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プログラミング雑記 2025年10月29日

Last updated at Posted at 2025-10-28

本日も、ネットに流れるトピックから個人的に興味を引かれたものを拾っていきます。

感想等コメントで頂けるとありがたいです。

ポッドキャスト版


OpenAIが、NPOから営利組織に改組を発表。

OpenAIはこれまで非営利組織が運営していたが、今後は伝統的な営利企業の構造(パブリック・ベネフィット・コーポレーション:PBC)に再編することを発表した。この新会社「OpenAI Group PBC」には、設立時の非営利組織やMicrosoft、従業員および他の投資家がそれぞれ大きな持分を保有する。資金調達の柔軟性を高め、AI開発を加速させる狙いがある。

プログラミング

Python

概要:

この記事は、Pythonのデータ検証ライブラリ「Pydantic」について紹介しています。

主な内容は以下の通りです。

  • Pythonの型安全とデータ構造
    Pythonは動的型付け言語ですが、型ヒントやTypedDict、dataclassを使うことで型安全な設計が可能。しかしこれらは型チェックのみで値の検証は自動化されていません。

  • Pydanticの特徴
    Pydanticは型ヒント付きクラス(BaseModel継承)でデータ検証・変換機能を簡単に組み込めるライブラリ。インスタンス化時に自動で検証が実行され、失敗時はエラー詳細を取得できます。FastAPIやDjango NinjaなどのWebフレームワークでも活用されています。

  • 基本的な使い方・検証例
    クラス属性で型やデフォルト値、必須フラグ、数値範囲など詳細なバリデーションをField()関数や列挙型で指定可能。不正なデータにはValidationErrorで分かりやすいエラー情報を返します。

  • 高度な検証と変換
    Annotatedとカスタムバリデータ(関数・デコレータ)を使うことで、時刻形式や範囲、複数項目間の関係(例: 開始・終了時刻の差が9時間以内)など柔軟な検証が可能。

  • 他のモデルとの比較・使い分け
    TypedDictやdataclassは型宣言に便利だが検証機能はない。特にWeb API入力など外部データの受け入れにはPydanticを推奨。

  • 補足
    JSONSchemaからPydanticモデルを自動生成するツールの紹介や、Pydanticの最新バージョン(2025年10月時点)等も記載されています。

まとめ
Pydanticは型安全・明確なデータ構造・自動検証・データ変換という利点があり、Python開発をスマートかつ安全に進めたい場面で有力な選択肢となることが解説されています。

感想:

PydanticはLangChainで使われていたので、使い始め、便利だなという気付きを得たのですが、そのあとFast APIを使ったときにも組み込まれていて、その有用さが確信になった感じがあります。


概要:

Hugging FaceはAI開発プラットフォーム「Hugging Face Hub」向けPythonクライアント「huggingface_hub v1.0」をリリースしました。HTTPライブラリをrequestsからhttpxへ変更し、同期・非同期APIを統一、接続効率を向上。CLIも一新され「hf CLI」としてより強力なリポジトリ・ファイル管理が可能になりました。既存ユーザー向け移行ガイドや新機能詳細は公式ノートに掲載されています。


概要:

Microsoft Agent Frameworkは、AIエージェントやマルチエージェントワークフロー開発のためのMicrosoft公式OSSです。Semantic KernelやAutoGenの利点を統合し、BaseAgentによるエージェント抽象化で異なる基盤の統一管理が可能です。LLMによる意思決定とツール実行、短期・長期記憶、型安全なワークフロー、Human-in-the-Loop等をサポートし、多様なエッジパターンやオーケストレーションも提供します。Python SDKでの構築例や移行ガイドも紹介され、複雑な業務シナリオにも対応できます。


.NET


JavaScript


Excel

2025年10月のExcelアップデートでは、ウェブ版Copilotの「Agent Mode」がフロンティアプログラムのユーザー向けに追加され、自然言語で作業指示が可能になりました。WindowsやMacのInsider版には、PivotTableで#SPILLエラー通知機能やアクセシビリティ支援の強化が実装されました。また、Windows向けには「Formula by Example」機能が追加され、入力パターンに基づいた数式自動入力が可能になっています。これらはユーザーフィードバックを反映した改善です。


