本日も、ネットに流れるトピックから個人的に興味を引かれたものを拾っていきます。
この記事への感想等コメントで頂けるとありがたいです。
プログラミング
.NET
この記事では、.NETのビルドとリリースの仕組みが複雑化していた課題に対し、「Unified Build」プロジェクトによる統合的なアプローチへ転換した経緯と技術的背景が解説されています。従来の分散型リポジトリによる開発は自由度や柔軟性があった一方で、リリースやバージョン管理の複雑化、ビルドのオーバーヘッド増大などが問題となっていました。Unified Buildでは仮想モノリシックリポジトリ(VMR)とビルドオーケストレーションを導入し、依存関係やバージョンの一元管理、ビルド効率化、検証の自動化を実現しています。これにより開発者やディストリビューターは迅速かつ予測可能に.NET製品を構築・リリースできるようになりました。
ReSharperとRider 2025.3.0.2のアップデートでは、Visual Studio 2026での非推奨API警告の解消、MSTest v4テスト重複問題の修正、名前空間の自動インポートやget-only setterの解析警告改善、複数Visual Studioインスタンス利用時の外部サービス起動問題の解消などが行われました。Rider側ではAzure DevOps NuGet認証や.NET SDK利用の不具合修正、ソースジェネレーター関連のエラーやフリーズ問題も改善されています。全体的に安定性と使い勝手が向上しています。
Visual Studio Code
「VS Code for the Web – Azure」を使えば、開発者はセットアップ不要でブラウザ上ですぐにAzure連携の開発環境を利用できます。Node.js、Python、Java、C#など主要言語やGitHub統合、Azure CLIが初期状態で使えるため、アイディアからコード作成・編集・デプロイまでの流れが迅速になります。さらにMicrosoft FoundryやAzure Copilotとの連携により、AI生成コードを即座にWeb上のVS Code環境で編集開始でき、クラウドまでスムーズに展開可能です。
Azure DevOps
この記事は、Azure DevOps から GitHub へのリポジトリ移行の手順を紹介しています。GitHubはCopilotによるAI機能が豊富で、Azure DevOpsの高度な管理機能と組み合わせる「ハイブリッド戦略」が推奨されています。2025年2月以降はGitHub Enterprise Cloud契約にAzure DevOps Basicライセンスが含まれるため導入コストも不要となりました。移行手順は、事前準備・権限設定・CLIツールの導入・スクリプト生成と実行で構成され、履歴やパイプラインも保持されます。移行後はユーザー権限やCI/CDの確認を推奨しています。
GitHub
GitHubの「Files changed」ページの新しいパブリックプレビューでは、プルリクエストの説明をサイドパネルで直接確認できるようになりました。これにより、他のタブに切り替えたり、ページ上部までスクロールしたりする手間が省け、作業の流れを妨げません。今回のアップデートでは、パフォーマンス改善やナビゲーション速度の向上なども含まれ、今後さらに機能追加が予定されています。フィードバックも歓迎されており、ユーザーは専用ディスカッションで問題報告や質問が可能です。UIは今後変更される場合があります。
GitHub Actionsのキャッシュ上限がリポジトリごとに10GBを超えて拡張可能になりました。10GBまでは無料で利用でき、追加分は従量課金制。管理者が上限や保存期間を設定でき、上限超過時は古いキャッシュが自動で削除されます。
エージェンティックコーディング・仕様駆動開発
Kiro-CLIはAWS製IDE「Kiro」に統合された次世代AI開発CLIです。Q CLIからKiro CLIへの移行で、「Knowledge(コンテキスト永続化)」「Todo Lists(タスク管理)」「Tangent Mode(会話分岐)」など、ファイルベースでコンテキストやタスクを持続的に管理できる新機能が追加されました。Kiroは仕様駆動開発(SDD)を中心に据え、セッションを跨いだ情報管理やGitライクなチェックポイント機能、自動最適化されたAIエージェントを特徴とします。AWSが提唱するAI-DLC(AI駆動開発ライフサイクル)との親和性も高く、「開始」「構築」「運用」の各フェーズにわたって継続的なコンテキスト管理を実現しています。これらの工夫により、Kiroは即興的なコーディング支援を超え、構造化されたAI駆動型開発全体をサポートするプラットフォームとして進化しつつあります。
