はじめに
「会社のPCにTeamsアプリをインストールできない」「会議にだけ参加したいからブラウザで済ませたい」そんな場面でTeamsのWeb版を使うと、実はアプリ版とはできることが結構違うことに気づかされます。
Microsoft公式ドキュメントをもとに、Web版とアプリ版の違い、ブラウザごとの対応状況を整理してみました。各ブラウザの詳細な対応バージョンやFAQは元記事にまとめています。
元記事: [【Microsoft365参考書】TeamsのWeb版とアプリ版の違い|Edge・Chrome・Firefox・Safariの対応状況と使い分け]
結論:基本はアプリ版、一時利用はWeb版
| 場面 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 毎日Teamsを使う | アプリ版 | 機能制限が少なく、通知も安定 |
| 画面共有の「制御の受け渡し」を使う | アプリ版(必須) | 双方がデスクトップクライアントでないと使えない |
| インストールできないPC・共有PCで一時利用 | Web版 | インストール不要でURLからすぐ使える |
| 外部会議に会議リンクから参加するだけ | Web版でも可 | Edge/Chromeならブラウザ参加できる |
| スマートフォンで使う | モバイルアプリ | モバイルブラウザはWeb版の対象外 |
迷ったらEdgeかChrome
Web版を使うブラウザとして最も安定しているのは、ChromiumベースのMicrosoft EdgeとGoogle Chromeです。通話・会議とも完全サポートされています。一方、Firefoxは会議は対応するが通話は非サポートとされる記載があり、Safariはバージョンによって対応が異なります(15以降なら1対1通話は完全サポート)。Internet Explorer 11は2021年8月時点でサポート対象外になっているので、これを使っている環境があれば要注意です。
Web版で特に見落としやすい制限
① 画面共有の「制御の受け渡し」はアプリ版同士のみ
画面共有中に操作を相手に任せる「制御の受け渡し」は、両方の参加者がデスクトップクライアントを使っている場合のみ利用できます。どちらか一方でもブラウザ参加だと使えません。画面共有の開始自体はEdge/Chromeなら可能ですが、この「制御の受け渡し」だけはWeb版では実現できない点がポイントです。
② 会議の映像は1ストリームのみ
ブラウザでの会議は映像ストリームが1つに制限されるため、誰かが画面共有を始めると、発表者の映像と画面共有を同時に見られない場合があります。
③ その他の注意点
- サードパーティ製アプリやLOBアプリを使う場合、サードパーティCookieの許可が必要になることがある
- カメラ・マイクはブラウザのサイト設定で許可しないと使えない
- 匿名ユーザーとして参加している場合、他者が共有した画面は見られても操作はできない
ワンポイント:Web版をPWAとしてインストールする
Microsoft EdgeやGoogle Chromeでは、TeamsのWeb版を**プログレッシブWebアプリ(PWA)**としてインストールできます。独立したウィンドウで開けるため、通常のアプリに近い使い心地になり、インストーラーが使えない環境での代替手段として便利です。
よくある疑問、2つだけピックアップ
- Linuxでも使える? → デスクトップクライアントはLinux向けに提供されていないため、ブラウザからのWeb版、またはPWAとしての利用になります。
- 「新しいTeams」との関係は? → 従来のTeamsクライアントは2025年7月1日以降使用できないと案内されており、新しいTeamsに移行できない端末ではサポートされているブラウザでWeb版を使う形になります。
おわりに
「アプリが入れられないからとりあえずWeb版で」という場面は多いと思いますが、画面共有の制御渡しや映像ストリームの制限は意外と見落としやすいポイントです。会議の重要度に応じて使い分けの判断材料にしていただければと思います。各ブラウザの詳細な対応バージョンやその他のFAQは元記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。
- 元記事: 社畜の所業「TeamsのWeb版とアプリ版の違い|Edge・Chrome・Firefox・Safariの対応状況と使い分け」
- ブログ全体: 社畜の所業(Microsoft365解説ブログ) — Teams関連のTipsも多数掲載しています