Git

Git for Windows v2.51.2.windows.1は、Git v2.51.2を採用し、ポータブル版のcredential-helper-selectorが高DPI対応になるなどのバグ修正が含まれています。複数のインストーラーやアーカイブ形式で提供されています。


GitHub

GitHub Code Qualityがパブリックプレビューで公開され、Pull Requestごとに品質改善の機会を提供します。Java、C#、Python、JavaScript、Go、Rubyに対応し、CodeQLベースのルールで保守性・信頼性問題を検出、Copilotによるワンクリック修正も可能です。リポジトリ単位で品質スコアも確認でき、技術的負債の管理・改善が容易になります。GitHub Enterprise CloudとTeamで無料プレビュー中ですが、Actionsの実行分は課金対象です。近日中に組織全体のダッシュボードやAPI機能の追加も予定されています。


GitHubのImmutable Release機能が正式リリース。リリースをimmutable(不変)として公開することで、公開後にアセットやタグの改ざんが不可能になり、ソフトウェアのサプライチェーンセキュリティが向上します。リリースの真正性と完全性はSigstoreの署名バンドル形式による証明書で検証可能。設定はリポジトリや組織単位で有効化でき、リリース後の変更を防ぐ安全な公開運用が可能です。


MySQL

MySQL Group Replicationは、InnoDBを前提としたMySQLのレプリケーションプラグインで、高可用性・自動フェイルオーバーや整合性維持機能を持ちます。従来型との主な違いや、クラスタの基本構築手順、注意点を解説しています



エージェンティックコーディング・仕様駆動開発

概要:

Google AI Studioの「バイブコーディング機能」は、AIを活用した新しいコーディング体験を提供する機能です。APIキー管理やモデル連携の手間なく、1つのプロンプト入力だけでAIアプリを数分以内に作成可能です。ギャラリー機能でGeminiによる多様なAIアプリの事例やスターターコードを閲覧・学習でき、インスピレーションや独自アレンジも容易です。アノテーションモードでは、修正箇所をハイライトして指示するだけで、素早くアプリの改善が可能です。

無料枠を使い切った場合は独自APIキーを追加でき、作業の途切れを防止します。YouTubeプレイリストのチュートリアルも用意されています。Nano Bananaによる画像編集、Gemini Live APIを利用した音声アプリ、Veoによる画像アニメーションやGoogle検索/マップ連携など、多彩なプリセットも選択可能です。これにより、クリエイティブかつ迅速にAIアプリを構築する環境が整っています。


AI

MinMax

概要:

シンガポールのMiniMaxがAIモデル「MiniMax M2」をオープンソース化し、有料APIも期間限定で無料公開。Claude Sonnetの約8%の価格で2倍の推論速度を持ち、プログラミングやツール利用・ディープサーチで高性能を発揮。APIは11月7日まで無料、Hugging Faceからも利用可能。MITライセンスで公開され、一般開発者も活用しやすいのが特徴です。


Google

GoogleのVertex AIコンテキストキャッシュは、Geminiモデル利用時に大量の繰り返しコンテキスト情報を自動または明示的にキャッシュ保存し、処理コストを大幅に削減しながらレイテンシも短縮できる機能です。主に長大なドキュメントやチャットボット等で有効です。


Microsoft

Azure MCP Server 1.0.0の安定版がリリースされ、クラウド自動化やAI開発の新時代が始まりました。オープンソース実装で、AIエージェントが自然言語やコードからAzureの多数サービスと連携・管理・自動化が可能です。47以上のAzureサービス対応、ツールの統合と簡素化、IDEやDocker対応により開発効率を大幅に向上。セキュリティやパフォーマンスも強化され、Agentic開発基盤として今後の発展が期待されます。


