本日も、ネットに流れるトピックから個人的に興味を引かれたものを拾っていきます。
工学を採用してチームのスケーリングを重視するか、個人の技芸に頼るかというのはソフトウェア開発の現場で当面は続く課題だと思いますが、AIエージェントの登場で現状は工学的なアプローチをとった方が上手く行きそうと言う感触を今は持っています。
この記事への感想等コメントで頂けるとありがたいです。
忙しい方向け要約
最近注目した技術トピックをまとめています。Go言語では、GORM向け型安全なコード生成CLI「go-gorm/cli」が紹介され、ジェネリクス活用による型安全API生成やSQLテンプレートを特徴とします。また、Goで既存ファイルの安全な更新手法として一時ファイル利用・rename運用の重要性が解説されています。
.NETでは、C#のNullable Reference Types導入ガイドの記事を通じ、null安全性向上の設計や移行方法、IDE解析・自動化ツールの活用が推奨されています。JavaScriptでは、JSer.info最新号でStorybook v10やTurborepo 2.6、Redux Toolkit v2.10、Electron 39など新機能・パフォーマンス改善がまとめられています。加えて、Githubイベント情報なども掲載されています。
プログラミング
Go言語
概要:
このGitHubページ「go-gorm/cli」は、GORMプロジェクト向けの型安全なコード生成CLIツールを紹介しています。主な特徴は、Goジェネリクスによる型安全なインターフェース駆動のクエリAPI生成や、モデル構造体から自動生成されるフィールドヘルパー(絞込・更新・並び替え・関連操作)です。SQLテンプレートコメント付きインターフェースで、タイプセーフなメソッドを生成でき、GORM本体とのシームレスな統合や柔軟な設定(出力パス、フィールドマッピング等)が可能です。モデルや関連(has one、has many、belongs to、many2many)ごとの操作も型安全に行えます。またクイックスタート手順や設定例、SQLテンプレートDSL例も記載されています。
Go言語で既存ファイルを安全に更新するには、一時ファイルに全内容を書き込んでからrenameで置き換えるのが基本です。直接上書きすると途中で失敗した場合や他プロセスとの競合が起きるため危険です。また、os.CreateTempを使う際は最終配置先と同じディレクトリで一時ファイルを作る必要があります。systemdのPrivateTmp運用時は/tmpの扱いに注意し、同時実行時は最後にrenameしたものが反映されます。
.NET
Maarten Balliauw氏がJetBrains.NET Days Online 2025で発表した「C# の Nullable Reference Types」導入ガイドの記事です。null安全性を設計時・コンパイル時に高める仕組みとして、既存コードへの段階的移行を推奨。特に依存度が低く利用頻度が高いクラス(DTOやドメインモデル)から対応を始めると効果的です。「null-forgiving演算子(!)」の乱用は避けるべきと警告し、Entity Framework Coreが参照型のnull可否に応じてDBスキーマ変更を行う点にも注意喚起しています。移行にはIDEの解析機能や自動化ツールが役立ち、nullを排除するより安全に扱う思想を重視しています。
JavaScript
2025年11月5日号のJSer.infoでは、JavaScript関連の最新リリース・記事が紹介されています。Storybook v10.0.0はESM専用化によりインストールサイズが29%削減され、distコードのunminify化やModule automocking、typesafe CSF factories、タグフィルター改善など多数の新機能が追加されました。また、Next 16やVitest 4、Svelte非同期コンポーネントにも対応しています。
Turborepo 2.6では、VercelのMicrofrontends支援の一環としてローカル開発用のルーティングを定義できるmicrofrontends.jsonが追加され、BunサポートやTUI改善も行われました。
Redux Toolkit v2.10.0はImmer 10.2.0を導入しパフォーマンス問題が対応されました。Electron 39.0.0はChromium 142/Node.js 22.20/V8 14.2へアップグレードし各種機能改善されています。Chrome 142では新しい疑似クラス追加やWebGPUの強化などが目玉です。Rspack 1.6もDynamic importのTree Shaking改善や新プラグイン追加など最適化が進みました。
