Web上でプログラムの動作を確認できるツールもいくつか存在しますが、今回は3v4lを紹介します。
入力部のUI
https://3v4l.org/ を開けば、さっそく最上部に<?php
とだけ書かれたエディタが出現します。つまり、このサイトはPHP専用です。コードを入力して、下にあるeval();
ボタンを押せば、実行が始まります。明示的な保存はないのですが、実行するとURLが生成されるので、それでコードを共有することができます。
真骨頂
paiza.ioなど、PHPを含む多言語でこのようなことができるサービスもありますが、3v4lの真骨頂はこの先です。実行結果の上部に「Output for hhvm-3.18.5 - 3.22.0, 7.0.0 - 7.2.0rc6」のように出ますが、複数のバージョンを一気に実行して、それぞれを比較してくれます。
たとえば、PHP 7で使えるようになった「int
のタイプヒント」も、このようにPHP 7とPHP 5での実行結果の違いがはっきり出ます。
さらに、入力画面の下の方にある「eol versions」にチェックを付ければ、サポート切れになっている古いPHPでも実行してくれます(なんと、PHP 4.3からあります)。
詳細情報
タブを切り替えれば、実行結果だけでなく、バージョンごとの実行時間の分析や、実行するオペコードの表示もあって、PHPコードの分析全般に役立つサイトとなっています。
その他
「3v4l」という名前は、「eval」を数字に書き換えてもじったもの、とのことです。