随分前に購入したHP miniにUbuntu14.04を入れて使っていたのですが流石に古くなってきたので最新版にアップグレードすることにしました。
しかし、古すぎて順次バージョンアップしていく必要があり、まずは16.04に上げた時点でGUIとインターネット接続に問題が発生。
ってことで仕方なく、最新の20.04を初期インストールすることに。
MacでUSBにインストールイメージを作成してインストールするには少々コマンドで作業が必要だったのでメモしておきます。
手順
- Ubuntuのisoイメージをダウンロード
- UbuntuのディスクイメージをUSBに展開
- 対象パソコンでUSBブートしてインストール
- wifiを有効化してインターネットにつながるようにする
- 日本語辞書を使えるようにする
Ubuntuのisoイメージをダウンロード
日本語remixはこちらからダウンロードできます。
http://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized/download
しかし、macのsafariからだとセキュリティエラーになったので、本家の方からダウンロードしました。
https://jp.ubuntu.com/
UbuntuのディスクイメージをUSBに展開
以下のサイトを参考にUSBにディスクイメージを作成しました。
私の場合1〜2時間かかりました。
https://www.gworks.jp/2018/09/mac-linux-ubuntu-usb-installer/
ただし、最後のddコマンド実行時に権限エラーが発生します。
Macのセキュリティのためなので、以下のサイトを参考にターミナルにディスクフルアクセスの権限を設定してください。
https://blog.ukixa.com/2019/10/mac-dd-peration-not-permitted.html
対象パソコンでUSBブートしてインストール
やっとディスクイメージを作成できたので対象となるパソコンでUSBからインストールです。
この時点でHP miniはi686CPUだったので18.04以上のUbuntuはインストールできないことに気づく😱
ってことで仕方なく16.04でUSBにイメージを作り直しして再度Ubuntuをインストール。
この時サードパーティー製のドライバを同時にインストールしないとwifiが使えなくなるので要注意。
Wifiを有効にしてインターネットにつながるようにする
無線LANが有効になるので、Wifiの設定をしたのですがDNSエラーが発生。
以下を参考にDNSを再設定しました。
しかしこれでもまだ接続が不安定😢
色々試した結果、以下の方法で解決しました。
以下を参考に「/etc/sysctl.conf」に以下の2行を追加してIPv6サポートを外す。
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1IPV6サポートを外す。
DNSサーバの設定については、/etc/resolved.confにGoogleのDNSの設定を追記するようにあります。
nameserver 8.8.8.8
しかし、Ubuntuでは/etc/resolved.confはPC再起動時に自動的に書き換えられる模様。
色々と調べましたが上書きしているプログラムの元ファイルがわからず、最終的に以下の方法で対応しました。
※resolved.confは/run/resolvconf/resolv.confのシンボリックリンクになっています。
$sudo rm /etc/resolved.conf
$sudo cp /run/resolvconf/resolv.conf /etc/
$sudo vi /etc/resolved.conf
→nameserver 8.8.8.8を記述して保存
要はシンボリックリンクを外して、resolved.confをハードコピーして、そこにネームサーバ設定を記述した感じです。
その後Ubuntuを再起動することでやっとWifiが使えるようになりました。
日本語辞書を使えるようにする
Ubuntuの本家からインストールしたせいか、日本語辞書がうまく動かなかったので以下の対応を行いました。
ちなみに私の場合は、mozcはインストールしなくても入っていたので、GUIでのテキスト入力設定にmozcを追加しただけです。
まとめ
SDGsを考えた上でも、しっかり古いパソコンもできる限り使い潰したいのですがなかなか難儀ですね。。。