はじめに
基本情報、むずいっすよね。
この記事では、基本情報技術者試験(以下FE)リベンジ受験して(おそらく)受かった1筆者のおすすめの勉強法をご紹介します。
この記事に書いてあること
- 未経験文系の新卒SE1年目の筆者が落ちた時に行った勉強法
- SE2年目の筆者が(たぶん)受かった時に行った勉強法
この記事に書いてないこと
- 試験問題の非公開への同意に基づき、試験内容に関する記載はありません。
- その他基本的な試験概要も特に書きません。FE受験自体初めて!まず内容を知りたい!という方はIPAの試験要綱などご確認ください2。
【落ちた時の勉強法】参考書8割:過去問2割
しくじり① 最初に手に取ったのが辞書的参考書だった
未経験文系新卒SE1年目、まず薦められた基本情報技術者試験 対策テキスト 2019-2020年度版 (よくわかるマスター)(以下よくわかるマスター)を購入しました。
しかしこちら、とにかく情報量が多くて、未経験者が通読するにはかなり根気がいる本でした…そのため、購入してから数ヶ月放置していた気がします。。
ただ、基本情報の内容がある程度分かってから、索引から単語検索して解説を読む、辞書的な使い方をするにはとても良い本だったため、単純に手に取った順番が悪かったのかなと思います。
しくじり② ほぼキタミ式しか読まず、疑心暗鬼になった
よくわかるマスターで挫折してしまったため、とりあえず定番のキタミ式を買い直しました。
イラスト豊富でとても分かりやすく、未経験者が最初に読むならキタミ式で間違いないです。
自分は数ヶ月間、とにかくキタミ式を黙読するか、たまに音読までしてみたのですが、
「こんなに分かりやすいキタミ式でさえ、読んでも読んでも暗記できない…!!」
「章末の過去問は解けるけど、これでいいんだろうか…?」と、何ヶ月読んでも解いても自信が無い、負の状態に陥っていました。
しくじり③ 過去問・午後問を軽視していた
やはりキタミ式だけでは問題量が足りない気がしたので、積読の苦い記憶と共によくわかるマスターも引き出して、こちらの章末問題を解きました。
すると、正解率が5割程度という…
また、過去問道場も並行して進めてはいましたが、割合としては参考書を読んでいる時間が圧倒的に多かったです。
キタミ式の解説読む8割に対して、よくわかるマスターや過去問道場2割といった感じです。
そして午後問ですが、当時過去問道場に午後問なく、過去問を見つけても
「文章長くて面倒だな…内容自体は午前と変わらないんだし午前の知識身につけるの頑張ろう」と思ってしまい、ほぼノー勉状態でした。
結果 午後問2点足りず不合格…
だいぶん勉強した割にあと一歩で不合格になってしまうという、最悪の落ち方をしてしまいました…
ここからリベンジ受験の対策になりますが、参考書は引き続きキタミ式とよくわかるマスターのみで、買い足しはありません。
これらの本の内容自体に不足は感じておらず、どちらかというと自分の進め方がマズかったな、という印象だったからです。
リベンジ受験では徹底的に過去問を解き、補助によくわかるマスターを使用しました。
【(きっと)受かった時の勉強法】過去問8割:参考書2割
改善① 午前問題:空き時間・短期決戦・過去問道場!
今回は参考書をほぼ読まず、ほとんど過去問道場でひたすら問題を解く!という勉強法に切り替えました。
数ヶ月ダラダラやっても途中でだれてしまうので、短期決戦を心がけ、1,2週間で直近4年分の過去問(午前)をひたすら解きました。午前問題に関してはスマホでも解けるので、空いた時間にソシャゲする代わりに過去問を流し込みました。
進め方としては、1年分やって、間違えた問題だけ解けるまで解いて、また次の1年分やる…という繰り返しです。
過去問道場の直近の問題は解説が充実しているので、間違えた問題の解説をスクショして、空き時間に見返す…という勉強法も行っていました。これを続けると、だんだん自分の苦手分野も見えてきます。
また、過去問道場の解説を読んでいると、自分の知らない単語に詳しい解説がなかったり、解説文に出てきた新たな単語の方が逆に分からない…という場合もよくあります。そういう場合は、よくわかるマスターで索引から探して、解説のあるページに付箋を貼る、という方法をとっていました。単語の解説の丁寧さや豊富さに関しては、自分が手に取った教材の中ではよくわかるマスターがダントツで良かったです。
以下が過去問道場の成績レポート(午前)です。頻繁にアクセスしたり、スマホとPCで問題開きっぱなしの時があり、勉強時間がかなり多くなってしまっていますが、実際100時間もかかってないかと思います。
改善② 午後問題:1年分の問題を確認し、得意分野で勝負する
前回かなり辛酸を舐めたので、今回の受験では午後問題に戦略的に勝つ方法を考えました。
午後問では大問4つからいくつか選んで回答するような多肢選択受験形式が2箇所あります。プログラミング言語はJavaを触っているのでJavaにしましたが、ネットワークやハードウェアなどの分野から2問選ぶ部分では、まず過去問を確認して「この分野では点取れなそう…」と思ったものは最初から勉強しないようにしました。
午後問でも、もちろん解説をしっかり読み、午前と同じように、解けるようになるまで解く、という方法を繰り返しました。
以下の成績レポート(午後)は最初に解いた時の成績ですが、No.1のネットワークの問題など成績が低かったものは何度も解き直したり、解説を読んだり、よくわかるマスターの方の解説を確認するなどの復習も欠かさず行いました。
結果 まだ出てない
ここまで偉そうに語ってしまいましたが、まだ結果自体は出ていないです♨️
ただ、CBTだと試験終了手続きした瞬間に得点がメールで来て8割超えていたので、肌感として多分受かってるだろうな〜という感覚です。
おわりに
FE試験は、とにかく過去問を解くことが好成績への近道と痛感しました…
ただ、あまりに未経験の状態で、闇雲に過去問をやっても辛いだけかなとも思うので、
最初にキタミ式でざっくり全体の概要を知る期間を取り、その後は理解が多少足りなくても過去問をやって、間違えた部分の解説を読んでいくのが良いかなと思います。
最後になりますが、文中の素敵なイラストはLoose Drawingよりお借りいたしました。ありがとうございます。
それでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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CBTは受験後即得点ページのリンクがメールで送られてきます。午前午後ともに8割超えていたので、合否は出ていませんが多分受かっているかなという状態です(午後の大問の選択間違いなどなければ…!!)。 ↩
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以下のQiitaもおすすめです。https://qiita.com/mk777/items/15a9397d48afa6a3e7e4 ↩