AI
Antigravityは、従来のIDEの使いやすさを活かしつつ、AIエージェントが複数並行作業できる「エージェントマネージャー」や、Gemini 3.0の能力を活用したブラウザ操作機能を統合した開発基盤です。コード編集だけでなく、ブラウザ上で情報収集やテスト、バグ修正など幅広い開発タスクをAIが能動的に補助します。
開発現場では、コードを書く工程だけでなく、設計、レビュー、ドキュメント作成、試験・デプロイまで多様な作業が存在します。Antigravityは、これら全体をAIが支援できるよう設計されており、開発者はタスクを「アーティファクト」としてAIとやり取りしながら、対話的に意思伝達やフィードバックを行えます。
また、開発者がAIに対する操作権限やフィードバックレベルを調整できる「エージェントアシスト開発」も実現しており、人間が介入すべきタイミングと、AIによる自律実行のバランスを保ちます。従来のエディタ中心の作業から、AIとのコラボレーションによる「アーティファクト」ベースの作業へと開発体験が進化しつつあります。
AntigravityはGoogle社内でも導入され、巨大なコードベースを扱う環境下で実践的なフィードバックを得ながら強化されています。社外公開も進み、多様な技術者層のみならず、非技術者にも使いやすい設計が意図されています。今後はAI Studioとの連携や、複数エージェントの並列業務管理、知識パネルによるユーザー体験の高度化などが計画されています。
AIコーディング体験の将来像として、単純なオートコンプリートやチャット回答だけでなく、開発者がより創造的な業務に集中し、複雑なタスクもAIと協働しながら効率的に進める時代への移行が語られています。モデルやプロダクト両面での進化が加速する中、Antigravityは「人とAIが共に成長する開発パートナー」として位置づけられています。
Gemini 3 Proは、Googleの高度なAIモデルであり、Gemini CLIへの統合により、ターミナル上で強力な性能と生産性向上を実現します。Google AI Ultra加入者や有料APIキー利用者は即時利用可能で、他のユーザーもウェイトリストからアクセスできます。Gemini 3 Proは、複雑な情報を統合し、クリエイティブな指示に沿って高品質な3Dグラフィックアプリを一括生成したり、手描きUIスケッチ画像からHTML/CSS/JavaScriptコードを自動生成するなど、エージェンティックコーディングに優れます。また、自然言語から複雑なシェルコマンドやGit Bisect操作を実行したり、コードベースの論理を解析して分かりやすいドキュメントを作成したり、Cloud RunやSnyk連携によるクラウドサービスのパフォーマンス問題を多角的に調査して解決することができます。これらの機能により、日常的な開発業務から高度な課題解決まで、コンテキストと目的を深く理解し、最適な支援を提供する知的なパートナーとなります。
Geminiアプリに新たに「インタラクティブ画像」機能が導入され、ユーザーは図の特定部分をタップして詳細や定義を即座に確認できるようになりました。これにより、学習が受動的な閲覧から能動的な探求へ進化し、より深い理解と幅広い情報へのアクセスが可能になります。
Googleは、エージェント開発者向けにBigQuery Agent Analyticsプラグインを発表しました。これはGoogle Agent Development Kit(ADK)で開発したAIエージェントのインタラクションデータを、わずか1行のコード追加でBigQueryにリアルタイムでストリーミングし、パフォーマンスやユーザー行動、コストなどを分析・可視化できます。Looker StudioやGrafanaと連携してダッシュボードも簡単に作成可能です。また、BigQueryの生成AIやベクター検索などの機能を使った高度な分析も実現できます。プラグインはADKユーザー向けにプレビュー提供中で、今後他のエージェントフレームワークにも対応予定です。
Google DeepMindが発表した「Nano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)」は、Gemini 3 Proモデルを基盤とする最新の画像生成・編集AIです。既存のNano Bananaモデルより大幅に進化し、強力な推論能力と豊富な世界知識を活用することで、より高度なビジュアル表現や正確なテキスト描画、多言語生成が可能です。具体的には、プロトタイプやインフォグラフィックの作成、手書きメモの図表化など、幅広い用途に対応。最大14画像・5人物の一貫性維持や部分編集、カメラアングル・色調補正、2K/4K解像度出力など、クリエイティブなコントロール機能も強化されました。GeminiアプリやGoogle Workspace、開発者向けAPI等で提供されており、透かし技術SynthIDによるAI生成画像の識別にも対応しています。
