これまで私はプロダクトマネジメントやデザインディレクションを行う立場として、BtoBにBtoC、iOSにAndroidにWebにWatchOSにIoT、ゼロイチにグロース。様々な分野、プラットフォーム、フェーズでサービスを開発する機会に恵まれてきました。
その中で一緒にチームを組んだフロントエンド、サーバーサイド、iOS、Android、インフラ、データ、様々なエンジニアの方を思い出しながら「ああ、心強いな」と感じた色々なタイプの特徴を、リスペクトの想いを持って、プロダクトマネージャーやデザイナーの視点でまとめてみました。
それではいってみましょう。
目的にフォーカスしている
要件をただ実装するのではなく、ビジネスの目的はなにか、ユーザーが真に求めているものはなにか、なにがサービスの生死を分けるのか、技術は目的を達成するための手段だと客観的に捉え、真の目的に対して解決策を提案し続けてくれるエンジニアがいると、マジで心強かったです。
サービスのビジョンに共感している
組織やサービスのビジョンに共感してくれているとやっぱり嬉しい。自分の原体験と結びつけて「自分がこのサービスに取り組む意味」を考えている人に会うと感動します。この人となら熱くてクールなものを作れそうだとわくわくします。
企画段階からアイデアを出してくれる
企画段階から参加し、技術的観点から提案をしてくれるエンジニアの方がいると超心強い。できないと思ってたいことが実はできると知ることもあるし、できると思っていることがさらに良い方法で実現できるとわかる時もある。企画の可能性がグンと広がります。
事業領域の理解が深い
そのサービスの事業領域で何をおさえておくべきか、深く学んで理解している人のアウトプットはやはり質が高いものであることが多かったです。共通言語が増えるのでコミュニケーションも捗りました。
リーダーシップがある
「いやいや、僕はリーダーやりませんよ」みたいなことを言いながら、なんだかんだでみんなを束ねて粘り強く問題を解決してチームをゴールに導いていく人。本当に心強いです。
問題解決できそうな人を連れてきちゃう
今いるメンバーだけで問題を解決することが難しくなった際に、解決できる人を社外からでも連れてきちゃう人。推進力がすごい。シンプルに超ありがたかったです。
継続学習する姿勢がハンパない
常に学び続け、歴史に詳しく、最新の技術にも明るい人。チームが車輪の再発明をしてしまいそうなシーンで、世にある技術を用いてクールにショートカットしちゃうエンジニアはかっこいい。
大工にもなれるし建築家にもなれる
プロトタイプを作るときは「さっ」と器用にこしらえらちゃう大工のように動き、本格的にサービス開発をする際は将来の拡張性を見据えてアーキテクチャを構築する建築家のようにもなれちゃうエンジニア。かっこ良かった。
フロントエンドもバックエンドもできる
フルスタックなのが必ずしも良いことなのかは私にはわからないですが、少なくとも自分の注力スコープ以外の理解も深いとコミュニケーションも円滑になるので、チームに柔軟性が生まれるなと感じました。
全能感におぼれてない
私の知るすごいと感じるエンジニアほど、謙虚な方が多い印象があります。無知の知じゃないけど、謙虚でなければ学び続けられないのかもしれないですね。
デザインに興味がある
前職が「デザインの力を証明する」ことに魂を注いでる会社だったので、ご多分にもれず私もデザインが大好きです。だから時にはデザイナー以上に美を、矜持を追求してくれるエンジニアと働けたときは本当に楽しかったです。そういうエンジニアはデザイナーの隣に座ろうとしてくれるんです。私はエンジニアとデザイナーが隣同士で楽しそうに話し合いながらガシガシ作って試しまくる姿が大好きです。
こっそり実装しちゃう
知らぬ間にボタンにめっちゃ気持ち良いインタラクションを実装してたり、思わず愛しちゃいたくなるようなローディングを勝手に作っちゃったり、アプリのUIに心地よい音を仕込んでたり。少しでも良いプロダクトにできるかもしれない可能性をこっそり試し、イタズラな笑顔で披露してくれるエンジニアが大好きでした。
ユーザーインタビューやユーザーテストに進んで参加してくれる
ユーザーがどんな痛みを抱えているのか、自分たちのサービスをどのように使ってくれているのか、それをリアルに感じ取れる場に興味を持って参加してくれるのは嬉しかった。やはりその場の空気を一緒に感じられると「良いものを作ろう」と一緒に熱くなり、チームでのアウトプットの質も大いに向上するなと感じます。
ものづくりの場以外でもおもしろい
いま最も仲良くさせていただいているエンジニアである @hirokidaichi さんとは、会うたびにぶっとんだ話ばかりして笑い合ってます。すごいエンジニアの方とは、ものづくりの場以外で話していてもめちゃくちゃおもしろいです。
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ダーッと挙げてみました。ここにまとめた特徴を、いくつかでも持っている人が同じチームにいると非常に心強いし、一緒にやってて楽しいなとあらためて思います。こうして見ると半分はスキルというよりマインドの話ですね。
私だけだと視点が偏ると思うので、みなさんが色々な立場や場面で「こんなエンジニアがいると心強いよね」と感じた人の特徴をぜひ聞かせてください。
私としては、このQiitaを書くにあたって頭に浮かんだエンジニアのような人たちが「めっちゃおもしろい！」と言いながらものづくりに取り組める現場を作り続けたいと、強く思っています。偉そうにまとめたからにはがんばらねば。
みなさんも出会う機会があれば、ぜひ一緒に最高の体験を作っていきましょう！
追記：
もし一緒にものづくりをしようぜと思ってくれるこころづよエンジニアの方がいましたら、ぜひTwitterやFacebookでDMをいただけると嬉しいです。