「新しいパソコンが欲しい!」と依頼します。
  • 見積依頼: 複数の仕入先に見積もりを依頼し、価格や納期を比較検討します。
    • 例えば、A社、B社、C社に見積もりを依頼して、一番安いところから購入します。
  • 購買発注: 見積もりを比較検討した結果、最適な仕入先に発注します。
    • 例えば、一番安いA社にパソコンを発注します。
  • 入荷: 発注した商品が納品されたら、入荷処理を行います。
    • 例えば、A社からパソコンが届いたら、数量や状態を確認して、システムに登録します。
  • 検収: 納品された商品が、注文した通りのものであるかを確認します。
    • 例えば、パソコンの機種や数量が間違っていないか、動作に問題がないかなどを確認します。
  • 請求書の処理: 仕入先から届いた請求書を処理します。
    • 例えば、請求書の金額が正しいかを確認し、支払いを承認します。

このように、SAPの購買管理機能を使うことで、 購買プロセス全体をシステムで管理 することができます。

これにより、

  • 業務の効率化: 購買業務にかかる時間を短縮し、業務を効率化できます。
  • コスト削減: 適切な価格で購入することで、コストを削減できます。
  • 不正の防止: 購買プロセスを可視化することで、不正を防ぐことができます。
  • ミスの削減: システムによる自動化により、人為的なミスを減らすことができます。

などの効果が期待できます。

購買管理で使用する組織

SAPの購買管理では、以下の4つの組織が使用されます。

  • 購買組織: 購買活動を行うための組織です。
  • 購買グループ: 購買担当者のグループです。
  • プラント: 工場や事業所のことです。
  • 保管場所: 倉庫のことです。

5. 在庫管理機能 📦🗄️

在庫管理は、 「適切な量」の在庫を「適切な場所」に「適切なタイミング」で 保持することを目指す活動です。

在庫管理を適切に行うことで、

  • 販売機会の損失を防ぐ: 在庫切れによって、お客様に商品を販売できない機会を減らすことができます。
  • 過剰な在庫を防ぐ: 必要以上の在庫を抱えることで発生する、保管コストや廃棄ロスを減らすことができます。
  • 資金繰りを改善する: 在庫に無駄な資金を固定することなく、資金繰りを改善することができます。

SAPの在庫管理機能では、 リアルタイム な在庫状況を把握することができます。

例えば、

  • 現在の在庫数量
  • 在庫の保管場所
  • 在庫の評価額 (金額)
  • 在庫の入出庫履歴

などを、 いつでも確認 することができます。

在庫管理機能でできること

  • 入庫: 仕入先から商品が届いたら、入庫処理を行います。
  • 出庫: 商品を出荷したり、社内で使用したりする際に、出庫処理を行います。
  • 在庫移動: 倉庫間で在庫を移動する際に、在庫移動処理を行います。
  • 棚卸: 定期的に在庫の実数を数え、システムの在庫情報と照合します。
  • 在庫評価: 在庫の評価額を計算します。

在庫管理で使用する組織

SAPの在庫管理では、以下の2つの組織が使用されます。

  • プラント: 工場や事業所のことです。
  • 保管場所: 倉庫のことです。

在庫管理で利用するマスタ

  • 品目マスタ: 商品の情報 (商品名、単位、重量、価格など) を管理するマスタデータです。

まとめ

今回は、「モノ」を管理するロジスティクス、特に調達ロジスティクスについて解説しました。

SAPのMMモジュールは、企業の調達・在庫管理業務を効率化し、コスト削減に貢献する強力なツールです。

この記事が、少しでもSAPを学ぶ人の役に立てれば嬉しいです😊。

もっと詳しく知りたい人は…

  • SAPの公式ウェブサイトを見てみよう!👀
  • SAP関連書籍を読んでみよう!📖
    • 図解即戦力 SAP S/4HANAの導入と運用がこれ1冊でしっかりわかる教科書
    • 世界一わかりやすいSAPの教科書 入門編

次の記事→ SAP初心者必見! 生産ロジスティクスを支えるPPモジュールとQMモジュールを理解しよう

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