FlySpeed SQL Query は、Active Database Software 社のDB クライアント/クエリビルダーツールです。Free 版があり、ほぼフル機能で利用できます。
この記事では、CData ODBC Driver for Salesforce を使って、FlySpeed SQL Query からSalesforce データをクエリしてみます。
CData ODBC Driver for Salesforce のインストールと接続設定
ドライバーのダウンロード
CData ODBC Driver for Salesforce は、Salesforce 内のデータを仮想RDB としてODBC 経由でのアクセスを可能にするライブラリです。
- 32-bit、64-bit アプリケーションをサポート。
- ODBC 3.8 準拠のネイティブプロトコルドライバー。
- ANSI SQL-92 をサポート。
- Unicode をサポートし、多様な言語、データをサポート。
- Windows、Linux、macOS にクロスプラットフォームで対応するODBC Drivers。
製品をDL してインストールを行います。デフォルト設定のままでクリックしてDL してください。
Salesforce への接続
Salesforce アカウントへの接続にはSalesforce 側でセキュリティトークンを発行する必要があります。
Salesforce 画面の右上の[アカウント名]→[私の設定]を開き、[個人用]からセキュリティトークンを発行しておきます。
CData ODBC Driver for Salesforce のインストール終了後にODBC DSN の設定画面が開きます。
[接続のテスト]で接続を確認し、問題がなければ[OK]を押して接続を確立します。
FlySpeed SQL Query からSalesforce データをクエリ
FlySpeed SQL Query のインストール
こちらのURL からFree 版のFlySpeed SQL Query をダウンロード・インストールします。
https://www.activedbsoft.com/overview-querytool.html
FlySpeed SQL Query からSalesforce ODBC に接続
FlySpeed SQL Query を開きます。
[Connection]→[New Connection]をクリック
コネクションウィザードで、[Generic ODBC Connection]を選択。
ODBC DSN 選択画面で、上のステップで作成した[CData ODBC Driver for Salesforce]を選択します。
クエリ発行
これでSalesforce のデータが仮想RDB として表示できます。Salesforce のオブジェクトがテーブルとビューとして表示されます。
テーブル名だけでなく、オブジェクト内のフィールドがカラムとして表現されており、データ型などのスキーマ情報を付与されています。
では、Lead テーブルを選んでクエリしてみましょう。
SELECT * FROM LEAD
Salesforce のLead オブジェクトのデータがクエリされ、表形式のレコードとして帰ってきました。
取得以外にもフルCRUD 操作が可能です。
まとめ
FlySpeed SQL Query でODBC 経由でSalesforce データのクエリができました。
CData では、150以上のデータソース向けにODBC Driver を提供しています。
ちなみにActive Database Software 社は、データのエクスポートツールや、SQL Server などへのマイグレーションツールも提供しています。
ODBC 接続を基本としているので、次はそちらを試してみたいです。