##はじめに
以下のリンク先の情報をもとに、Windows10でWSL2を使用できるようにセットアップし、Ubuntuを導入してLinuxコマンドを打てる環境を作りました。
[WSL2インストールガイド for Win10]
(https://docs.microsoft.com/en-us/windows/wsl/install-win10)
WSL2は、WSL1とは違ってLinuxカーネルが動くアーキテクチャーだそうで、Windows上でLinuxの勉強を行う環境として使えそうだと思いました。
WLS1とWSL2の違いは以下のリンク先を見てください。
WSL1とWSL2の違い
#####この手順を実施したWindows10の環境
エディション | バージョン | OSビルド | プロセッサ |
---|---|---|---|
Windows 10 Pro | 2004 | 19041.508 | x64 (AMD Ryzen7 3700X) |
##Windows10のバージョンを最新化する
- 「Win」+「R」キーを押して「winver」と入力して「OK」ボタンをクリック。
- OSビルドが「18361」以下の場合は、WSL2が利用できないのでバージョンアップしてください。
- バージョンアップする場合は、「Win」+「R」キーを押して「ms-settings:windowsupdate」と入力して「OK」ボタンをクリック、バージョンアップを行ってください。
##「Linux用Windowsサブシステム」と「仮想マシンプラットフォーム」を有効化する
- 「Win」+「R」キーを押して「OptionalFeatures」と入力して「OK」ボタンをクリック。
- 「Linux用Windowsサブシステム」にチェックを入れる。
- 「仮想マシンプラットフォーム」にチェックを入れる。
- 再起動を行ってください。
##WSL2をデフォルトバージョンにセットする
- スタートメニュー右の「ここに入力して検索」に「PowerShell」と入力して、「管理者として実行する」を選択。
- 以下のコマンドを実行。
>wsl --set-default-version 2
私の環境では以下のエラーが表示されてしまいました。
>wsl --set-default-version 2
エラー: 0x1bc
WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください
以下リンク先の情報をもとにWSL2のカーネルの更新を行ったのち、再度コマンドを実行すると、エラーが表示されなくなりました。
カーネルの更新
##Ubuntu 20.04 LTSをインストールする
- 以下リンク先のMicroSoft StoreからUbuntuをインストール。
##WSLを起動する
- 「Win」+「R」キーを押して「wsl」と入力して「OK」ボタンをクリック、もしくはスタートメニューから「Ubuntu 20.04 LTS」を選択。
- コマンドプロンプトが表示されコマンド実行ができる。(以下はカレンダー表示を行うcalコマンドの実行結果)
$ cal
September 2020
Su Mo Tu We Th Fr Sa
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
##最後に
これでWindows10でLinuxコマンドが打てる環境ができました。
仮想化環境(Virtual BOXやHyper-V)を準備してLinuxをいちからインストールすることで環境を作ることに比べると、簡単にLinux環境が作れると思いました。
今後この環境でDockerを導入してプログラム開発環境を整えていきたいと思います。