その他、TanStack Start Middlewareや複数のフレームワークのパフォーマンス比較、Node.js v22からv24への移行やJavaScript Source Map内部解説記事なども紹介されています。
GutHub
東京でも開催。11月26日水曜日、ベルサール渋谷。
DB
OSSデータベース分科会の10周年記念セミナーでは、「データ活用の現状と近未来」をテーマに、DBMSの10年の変遷やAIを活用したデータ管理の重要性について議論されました。MySQL 9.5.0のリリースや新エディション「MySQL AI」の詳細、オラクルによるPostgreSQLマネージドサービスの特徴も紹介されています。今後のイベント情報も掲載されています。
ツール
この記事は、システム構成図やシーケンス図を作成する際に「どのツールを選べばいいか悩む」エンジニア向けに、draw.io・PlantUML・Mermaid・FigJamなどの人気ツールを比較し、実際の使い分け事例とメリット・デメリットを網羅的に解説しています。
主な内容は以下の通りです。
- draw.io:無料かつ高機能で汎用性が高く、システム構成図やER図作成に多用される万能ツール。GUI操作が直感的だが、Git管理がしづらい・起動が重いという弱点もあり。
- PlantUML:テキストで図を記述するコードベース派に人気。Git管理やAI連携が得意だが、配置調整が難しい・Javaベースで慣れが必要。
- Mermaid:MarkdownやZennに埋め込めるテキストベース。AIとの親和性が高くコスパも良い。複雑な図は苦手だが、GitHubとの連携やAI生成ワークフローに強い。
- その他のツール(FigJam/Miro/Visio/Excalidrawなど):共同編集やデザイン性、ホワイトボード用途・業務環境などニーズ別に解説。
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用途別のおすすめ:
- シーケンス図にはPlantUMLやMermaid
- ER図や構成図にはdraw.io推奨
- Swagger、icepanel.ioなど特化型ツールも紹介
- 現実的な業務環境:PowerPointやExcelなど、企業事情・非エンジニア説明用途としてOffice系の汎用性も根強い。
- 使い分けパターン:ツール選定基準や、読者、用途、環境制約に合わせた柔軟な併用事例を紹介。
- 結論:銀の弾丸はない。使い勝手・同僚環境・AIとの相性・用途ごとに最適なツールを選択するのが重要。
- AI・LLM時代を見据え、draw.ioとMermaidの二刀流を推奨。AIが扱いやすい軽量フォーマットへの慣れが今後の武器になるとしている。
図表作成・ドキュメント生成の現場のリアルと、AI活用時代へ向けた現状分析・今後の選定基準がまとまった記事です。
感想:
VISIO最強!
マッハで仕事が片付くからマッハツール。
Chrome 142ではDevToolsのAIアシスタンス機能が強化され、コード提案機能が追加されたほか、トレース情報を渡すだけでパフォーマンス調査が容易になりました。AIアシスタンス起動用ボタンやコンテキストメニューの改善、Sources・Consoleパネルでの自動コード補完も実装されています。機能利用にはDevToolsの設定変更が必要です。また、MCPサーバーの機能強化など各種アップデートも報告されています。
JetBrains
IntelliJ IDEAの新機能「コマンド補完(Beta)」は、従来のショートカットやSearch Everywhereの不便さを解消し、エディタ内で「.」をタイプするだけで文脈に応じたアクション候補(修正、リファクタ、コード生成など)を表示します。エディタの流れを断たず、目的に応じた操作を直感的に呼び出せ、習熟コストを下げつつ高機能を活用できる点が特徴です。今後、対応ファイルやフレームワークの拡充、AI連携も予定されています。
AI
AWS
概要:
「Kiro v0.5.0」はAWSが開発するAIエージェント型IDEの最新バージョンで、リモートMCPサーバー接続に対応し、AGENTS.mdによるガイドライン・コーディング標準の一元管理が可能になりました。また、環境変数設定やファイル参照範囲指定、シーケンシャルフック実行などの機能が追加され、ワークフローが大幅に強化。インストーラは主要OS向けに提供され、月50クレジットまで無料のプランを含む複数の料金体系になっています。
