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STLデータを4角メッシュモデルに変換してfusion360で編集してみる

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おネットには沢山良いSTLファイルがゴロゴロ転がってます。

私は設計ツールとしてfusion360を使ってます。
で、巷に転がってるSTLをベースにちょちょっと編集して出力してみたいなー
なんてことがあったりします。
でもfusionでSTLファイルを直接編集するにはできなかったりします。(できる方法があるかもしれませんが・・)
ということで、fusionでも簡単ちんに編集できるよう4角メッシュモデルに変換する方法を紹介してみようと思います。

1. なんか気になるSTLファイルをダウンロードする

今回はレゴのブロックモデルを使います。
キャプチャ.PNG

2. 4角メッシュモデルに変換するツールを用意する

今回はFreeCADを使ってみようと思います。
ここ からダウンロードします。

結構大きなファイル(0.17は約400MB)なんで、余裕がある時にダウンロードしましょう。
ちなみに私の環境はWin64なんで、Windows-64bitを選んでます。

3. FreeCADを使って4角メッシュモデルに変換する

やり方はここ のページを参考にしました。

  • FreeCADでSTLを開く
    FreeCAD取り込み.png

  • メッシュから形状を作成
     ちょっと違いが分かりづらいかもしれませんが・・・
    FreeCADメッシュ.png

  • シェイプ(Solid)を作成
     またまた違いがわかりづらいのですが・・・
    FreeCADSolid.png

  • メッシュファイルをエクスポート
     下の絵みたいに、絵にするとちょっと間抜けな感じになりますが、
     エクスポートするファイルの種別(STEPファイルであること)がとても重要です。
     特にFreeCADではデフォルトがHtmlになっているので要注意です。
    FreeCADexport_file.png

4. fusion360を使って4角メッシュモデルを編集する

fusionは4角メッシュモデルならソリッドモデルとして扱えるようです。
レゴブロックモデルからピン状のオブジェクトを出力してみます。

  • まずはfusionのワークスペースにアップロードする
    おー、ちゃんと面を認識してくれてますね。
    STLのままだとこういうことができません。
    これで色々好き勝手ができますね。
    fusion_import.png

  • 必要な部分を切り出します
    fusionのコマンド「修正」-「ボディを分割」を使って分割します。
    fusion_切り出し.png

  • いい感じに縮尺を変える
    fusionのコマンド「修正」-「尺度」を使って縮尺を変えます。
    今回はY座標方向(縦に伸ばす感じで)に縮尺を変えてみました。
    (ちょっとだけ、プレス&プルで加工もしてます)
    fusion縮尺変更.png

いい感じにピン状になりました。

5. スライスツールでスライスする(出力データにする)

使ったツールはFlashPrintです。
今回はサポート材を使いませんでした。
いやー、モデルがちっさいですね。見づらいなー。
flashprint.png

さてどうでしょう。うまいこと出力されるかな?

6. 3Dプリンタ(Creator Pro)で出力する

今回は、出力素材にPLA(青色)を選んでみました。
DSC_0028.JPG

他の出力設定はFlashPrintのデフォルト値です。

7. こんなんでましたけど

実際に出力したモデルです。
ちょっとピンボケしてますが、ご容赦を。
DSC_0027.JPG

出力中はこんな感じです。
DSC_0025.JPG

8. 最後に

後半の3Dプリンタの部分は大分端折りましたが、
4角メッシュボディ化すると手元のCADツール(今回はfusion360)で編集できる事が分かりました。
翻ってネットには様々なSTLファイルが公開されてます。すごいモデルが沢山ありますよね。

今までは、これらの「わー、これすごいなー」的なモデル(STLファイル)を指をくわえて見てた状態でしたが、
STLファイルを取り込んで自分用にカスタマイズする事が出来るようになりました。
いい世の中になりましたねー。やったぜ父ちゃん。

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