JetBrainsとEclipse用GitHub Copilot向けに、MCP(Model Context Protocol)レジストリと許可リスト(Allowlist)制御がパブリックプレビューで利用可能になりました。ユーザーや管理者は、IDE内でMCPサーバーの参照や利用制限が簡単に設定できます。Copilot Business/Enterpriseでは、MCPレジストリURLや許可ポリシーを設定し、未登録サーバーの利用を防止可能です。詳細な設定方法や導入は公式ドキュメント参照。プレビュー版は最新のJetBrainsとEclipse用拡張で体験できます。


GitHub Copilot

GitHub CopilotがVisual Studio Code Insiders向けにアップグレードされました。主な新機能は、OpenAI Codex統合(Copilot Pro+契約者向け)、エージェントセッション管理画面、特定タスク専用のサブエージェント、そしてステップごとの実装計画を作成し要件を検証できる「Plan Mode」の追加です。新機能はGitHub Universe 2025で発表され、Insiders版で体験可能です。


Copilotコーディングエージェントのタスク管理画面が刷新され、進捗確認やタスク操作、ログ閲覧などが1つのビューで可能になりました。リアルタイムの指示やフィードバック送信も容易になり、タスク間の切り替えや独自エージェント選択にも対応。作業はGitHub上やモバイルなど様々な場所から開始・継続でき、VS Codeなどでの編集にも対応しています。今機能はCopilotエージェント利用者全員に提供されます。


GitHub Copilotコードレビューが新たに公開プレビューとして提供開始。LLMとESLintやCodeQLなどのツールを組み合わせ、AIによる全体像を踏まえた賢いレビューが可能に。プロジェクト全体の文脈把握、セキュリティや品質の高精度検出、Copilotによる自動修正提案とプルリク反映、柔軟なワークフロー設定・複数エディタ対応を実現。Copilot Proユーザーは自動、Business/Enterpriseはオプトインで利用可。



GitHub Copilotの利用状況を可視化する「Copilot usage metrics dashboard」とAPIが、GitHub Enterprise向けにパブリックプレビュー公開されました。企業内のCopilot採用・活用度やIDE別利用状況、ユーザーごとのアクティブ数、追加・削除コード行数、使用言語・モデルパターンなどの詳細データを管理者が把握できます。ダッシュボードから集計表示やAPI・NDJSONで詳細分析が可能で、機能はAIコントロール画面で有効化できます。


Copilot coding agentが、Actions Runner Controller(ARC)で管理するセルフホスト型GitHub Actionsランナーをサポートしました。これにより、Copilotの開発環境を自らのインフラ上に構築でき、社内パッケージなどインターネット非公開リソースへのアクセスも可能です。設定はARCの導入後、copilot-setup-steps.ymlのruns-on:ターゲットをスケールセット名に変更するだけです。詳しくは公式ドキュメントを参照してください。



GitHub Copilot coding agentがJetBrains IDEからタスク委任できるようになりました。Copilotにタスクを依頼すると、クラウド環境で非同期に処理を行い、ドラフトのプルリクエストを作成しレビューを依頼します。IDEのCopilot Chatから進捗を追跡でき、複数プランで利用可能です。管理者の設定後、チャットで「Delegate to Coding Agent」ボタンを使いタスクを委任、進捗はジョブカードや通知で確認できます。フィードバックも受付中です。


OpenAI

OpenAIとMicrosoftは2019年からAIの責任ある発展と幅広い活用を目指して協力してきました。今回、両社は新たな長期契約を締結し、OpenAIはPBC(公益法人)化や資本再編を進め、Microsoftは約1350億ドル(持分約27%)の出資を維持します。契約では、IP権やAzure API独占利用などの枠組みを強化しつつ、AGI(汎用人工知能)開発や第三者との共同開発、クラウド選択の自由化など、両社が独立してイノベーションを推進できる新たな条項も追加されました。


その他

概要:

この記事は、NVIDIAのDGX SparkとAndrej Karpathy氏による「nanochat」を使い、ゼロから大規模言語モデル(LLM)を一日かけて自作するまでの過程を解説しています。nanochatは低コストでChatGPTのような対話型LLMを構築可能ですが、今回DGX Sparkの高性能環境で21時間学習させたところ、一定レベルの対話モデルを実現できたと報告しています。セットアップやカスタマイズ手順も丁寧にまとめられています。