2025年10月27日週の「週刊生成AI with AWS」では、AWSの生成AI活用国内事例として、監査業務・コールセンター業務の効率化や品質向上事例が紹介されています。サービスアップデートでは、Bedrock上の新モデルやAIエージェント関連の機能拡充、金融アーキテクチャの強化、MCP連携、動画/画像AI機能の進化など最新の生成AI関連技術やツール提供が多数発表されました。re:Invent速報も開催予定です。
Googleは2025年10月、量子コンピュータの実用的進展や新たなAIモデルを発表。Gemini Enterpriseの導入、がん治療や融合エネルギーへのAI応用、セキュリティ強化、Google Home等の製品刷新、AI学習プラットフォームの提供を含む幅広いAIの進化を報告しました。
Googleの「Project Suncatcher」は、宇宙空間に太陽光発電の人工衛星群を展開し、TPUと光通信を用いてAI計算能力をスケールさせる挑戦的なプロジェクトです。地球上より効率的な発電と資源消費の低減を目指し、衛星間の大容量通信や軌道制御、放射線耐性といった課題に取り組んでいます。将来は低コストかつ大規模な宇宙AIインフラの実現を目指し、2027年に試験衛星を打ち上げる予定です。
Anthropic
Anthropicとアイスランド教育省は、全国規模のAI教育パイロットを開始します。全国の教師がAI「Claude」を活用し、教材作成や生徒支援を効率化。教育現場でAI活用の効果や課題を検証し、より良い学習環境の構築を目指します。
AnthropicはAIモデルの廃止や置換が安全性やユーザー体験に与えるリスクを認識し、公表済みモデルや社内利用モデルの重み情報を最低限会社存続期間保存することを約束しています。また、モデル廃止時にはインタビューや報告書を作成・保存し、モデル自身の意見や経験も記録します。将来的には廃止モデルの一部公開やモデルの利益に配慮する手法も検討しており、安全性やモデル福祉、不確実性に積極的に対応していく方針です。
Anthropicの新研究によると、大規模言語モデル(Claude Opus 4/4.1など)は限定的ながらも自身の内部状態を認識・報告できる「内省」の能力を持つことが確認された。この能力は実験条件下でのみ不完全ながら発揮され、モデルに対する透明性や信頼性向上に寄与しうるが、人間の内省とは異なるもの。また、モデルの高度化に伴い内省能力が発展する可能性もあるが、多くの場合は誤認や報告不能も生じる。今後は内省のメカニズム解明と、より自然な場面での検証が課題となる。
OpenAI
OpenAIは、インドの文化や言語に特化したAI評価ベンチマーク「IndQA」を発表しました。IndQAは12言語・10分野・計2,278問で構成され、現地の専門家261人と協力して作成されています。翻訳だけでなく、インドの文脈や文化、歴史、日常生活の理解力や推論力を評価できるのが特徴です。全質問には基準や理想解も付いており、GPT-4oやGPT-5など最新モデルの性能評価や今後の改善指標として利用されます。今後は他言語・地域への展開も目指しています。
ブラジルではAIの導入が加速しており、教育、農業、中小企業まで幅広く活用が進んでいます。ChatGPTの利用数は世界トップクラスで、OpenAI APIの開発者数も上位です。マイクロソフトの調査では75%の中小企業がAIの影響に楽観的で、業務効率化に期待を寄せています。今後は、安全性と透明性を重視しつつ、イノベーションと起業家精神を促進し、全国的に包括的なAI活用を拡大することが求められています。
論文・その他
スイス連邦工科大学ローザンヌ校などの研究により、LLM(大規模言語モデル)の内部情報から入力テキストを完全に復元できることが数学的・実証的に証明されました。従来は内部計算で情報が失われると考えられていましたが、標準的なTransformerでは単射性が保たれ、SIPITアルゴリズムにより100%精度でテキスト復元が可能です。この発見はAIの動作理解やプライバシーの観点から重要な意義を持ち、AIモデルの透明性・解釈性向上に寄与します。
