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【Power BI自動更新】ゲートウェイ不要なケースと設定手順

Last updated at Posted at 2025-06-04

はじめに

こんにちは!
この記事では、Power BIでオンプレミスデータゲートウェイを使わずに自動更新する方法について、私自身が調べながら整理した内容をまとめています。
クラウド上にデータを置くことで、ゲートウェイなしでも自動更新は可能で、今回はその代表例であるOneDriveやSharePoint Onlineを使った自動更新方法を中心にご紹介します。

目次

  1. ゲートウェイ不要の自動更新とは
  2. OneDrive/SharePoint連携の仕組み
  3. 自動更新のための設定手順
  4. 補足:ゲートウェイが必要なパターン
  5. 最後に

ゲートウェイ不要の自動更新とは

Power BIでデータを自動更新したい場合、一般的には「オンプレミスデータゲートウェイ」というツールをインストールして、クラウドと社内ネットワークをつなぐ必要があります。

しかし、Power BI Serviceはクラウドサービス同士であれば直接アクセスできるため、ゲートウェイを使わずにスケジュール更新が可能です。

OneDrive/SharePoint連携の仕組み

Power BIは、OneDriveやSharePoint上のファイルに対しては、自動で変更を検知し、定期的にデータを同期してくれます。

特徴まとめ

項目 内容
対象 OneDrive / SharePoint上のExcelやCSV
更新タイミング 約1時間ごとに自動でチェック(手動ではない)
ゲートウェイの有無 不要
利用条件 Microsoft 365 アカウントでログインしていること
制限 曜日・時刻などの細かい更新スケジュールは不可

自動更新のための設定手順

以下の手順で設定すると、ゲートウェイ不要で自動更新されるレポートが作成できます。

Step 1:ファイルをOneDriveまたはSharePointに保存

  • ExcelやCSVファイルをOneDriveかSharePoint Onlineの任意フォルダにアップロード
    ※個人用OneDriveではなく、ビジネスアカウント用を使用します。

Step 2:Power BI Desktopでそのファイルを読み込む

  • 「データの取得」→「Web」からSharePoint URLを指定する
    例:https://●●.sharepoint.com/sites/●●/Shared Documents/ファイル名.xlsx
    ※個人用OneDriveではなく、ビジネスアカウント用を使用します。「ファイルから」ではなく、「SharePointフォルダー」か「Web」でURLを指定します。

Step 3:レポートをPower BI Serviceに発行

  • Power BI Desktopで作成したレポートを、「発行」ボタンでPower BI Serviceへアップロード

Step 4:Power BI Service側で自動更新が有効になる

  • 特別の設定なしで、Power BIが1時間ごとにクラウド上のファイルを自動チェックしてくれる
    ※ファイルが変更されていなければ更新もスキップされるようです!

補足:ゲートウェイが必要なパターン

逆に、以下のような場合はゲートウェイが必須です。

データソース ゲートウェイ
ローカルPCや社内サーバーのExcel 必要
NASに保存されたCSVファイル 必要
オンプレミスのSQL Server、OracleなどDB 必要

クラウドに置けるデータはクラウドに置く、というのがシンプルです!

最後に

Power BIで自動更新するには、データの置き場所によってゲートウェイが必要かどうかが変わることがわかりました。
実際にやってみて、ゲートウェイを使う場合と使わない場合の違いが整理できたので、今後の運用にも活かしていきたいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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