はじめに
PHPカンファレンス福岡2025で初参加&初登壇をしてきたので、感想や背景などを書いていきます!
きっかけ
株式会社クイックは、去年くらいからいくつかのカンファレンスでスポンサーとして出展をしてきました。今回のPHPカンファレンス福岡もその一環で、スポンサーとしての出展が決まっていました。
自分はその時点で行くことは確定していなかったのですが、せっかくならプロポーザルでも出してみようかなと思い、LT枠で2件出してみました。
2件とも勢いで書いたのですが、1件目のEloquentの方が採択され、無事人生初の外部登壇が決定しました。
(正直採択されるとしたらInertia.jsの方だと思っていたので、意外でした)
発表内容について
実際に発表で使用した資料は以下です。
プロポーザルを書いた時点でもぼんやりと考えていたことはありましたが、それでも「どうしようかなあ...」と色々悩みつつ、相談しつつでなんとか要点を絞った形で作ることができたのではないかと思っています。
要点を絞った分言ってることはかなり基本的な感じになって、改めて発表するほどかなぁとも思ったのですが、
変に背伸びをして自分の理解・実践が及んでいないことをやるよりもこっちの方があっていると思って、そこは自信を持って発表できるものになったと思っています。
内容としてはもともと言いたかったことを伝えられるものになったとは思っているのですが、時間の都合上コード例を載せられなかったりしたので、
こちらについては、近いうちでもう少し詳しく説明した記事を書こうと思います。
発表について
LTは全てのレギュラートークが終わったあと、メインホールで8名が入れ替わり立ち替わりで一気に発表する形でした。
昼過ぎくらいまでは割と余裕で他のセッションを聞くことができたのですが、午後から若干余裕がなくなってきて
聞きたいトークの席にはいつつも自分の資料を何度も見返していました。
いい発表が多かっただけにちょっと勿体無いなと思っているので、後からしっかり咀嚼したいと思っています。
発表の際にはもちろん緊張してました。
ただ周りの方も登壇が初めてで緊張していたので、そこは自分だけじゃなくて安心しました笑
接続確認したはずなのになんでか全然繋がらず、むしろそこが緊張のピークでしたが
なんとか5分ぴったりで完遂できてよかったです。
自分の割には練習を入念にしたので、やはり事前準備あるのみだなと思いました。
聴いてきたトークについて
ここからは自分の発表以外の話もしておきます。
まずはトークの中で特に印象に残ったものを挙げておきます。
予防に勝る防御なし(2025年版) - 堅牢なコードを導く様々な設計のヒント by 和田 卓人
前年度までの資料などは何度かweb上で拝見したことがあり、いつか生で聞いてみたいと思っていたので今回聴けてよかったです。
ボリュームは相当なので、メモと資料を振り返りつつ自分の中で咀嚼したいと思いました。
AI時代におけるドメイン駆動設計入門 by Endo Futoshi
「ドメイン駆動設計をはじめよう」は一度通読していたのですが、難しいところもありました。
このトークではかなり平易な言い換えや具体例を出してもらっていたので、とてもわかりやすかったです。
30分のトークで聞いてみたいと思いました。件の本は3回読もうと思います。
例外処理を理解して、設計段階からエラーを「見つけやすく」「起こりにくく」する by 梶川 琢馬
「例外処理は難しいなあ」と思っていたところ、この発表ではかなり網羅的に例外処理の捉え方、扱い方について丁寧な資料で解説されていたのでとても参考になりました。
個人的に資料作りがまだまだだなと思っているので、そういう意味でも参考にしたいトークでした。
組織もソフトウェアも難しく考えない、もっとシンプルな考え方で設計する by きんじょうひでき
今回のトークの中で個人的ベストでした。LT直前で半分くらいの集中でしか聴けなかったのが本当に悔やまれます。
組織もシステム・サービスの一つとして、ソフトウェアと隔てなく考えるというのは、言葉として理解できるものの腑に落ちてはいなかったのですが、この発表では具体的な例と段階的な章立てによってその思考を見事に説明していました。
スライドの質も丁寧で、時間をかけて準備されたことがわかる素晴らしい内容でした。
交流について
PHPカンファレンスの参加自体が初めてではなかったのですが、懇親会も含めて参加したのは初めてでした。
LTに登壇したこともありちょっとずつ輪が広がって、特に同世代のエンジニアと繋がることができたのは本当に良かったなと思いました。
社内で交流することはもちろん重要ですが
これからも定期的にカンファレンスや勉強会には参加して、もっと色々な人と交流したいと思いました。
まとめ
ここで初めてカンファレンス参加によって何を得たいかと思っていたのかを整理すると、以下のポイントになるかなと思います。
- 外部の人との交流
- 自分が普段知らない領域・知識へのアクセス
- 自分の考えを整理して、外に発信する経験
- 発表した内容について外部からフィードバックを得ること
これらのうち、4だけはもう少しもらいたかったところもありますが、概ね達成できたのかなと思っており、十二分に満足しています。
登壇も含めて参加するのはエネルギーも必要で大変ではありましたが、それ以上のものを得ることができているという実感があります。
今後も何かの形で継続的にこうしたイベントには参加したいと思っています。
改めて、運営の皆さんには感謝です。ありがとうございました!