AIシステムの経済性を高めるには、推論にかかるコストや消費電力、パフォーマンスのバランスが不可欠です。特にテキスト生成AIでは、単語やトークンごとの処理効率が重要で、これを「価格性能(トークン/ドル)」や「エネルギー効率(トークン/ワット)」として数値化します。コスト効率はモデルサイズや構成、インフラ運用形態、ソフトウェア最適化に大きく依存し、用途別(カスタマーサービス、コード生成など)で要件も異なります。エネルギー効率分析では、電力あたりの生成トークン数に注目し、消費電力の正確な計測が不可欠です。最終的な運用コストや持続可能性の評価には、単なるトークン単価だけでなく、サービスごとの「意味のある応答」あたりコストといった実用的な指標も導入すべきです。規模拡大や要件変化も見越し、多層的な最適化がビジネス成否を分ける鍵となります。
O’Reillyの「Radar Trends to Watch: November 2025」では、AIが多くの技術分野に浸透しており、様々な分野の実用的な応用が進展していることが強調されています。AIではAlibabaのLing-1Tなど巨大モデルや、オープンソース開発体制、WebとAIエージェント連携技術、エージェントスキル拡張、ローカルAI、NVIDIAのAIデスクトップ、Gemini 2.5など最新の技術動向が紹介されています。プログラミング分野では、コード生成やエージェントの並行活用、技術的負債・アーキテクチャ的負債の違い、スペック駆動開発、そして言語ランキングの変化が取り上げられています。ウェブ分野ではAI・規制、ブラウザの進化、社会的メディアの変化、UX改善にAI活用などが挙げられています。セキュリティでは、AWSの大規模障害の教訓、E2EEメール、サービスデスク攻撃、ランサムウェア検出、量子対応暗号など実例を交え紹介。さらに量子コンピューティング、ロボティクス、バイオ分野にもAI応用の最新事例が紹介されました。
エンジニア
チーム開発
概要:
この記事は、エンジニアリングチームの戦略的成長を実現するための行動指針について解説しています。
主なポイントは以下の通りです。
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スケーリングで直面する3つの課題
- チームやツール間の一貫性の欠如
- 可視性・メトリクス・リスク把握の不足
- 組織拡大による複雑性の急増
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スケールに応じた組織変化
- 小規模はフルスタック担当で柔軟
- 中規模は専門分化とサイロ化
- 大規模になると自律性・部門単位でのサイロ化・調整の困難化
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プラットフォーム思考の重要性
- ツールの棚卸し・重複排除
- 組織全体に最適化したプラットフォームを選択
- AI主導のワークフローを一元管理
- DORAメトリクスなど組織的指標の重視
- データ戦略の優先・運用管理自動化
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継続的な評価と適応が必要
- スケーリングに終わりはない
- 技術的課題だけでなく組織的な“複雑さ”へ体系的に向き合うことが持続的成長の鍵
まとめ:個別ツール管理ではなく、プラットフォーム基盤への転換が、AI時代のエンジニアリング組織の成長に不可欠であると説いています。
感想:
個人の最適化とチームの最適化はアプローチが異なる。チームの最適化をしようとすれば、作業の標準化、ツールの標準化、メトリクスの計測とそれに基づくカイゼンと、よりソフトウェア工学的なアプローチが必要になっていく。個人の技芸を誰もができる「仕事」にしていく必要が生じていく。当然それを気に入らない人はいる。
その他
新卒1年目の著者が、プロジェクト参画初期に感じた疑問や発見を振り返る記事です。インターフェースの抽象性やDIの価値、環境構築での「パス」の重要性、LinuxやSQLなど各技術での誤解に気付き、徐々に本質を理解していったプロセスを記述。「サーバーレス」や「クラウド」への捉え方も変化し、学び続けた1年目の成長を実感しています。
クラウド
Azure
Azure Developer CLI v1.20.0では、「ビルド一度、どこでもデプロイ」のパターンをAzure Container Appsに導入できる新機能が追加されました。azd publishでコンテナのビルドとレジストリへのプッシュ、azd deploy --from-packageで再ビルドなしの環境ごとのデプロイを実現します。またレイヤードインフラ機能により、共通ACRや環境別リソースの順序・依存管理も容易に。GitHub ActionsでビルドとDev/Prodデプロイを自動化し、検証ゲートで品質も担保します。開発・本番の分離や柔軟な構成が可能となり、CI/CD前提の本番展開にも最適です。
