はじめに

会社で、jenkinsを使った自動テスト環境を作ることになり、環境構築をしたもののDocker環境で動かすのに相当苦労したため、備忘も兼ねて記載
まぁ、Docker環境っていうより、docker-composeの方で躓いた感じですが・・・
一応、成功だけじゃなくて、過程も含めて、記載

導入するjenkinsについて

Jenkins(ジェンキンス)とは、継続的インテグレーション(CI)や継続的デリバリー(CD)を実現のためのツール
あとは、下記を見てもらえれば、jenkinsとはなんぞやがわかってくれると思ってます・・・

引用文献

Jenkinsとは？» CloudBees|テクマトリックス

参考文献

Jenkins
Jenkins - Wikipedia - ウィキペディア

作業環境

ubuntu20.04
Docker 20.10.2
docker-compose 1.26.2

作業

前提

Dockerとdocker-compsoeはインストールされていること

手順

環境構築で、変更作業としては、こんな感じかな～

作業（結果：失敗）
1. ソース
2. 結果
調査
作業（結果：成功）
1. ソース
2. 結果

1. 作業（結果：失敗）

docker-compose

いつもどおり、なにも考えず、データは永続化したいので、Volumeでjenkins_homeを永続化

docker-compose.yml


version: "3.7"
services:
  jenkins:
    container_name: jenkins
    image: jenkinsci/blueocean:latest
    volumes:
      - ./jenkins/jenkins-data:/var/jenkins_home
    restart: always
    ports:
      - "18080:8080"
      - "50000:50000"
    entrypoint: ["/bin/tini", "--", "/usr/local/bin/jenkins.sh"]

実行

command.

docker-compose up -d

動いたかどうか確認

http://xxx.xxx.xxx.xx:18080
にアクセス!!

？？あれ？
コンテナどうなってる？

command.

docker logs -f jenkins

ログ.

touch: cannot touch '/var/jenkins_home/copy_reference_file.log': Permission denied
Can not write to /var/jenkins_home/copy_reference_file.log. Wrong volume permissions?

なんじゃこりゃ？
Dockerって基本rootだからPermissionでエラーすることないんやないの？
どういうこと？

2. 調査

ネットで頑張って調べる・・・

なんか調べてると、UIDとGUIDの1000がホスト側のフォルダに所有権に無いから、つければええよ感じっぽい・・・
UIDとGUIDの1000のホストの権限をつける？

あ～これ、コンテナ側が、rootでの起動をしていないのね・・・

でも、そうなると、shとか書かないと駄目だよな～
DockerfileにUser書いて、一度、rootでビルドした後に、実行時にjenkinsのユーザに変更して対応してたりするな～
面倒やな・・・って、コンテナのUIDとGUIDを直接rootにすればええんやない？
あんまり変更するのは、よろしくなさそうやけど・・・
まぁ、内部でしか使わんし、コンテナの起動ユーザをrootに書き換えちゃおう！！

参考文献

「Jenkins」Dockerイメージを使ってJenkinsの環境を構築する
 ジェンキンスコンテナーを開始しますが、ボリュームに対して 'chown'を実行しましたが、アクセス許可が拒否されました
 2015-02-10 Jenkinsの公式Dockerイメージ使ってみた
 Dockerコンテナ上のJenkinsでコンテナをたててテストを実行する
 Docker を使って Jenkins サーバーをローカルに構築する (プラグイン導入済み)

3. 作業（結果：成功）

docker-compose

docker-compose.yml

version: "3.7"
services:
  jenkins:
    container_name: jenkins
    user: 0:0
    image: jenkinsci/blueocean:latest
    volumes:
      - ./jenkins/jenkins-data:/var/jenkins_home
    restart: always
    ports:
      - "18080:8080"
      - "50000:50000"
    entrypoint: ["/bin/tini", "--", "/usr/local/bin/jenkins.sh"]

実行

comand.

docker-compose up -d

動いたかどうか確認

http://xxx.xxx.xxx.xx:18080
にアクセス!!

成功～！！
動きました～
フォルダの中にもjenkins_homeの中身がホスト側からアクセスできるようにもなりました！

最後に

今回、docker-composeファイルしか作りたくない一心でrootユーザにして起動させています。
まぁ、jenkinsとしては、推奨していないと思われますので、こんなやり方じゃなく他のやり方でやりたいとかであれば、
docker-cmposeを使わずにやる方法か、ビルドだけrootで行い、ビルド中にユーザ権限を付けるようにshを組むかすると良いかと思います。