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GCP Professional Cloud Architect 合格体験記

Last updated at Posted at 2021-01-31

2021年1月にProfessional Cloud Architect認定試験を受験し無事合格することができたので、これから受験を目指す方向けに記録を残します。

どんな試験?

Professional Cloud Architectは、GCPの認定資格です。

認定されるスキルは、以下のような内容です。(公式ページより引用)

Professional Cloud Architect は、Google Cloud の技術を組織が活用するために必要なクラウド アーキテクチャと Google Cloud Platform に関する専門的な知識を活かして、ビジネス目標を推進するスケーラブルで高可用性を備えた堅牢かつ安全な動的ソリューションを設計、開発、管理するスキルを持ったアーキテクトです。

試験時間は2時間、問題数は50問、受験には$200必要です。
なお、Googleの認定試験ではありますが、日本語で受験可能です。

勉強方法

私は、次のような勉強方法を取りました。

  1. Googleの公式学習コンテンツでGCPについての知識を習得
  2. Googleの公式模擬試験を受験
  3. Udemyの問題集で練習問題を解く

これから学習される方は、上記の順で学習されることをオススメします。

もし大人の事情で、急いで単に資格だけ取りたいということであれば、Googleの公式模擬試験Udemyの問題集だけでも、試験対策は可能だと思います。

Googleの公式学習コンテンツ

Googleが提供している以下の学習コンテンツを順に勉強していきました。
時間はかかりますが、GCPについて体系的に学べるので、個人的には有意義だったと感じています。

Googleの公式模擬試験

Professional Cloud Architect 模擬試験

  • Googleが公式で提供してくれているコンテンツ
  • 無料で受験可能
  • 問題数は20問
  • 気が済むまで、何回でも受験できる
  • 毎回同じ問題
  • 問題のカテゴリ分けはされていないので、自分の苦手分野の確認まではできない
  • すべての問題に解説が付いているので、間違った問題の理解を深めるのに役立つ

個人的な感想ですが、試験の形式等を把握する程度の目的であればアリですが、模擬試験で満点だったから本試験対策バッチリとは到底言えません。

Udemyの問題集

【GCP認定資格】 Professional Cloud Architect 模擬問題集

2022/11/25更新
私が使用していたUdemyの問題集は何故か利用できなくなっていました。。

  • 非公式コンテンツ
  • 有料(2,400円)
  • 問題数は50問 ✕ 2回分の合計100問
  • Googleが定めるカテゴリに合わせて分類されていて、カテゴリ別の正答率を確認できる
  • すべての問題に解説が付いているので、間違った問題の理解を深めるのに役立つ

前述の公式模擬試験よりもはるかに有意義で、試験範囲をしっかり網羅されているので、受験前の実力チェック、自身の苦手領域の確認と強化には有効でした。

私の場合は、各回で正解率が70%を超えるまで繰り返し受験しました。

ちなみに、体感レベルでは、この問題集の類似問題が6-7割程度は出題されていたので、的中率はかなり高めだと思いました。

受験方法

テストセンターでの受験と、遠隔監視のオンライン受験が選択可能です。
コロナ禍ということもあり、オンライン受験を選択しました。

オンライン受験の流れ

申込時に注意したいこと

申込時に氏名を入力しますが、ここで入力する氏名は身分証明書と一致している必要があります。
もし、運転免許証などを身分証明書として使おうと思っているなら日本語の氏名を登録してください。

私の場合、登録時に良かれと思ってローマ字の氏名で登録してしまったため、ローマ字氏名が書かれているパスポートを身分証明書として使用しました。

受験前にしておくこと

受験申込時に案内される通り、予めPCに受験用のソフトをインストールしておく必要があります。
また、それに加えて、そのソフトを使用して生体情報(顔写真)の撮影も必要です。

また、試験を受ける部屋の中に、カンニングを疑われるようなものがないか、予め確認して排除しておきます。
マルチ画面のモニターは接続を外して、できればモニター自体を片付けてしまうことをおすすめします。
(後述する試験監督者との英語での無用なコミュニケーションをできるだけ少なくするため)

受験サイトにログイン

受験当日は、受験サイトにログインし、予約時刻の10分前になると試験を開始できるボタンが表示されます。
これをクリックすると、予めインストールしておいたソフトが起動し試験が開始します。

身分証明書の確認

カメラに身分証明書を写すように求められます。
指示に従って、カメラに身分証明書が写るようにして、準備OK的なボタンをクリックします。

しばらく待つと、試験監督者とつながります。

試験監督者による試験環境の確認

試験監督者につながると、チャットを使って英語でメッセージが届きます。
内容は、試験環境の確認をしたいので、端末のカメラをゆっくり動かして、部屋の様子を見せて欲しいというようなものです。

持ち運べるノートPCであれば、PCを持ち上げて部屋の様子を一周見せて、テーブルの上や、足元などを順に見せます。
場合によっては試験監督者から、追加のリクエストがあるのでそれに答えます。(私の場合は、最後に天井を見せてと言われました。)

部屋の確認が終わると、受験に使用するPC本体のチェックがあります。
鏡やスマホのインカメラなどを使って、PCの画面やキーボードを反射させて試験監督者に見せます。

試験開始

ここまで終わると、いよいよ試験が始まります。
試験監督者が最後のメッセージでがんばってね的な事を言ってくれたのが、地味に嬉しかったです。

当日発生したトラブル

今回はトラブルなくスムーズに受験することができました。

しかし、前回 Associate Cloud Engineerを受験したときは立て続けにトラブルが発生しました。
同様のトラブルが発生する可能性もあるので、気になる方はこちらの記事でご確認ください。

受験結果

合否は、試験終了後、アンケートの回答を終えると 合格 と表示されました。
ただし、正答率やカテゴリ別の成績など一切表示されないので、この結果を見て弱点を克服といったことは望めません。
(Azureの認定試験だと、カテゴリ別の成績が表示されたので、自分の理解度が把握できて結構便利だったんですが、、)

なお、この試験終了後に 合格 と表示されたからといって、その時点で合否が確定するわけではないようです。
この時点では、試験の正答率だけで合否を判定しているに過ぎず、正式な合否は後日Googleからメールで届きます。

私の場合は、土曜日の午前10時台の試験を受験し、翌週の日曜日(8日後)の正午過ぎに合格通知のメールが届きました。

Google Cloud 認定グッズ

合格通知のメールには

Google Cloud 認定プログラムへのご協力に感謝し、また認定をお祝いして、 Google Cloud 認定グッズを進呈いたします。

と書かれていて、専用ストアへのURLとクーポンコードが併記されていました。

アクセスしてみると、以下のグッズから1つを選択して無料でゲットできるようです。
(時期によって内容が変わるかも知れないので、ご参考まで)

image.png

Timbuk2 Flip Packは人気なようで、私がアクセスした際には

Item is currently on backorder. Merchandise options are subject to change. Please check back in 3-4 weeks.

と言われてしまいましたが、2週間ほどしてから再確認すると注文できるようになっていました。
米国からの国際便で届くようです。

さいごに

お見苦しい文章で恐縮ですが、私の受験体験を記録に残しました。
みなさんの受験に向けた準備の一助となれば幸いです。

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