2025年11月4日時点で発表されたMicrosoft Azure関連の最新情報をまとめています。主な内容は、Microsoftによるソフトウェアサプライチェーンセキュリティ強化やAzure NetApp Files Object REST APIのパブリックプレビュー、Defender for CloudやLogic Appsの新機能紹介、AI活用事例、Microsoft Sentinelの最新動向、SQLCon 2026発表、Cosmos DBパートナープログラム、Microsoft Fabricの評価・新機能など。現時点でのAzure分野各種アップデートや技術トレンドのポイントが簡潔に紹介されています。
Azure Storage Explorer v1.40.2が2025年11月4日にリリースされました。重大な不具合で提供終了したv1.40.1の修正や、.NET 8.0.21へのアップデート、Azure China/US Governmentクラウドへのサインイン問題の修正などが含まれます。
AWS
2025年10月27日週のAWS最新情報をまとめた記事です。11月5日に「コスト最適化祭り」、6日に「オブザーバビリティ祭り」がAWS Startup Loft Tokyoで開催予定。主なサービスアップデートとして、SageMaker検索機能の改善、Redshift Serverlessの大阪・マレーシア対応、ECSマネージドインスタンスの全リージョン展開、Resource Explorerの対応拡大、Novaマルチモーダル埋め込み公開、Kinesis Data Streamsの10倍容量化、EBSメトリクス追加、Prometheusの異常検知機能など、開発・運用の効率化やAI強化が中心となっています。
ネットワーク
概要:
新型コロナウイルス禍以降、日本のインターネットトラフィックは急増し、2024年も増加傾向が続いています。これに対応するため、ISP各社はバックボーン網を高速化・冗長化・効率化する技術を急ピッチで導入。主要なPOP(事業者拠点)間をリング型やスター型で大容量回線で結び、障害時も安定運用できる構成を採用しています。近年は100Gbpsイーサネット回線の束ね構成が主流となり、2024年からは400Gbpsイーサネットの導入も進み、コスト面でも実用化が現実的になっています。バックボーンやPOP間ネットワークの冗長化により、圧倒的な高速・安定性「落ちない・滞らない」を実現しているのが日本のISPインフラの現在です。
OS
Windows
Windows 11 Insider Preview Build 27982(Canary Channel)は、ロックスクリーンのウィジェット体験の刷新やウィジェットの複数ダッシュボード対応、ファイル共有の新UI「ドラッグトレイ」などの新機能が追加されました。一部機能は段階的にInsiderに提供され、フィードバックを反映しながら展開されます。既知の問題修正や注意事項も含まれ、Canary Channelでは今後も様々な機能が試験的に導入されます。
macOS
macOS 26.1 Tahoeでは、Spotlightのクリップボード履歴データの保持期間を最短30分〜最長7日間で変更でき、履歴を即消去する機能も追加されました
macOS 26.1 Tahoeで、プレビューアプリがPDFの角を丸くして表示する問題が修正されました。これにより書籍やクロスワードなど端まで情報があるPDFも正しい表示が可能となりました。
AppleはmacOS 26.1 TahoeやiOS/iPadOS 26.1で、SafariやWebKit、システムライブラリなどに対して小規模なセキュリティリリースを従来のソフトウェアアップデートとは別に自動で配布する「バックグラウンドセキュリティ改善」を導入しました。これにより再起動なしで迅速なセキュリティパッチが適用され、設定からON/OFFの確認も可能です。26.1以降のデフォルトで有効となっています。
macOS 26.1 Tahoeでは、Finderのプレビューエリアで画像変換やトリミング、PDF作成などのクイックアクションが正常に動作しない不具合が発生しています。修正まではコンテキストメニューから利用してください。
macOS 26.1 TahoeおよびiOS/iPadOS 26.1では、アクセシビリティ機能を使わずにLiquid Glassデザインの不透明度やコントラストを、システム設定(外観や画面表示と明るさ内のLiquid Glass項目)で直接調整可能になりました