微細構造定数αとは
1916年にドイツの物理学者、アルノルト・ゾンマーフェルトによって提唱された。微細構造定数αは無次元量で、単位はないそうです。αは以下で計算できるそうです。
α=μ0e^2c/2h(=2πe^2/hc)=7.2973506×10^-3
物理に詳しくないため、以下の値の単位は省略してます。
真空の透磁率μ0
1.256637×10^-6
電気素量e
1.602176634×10^−19
光速c
2.99792458x10^8
プランク定数h
6.62607015×10^−34
前提条件
- Python3
目的
微細構造定数α、α^-1をPythonで計算して求める
サンプル
fine-structure-constant.py
# -*- coding: utf-8 -*-
# 真空の透磁率 1.256637×10^-6
m0 = 1.256637e-6
# 電気素量 1.602176634×10^−19
e = 1.602176634e-19
# 光速 2.99792458x10^8
c = 2.99792458e8
# プランク定数 6.62607015×10^−34
h = 6.62607015e-34
# 微細構造定数α
a = m0 * pow(e,2) * c / (2 * h)
print(a)
print(1/a)
実行結果
0.007297352208543852
137.03600585828715
きっかけ
宇宙を支配する「定数」という本を読んでいて、微細構造定数αをPythonで計算してみようと思った。また、その逆数がおよそ137となり、素数なので驚かされた。
参考資料