Googleは画像生成と編集に特化したAIモデル「Nano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)」を発表しました。このモデルは、視覚デザイン、世界知識、テキスト生成に優れ、Google Vertex AI、Google Workspace、Gemini Enterpriseで利用可能です。多言語対応や、検索連携による高精度な画像・図表生成ができ、ブランドやキャラクターの一貫性も維持可能です。最大14の参考画像アップロードや4K解像度対応、透明性・責任ある利用のためのSynthIDウォーターマークも搭載しています。企業のグローバル展開や制作現場でのスピード向上に貢献します。
Googleは最新のAIモデル「Gemini 3」を発表し、Google AIのサブスクライバー向けに「Jules」というエージェント型コーディング支援ツールで提供を開始しました。Gemini 3 Proは、従来の2.5 Proと比べて高度なコーディング能力を持ち、複雑なゼロショットタスクやエージェント的なワークフローにも強みがあります。JulesにおけるGemini 3の導入により、推論力や意図の認識精度、日常的な作業の信頼性が大幅に向上しています。
Julesは常時稼働し、ターミナルのJules ToolsやGemini CLI拡張、APIなどでさまざまな環境ですぐに利用可能です。プロジェクトの全体像やコンテキストを失わずに複数の環境をシームレスに移動できます。また、CLIの並列実行やWindows対応、APIの安定化、環境変数サポートなど、開発体験の向上が進められています。
今後はGitHub不要でディレクトリを直接添付できる機能や、履歴タイトル自動更新、Web UIへのCLIショートカット追加、始動モードの簡素化、自動PR作成などのアップデートも予定されています。Julesは、開発者がツール管理ではなくアイデア創出に集中できる環境を目指しています。
Microsoft
Microsoft Foundryは、企業向けAIエージェントの構築とスケールを可能にする新プラットフォームです。Foundryの特徴はモジュール式、相互運用性、高いセキュリティ性を備えたエージェントスタックです。開発者はAnthropic、Cohere、NVIDIAなど11,000以上のモデルを選択、用途に応じて最適なモデルを動的に利用できます。Foundry IQはRAG(検索拡張生成)を動的推論プロセスとして再設計し、複数データソースでの高品質な情報取得を実現します。Foundry Agent Serviceでは、マルチエージェントワークフローや長期的なコンテキスト保持、Microsoft 365連携が可能です。Foundry Toolsは1,400以上のコネクタを介し業務システムとのリアルタイム連携やマルチモーダル処理が行えます。Foundry Control PlaneはAIエージェント全体のセキュリティ、ガバナンス、観測性を統合。加えて、Android対応のFoundry Localにより分散環境やスマートフォンにもエージェントを展開可能。既存WebアプリもAzureへ容易に移行でき、企業のAI活用・開発を強力に支援します。
Microsoft Ignite 2025で発表されたAzure Copilotは、クラウド運用をAIエージェントで自動化し、移行・最適化・トラブルシューティングなどを効率化します。グローバル規模でAIに最適なインフラを強化し、セキュリティや信頼性を高めながら、最新のGPUや専用AIネットワークを導入。KubernetesやPostgreSQLなどのクラウドネイティブ技術も進化し、企業のワークロードのモダナイズを加速。セキュリティ機能やレジリエンスも強化され、運用負荷を軽減しつつ、イノベーションと信頼性を両立します。
Azure Speechの最新イノベーションがMicrosoft Foundryで発表され、音声とAIの活用がより自然かつ直感的に進化しています。Voice Live APIにより、リアルタイムで多言語対応・高品質な音声対話が可能となり、写真1枚から表情豊かなアバターも生成できるようになりました。Live InterpreterやLLM Speechなど、翻訳・文字起こし機能も強化され、企業や開発者は多様な言語・音声体験を簡単に組み込めます。Microsoft Foundryのポータルや開発ツール群も強化され、迅速で柔軟なAI音声サービスの導入が可能となりました。
