ある日ふと、「もし自分でタロット占いアプリを作れたら面白いかも？」って思ったんです。
本気のきっかけは、友達に「運命ってコードで表現できるのかな？」と聞かれたこと。ちょっと笑いましたが、
その夜、Pythonを開いて何かが始まりました。
なぜタロット？なぜPython？
タロット占いって、カードの絵柄や順番から“未来のヒント”を読み解く、ちょっとしたエネルギーの通訳みたいなものです。
それをプログラムで表現するって、なんだか不思議でロマンがあると思いませんか？
必要なもの（技術面）
Pythonでタロットアプリを作るには、最低限これくらい：
-
randomモジュール（カードをシャッフル） -
tkinter（簡単なGUI） - カードの画像や名前（78枚分）
- 占い結果を表示するロジック
-
datetimeモジュール（履歴保存用）
ちょっとしたクラスと関数で、占いっぽい雰囲気が再現できます。
コア部分のサンプルコード
import random
cards = [
"The Fool", "The Magician", "The High Priestess", # etc...
]
def draw_card():
return random.choice(cards)
print("あなたの今日のカードは：", draw_card())
これだけでも、なんか占いっぽくないですか？ タロットの象徴性や占いに関する深い**知識**はここから学べます。
GUIでちょっとした「儀式感」を出す
import tkinter as tk
import random
cards = [
"The Fool", "The Magician", "The High Priestess", # etc...
]
def draw_card():
return random.choice(cards)
def show_card():
card = draw_card()
label.config(text=f"今日のカードは：{card}")
root = tk.Tk()
root.title("タロット占い")
label = tk.Label(root, text="カードを引いてみよう", font=("Arial", 16))
label.pack(pady=20)
button = tk.Button(root, text="引く", command=show_card)
button.pack()
root.mainloop()
さらに進化させるアイデア：画像付き表示
from PIL import Image, ImageTk
import tkinter as tk
import random
cards = [
"The Fool", "The Magician", "The High Priestess"
]
card_images = {
"The Fool": "images/fool.jpg",
"The Magician": "images/magician.jpg",
"The High Priestess": "images/priestess.jpg"
}
def draw_card():
return random.choice(cards)
def show_card_with_image():
card = draw_card()
label.config(text=f"今日のカードは：{card}")
img_path = card_images.get(card)
if img_path:
img = Image.open(img_path)
img = img.resize((200, 300))
img_tk = ImageTk.PhotoImage(img)
image_label.config(image=img_tk)
image_label.image = img_tk
root = tk.Tk()
root.title("タロット占い")
label = tk.Label(root, text="カードを引いてみよう", font=("Arial", 16))
label.pack(pady=10)
button = tk.Button(root, text="引く", command=show_card_with_image)
button.pack()
image_label = tk.Label(root)
image_label.pack(pady=10)
root.mainloop()
履歴保存機能の追加
import datetime
def save_history(card):
with open("history.txt", "a", encoding="utf-8") as f:
f.write(f"{datetime.datetime.now()} - {card}\n")
show_card()やshow_card_with_image()関数の中にこのsave_history(card)を追加することで、占い履歴を保存できます。
カードの意味を表示する
card_meanings = {
"The Fool": "新しい始まり、自由、冒険",
"The Magician": "意志の力、創造性、行動",
"The High Priestess": "直感、内面の知識、沈黙"
}
def show_card_with_meaning():
card = draw_card()
meaning = card_meanings.get(card, "意味不明")
label.config(text=f"今日のカードは：{card}\n意味：{meaning}")
裏話：本当にあった「気付き」
このアプリを何人かの友達に試してもらったんです。
そのうちの一人が、カードを引いて「今の自分にめっちゃ当たってる」と言ったんですよ。
もちろん、プログラムに“運命”が読めるわけじゃない。でも、それでも気付きや直感のきっかけにはなる。
応用アイデア（次の一歩）
- 恋愛、仕事、パートナーとの関係などテーマ別のスプレッド
- カードの意味データベースと自動表示
- ユーザーの過去の占い履歴保存
- カードの引き直し制限（偶然性の演出）
- GUIにアニメーション追加や音の演出など
- APIを使ってWebアプリとして公開
参考になる外部リンク
タロットの象徴性や占いに関する深い**知識**はここから学べます。
自作アプリの精度を上げたいなら、文化的・歴史的背景を知ることも大切です。
まとめ：自分でつくる“占い”は、ちょっとしたプログラミング禅
Pythonでの開発って、デバッグやループの繰り返しの中に、ちょっとした“精神統一”がありますよね。
今回のように、遊び心で作ったツールでも、自分や人の内面に向き合う手段になります。
自分のコードに“意味”を乗せてみたらどうなるか？
それを確かめるには、とりあえず作ってみるしかないんじゃないかな。
さぁ、今日のカード、引いてみます？