概要:

Andrej Karpathy氏の2025年最新インタビュー記事の要約は以下の通りです。

  • AGI実現はあと10年程度必要と予測。現状のAIは生物的知能とは異なる「幽霊」であり、進化による「動物」とは本質的に異なる仕組み。
  • LLM(大規模言語モデル)には構造的な認知欠陥が多く、複雑な作業や継続学習にはまだ不十分。また、強化学習も非効率で欠陥が多い手法と指摘。
  • AGIは経済を急激に変えず、GDP成長率2%の延長線で緩やかに統合されると予測。爆発的変化よりも、歴史の中で続いてきた緩やかな技術進化の一部となる。
  • AI時代の教育と人間拡張の重要性についても語り、自身が設立したEureka等の教育事業を通じ、人間がAIと共存し学び続ける未来を構想。
  • 将来のAI社会は、単一の超知能ではなく複雑な自律エージェントの生態系に。人類は徐々にシステム全体の制御を失うが、「悪意」というより構造的な複雑化によるもの。
  • 技術の産業化や社会実装は困難で、製品化には長い“ナインの行進”が必要。厳選されたデモより、現実運用には多くのギャップと課題がある。

全体として、「AI/AGIに過度な期待やディストピア的恐怖を持つよりも、現実的な技術進化と社会変化への漸進的適応が重要」とまとめられています。


概要:

半年間で営業業務改善のAIツールを開発し、社内利用1万回を達成した事例です。AIと社内データを連携しただけでは定着せず、業務理解とデータモデリングが重要でした。認知拡大、利用ハードルの低減、現場ニーズへの適合、継続的なチューニングを実施。結果、OpenAI GPT ActionsやSlack botなどが営業現場で実用化されました。社内ツールもサービス並みにUX改善と現場密着が不可欠です。



クラウド

さくらインターネット

概要:

さくらインターネットは「さくらのクラウド」向けに24時間365日体制で対応する有償サポートを11月10日から開始します。月額3万3000円から利用でき、他大手クラウドと並ぶサポート体制となります。


Azure


Google

BigQuery Studioのインターフェースが刷新され、エクスプローラビューやリファレンスパネルによるリソース検索と参照が容易になりました。UIの簡素化と管理機能強化で、データ分析の効率と生産性が向上しています。


OS

macOS



Windows

CopilotのWindows向け新機能「Vision with text-in, text-out」がInsider向けに公開開始。スクリーンやアプリを共有し、音声ではなくテキストでCopilotと対話できるようになりました。質問にテキストで回答し、使い方に応じて音声にも切り替え可能。段階的に展開中です。

エンジニア

アジャイルと組織

概要:

スクラムを導入しても組織が変わらない理由は、技術的課題(方法の問題)と適応課題(あり方の問題)を混同している点にある。技術的課題は専門家が既存の解決策を提供できるが、適応課題はメンバーの価値観や行動様式の変化が必要で、簡単に解決できない。多くの現場では、ユーザーストーリーの書き方やプロセス改善に止まり、本質的な「品質」への信念や組織の役割・アイデンティティは変わらない。実際の変革には、品質や仕事のあり方を問い直し、小さな実験を通じて学習サイクルを回し、現場で答えを見出すプロセスが必要となる。研修や手法の導入だけでは「適応課題」に対応できず、組織深部に根付く信念の変化と自律的な学習が不可欠である。


ハードウェア

半導体集積回路露光装置

概要:

EUVリソグラフィは、数百億個もの極小トランジスタをCPUなど半導体へ高精度で配置するための製造装置です。液状のスズにレーザーを照射し発生させたプラズマから極端紫外線(EUV)を生成し、フォトマスクと高精度ミラーを駆使してシリコンウェハ―へ回路パターンをナノメートル単位で転写します。装置は高度な真空・位置決めや自動制御を実現し、3nm世代以下の最先端チップを短時間で大量生産でき、半導体技術発展の基盤となっています。


業界動向

OpenAIの改組を受け、その大株主であるマイクロソフトの時価総額が4兆ドルを突破。


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