MicrosoftはAnthropicと提携し、Azure上のFoundryでClaudeモデルの提供を開始しました。これにより、顧客はClaudeとGPTの両方の先端AIモデルを1つのプラットフォームで利用可能となりました。Claudeは企業用途向けに設計され、安全性を重視した構成で、コーディング、高度な推論、長期的なタスク計画等に優れています。Foundry Agent Serviceと連携し、マルチステップのワークフローや運用管理を統合でき、企業はAI導入と業務への統合を加速できます。価格はモデルごとに異なり、エンタープライズ規模で信頼性・拡張性の高いAI開発を実現します。
MicrosoftのFoundry LocalがAndroidに対応し、AIモデルを端末内で高速かつプライバシーを守りながら実行できるようになりました。新SDKはより簡単なAPI、軽量なパッケージ、Chatや音声認識(Whisperを利用したオンデバイスSTT)などを提供します。ネット接続不要で低コスト、医療や金融などの機密データにも適。Azure Arc対応で、エッジやオンプレにも展開可能。Android強化やLinux対応など拡張も予定されています。
GitHub Copilot
Copilotコードレビューがパブリックプレビューで、リンター連携による指摘内容が自動で反映されるようになりました。ESLint(JavaScript/TypeScript向け)、PMD(Java/Apex他対応)、CodeQLなど、使用する静的解析ツールをリポジトリルールセットで柔軟にカスタマイズ可能です。ルールの設定はエンタープライズ、組織、チーム、リポジトリ単位で指定でき、CodeQLも個別に有効・無効の切り替えができます。
論文・その他
LLM(大規模言語モデル)は、急速に変化するビジネス環境下でイノベーションを生み出すための強力なツールとして注目されています。LLMの特長は、文章や会話など多様で非構造なデータを扱える点にあり、市場の動向把握や意思決定の支援、顧客分析や多言語化など様々な業務で活用が広がっています。
一方で、信頼性や倫理面の課題も指摘されており、学習データの偏りによる不公平やバイアス、出力の透明性・説明責任、プライバシー保護が大きなテーマです。これらに対応するため、データの多様化と定期的なチェック、人による監視や役割分担、ガバナンス体制の整備が求められます。
LLMを活用する際は、「出力の根拠を示し、人が確認する」「個人情報は最小化・暗号化する」といった現実的な運用ルールを整え、倫理的な配慮や継続的な改善プロセスを持つことが、競争力や社会的信頼の強化につながります。単なる技術導入にとどまらず、戦略と倫理のバランスを重視した設計が十分に重要です。
本ポッドキャストでは、生成AI時代のMLOpsの進化形としてのLLMOpsについて議論しています。LLMOpsは従来のMLOpsと比較し、モデルの巨大化や非決定性、推論・分散処理・コスト管理(FinOps)が重要課題となっています。特にエージェント的AIシステムの運用には、従来以上に観測性・評価・意思決定やワークフロー設計が求められると解説。現状、多くの企業は市販フレームワークに頼らず自作の運用基盤を構築、モデルのプロファイリングやデータエンジニアリング、分散システム設計など幅広いスキル習得が今後のカギであるとまとめています。
クラウド
Azure
Azure Updates (2025-11-21) | ブチザッキ
2025年11月21日のAzureアップデートまとめです。Ignite 3日目として、Azure FunctionsではDurable Task SchedulerのDedicated SKUのGA、Consumption SKUのプレビューが開始されました。Virtual MachinesにはMetadata Security Protocol (MSP) のGAやTrusted LaunchのArm64 Marketplace Images対応が追加。AKS(Kubernetes)はCiliumベースのネットワーク・ポリシーやLayer 7ポリシーのGAが発表され、Cosmos DBはオンラインコピージョブやアカウントキー自動ローテーション、動的データマスキングのプレビュー開始等、複数の機能強化。
Azure Managed LustreにはパフォーマンスTierやCSI Dynamic ProvisioningのGAなどが入りました。API ManagementはPremium v2のGAとA2A APIのプレビュー、Private LinkやカスタムCA証明書検証などの新機能も追加。Azure DNSでは脅威インテリジェンスフィードがGA、DNSトラフィック監視が可能となりました。Microsoft Foundry関連ではSpeech APIやGPT-4o AudioモデルなどAI機能の拡充、Power BIのCopilotやFabric Data Warehouseの強化も発表されています。開発者向けにはAzure Command Launcher for JavaやGolazoなどのツール提供が進んでいます。
Microsoft Ignite 2025でAzureは、AIファースト戦略やエージェントツール、データ革新に焦点を当てた最新クラウドソリューションを発表しました。主な新機能として、企業向けにAIエージェントを簡単に作成・管理できる「Microsoft Agent Factory」や、データを統合してリアルタイム意思決定を支援する「Microsoft Fabric IQ」、優れた検索・知識アクセスを提供する「Foundry IQ」がプレビュー公開されました。また、AnthropicやCohereの最新AIモデル追加、PostgreSQLベースの高速DB「HorizonDB」、AI対応NoSQLデータベース「Azure DocumentDB」、そしてAI革新を盛り込んだ「SQL Server 2025」も登場。加えて、セキュリティとガバナンスを強化する「Foundry Control Plane」やクラウド運用を支援する「Azure Copilot」も拡充。AzureはAI、データ、クラウドを統合し、企業のデジタル変革を加速するための基盤を提供します。
Durable Task Schedulerは、Azure上で複雑なワークフローやインテリジェントエージェント向けに設計されたオーケストレーションエンジンです。今回、専用インフラで高信頼性・高パフォーマンス・最大90日データ保持が可能なDedicated SKUが正式提供され、コスト効率や柔軟な従量課金型のConsumption SKUもパブリックプレビューを開始しました。これにより開発者は、サーバーレスで自動チェックポイントや高可用性、オートスケール監視機能を活用し、長期・大規模な状態管理ワークフローを容易に運用できます。今後はプライベートエンドポイントやデータエクスポート拡張なども予定されています。
2025年のAzure CLIおよびAzure PowerShellは、品質とセキュリティの強化、ユーザー体験の向上、AI活用が重点投資分野です。主な新機能はMFA(多要素認証)強制対応、Azure CLIのPython 3.13への対応とセキュリティ向上、What-Ifと-export bicepパラメータ導入による変更内容の事前確認やインフラコード生成、各種サービス・拡張・モジュールの追加です。Python 3.13対応によりSSL証明書管理が厳格化され、プロキシ利用者には証明書更新が必要です。詳しくは公式リリースノートやドキュメントをご参照ください。
Azure Cosmos DB向けに、アプリ変更不要でリアルタイム・ロールベースによる機密データのマスキングを行う「Dynamic Data Masking(DDM)」のパブリックプレビューが発表されました。DDMはサーバーサイドのポリシー管理型のセキュリティ機能で、権限を持つユーザー以外にはデータの匿名化やマスキングを自動適用します。個人情報や機密情報の保護、法令遵守が容易になり、運用・監査の負担が軽減されます。Azureポータルでマスキングポリシーとロール割り当てを設定し、複数のマスキング方法が利用できます。
2025年11月20日付のAzure関連最新情報まとめ。主な内容は、Azure Application GatewayのTLS/TCP終端機能の一般提供開始、Azure DatabricksやAPI Management、Managed Redis・Lustreなどの新機能がパブリックプレビューで追加。Microsoft Tech Communityではネットワーク運用の新技術や管理ツールの発表、SQL DatabaseやPowerToys等の最新アップデート、Fabric Blogではデータ連携やAI機能強化とエンタープライズ向け新機能が多数紹介されています。
OS
Windows
高度なプロセス、DLL、およびハンドル表示ユーティリティであるProcess Explorerのこの更新により、プロセスのプロパティダイアログにおける「イメージ」フィールドが再有効化されました。