はじめに
この記事は、株式会社スピードリンクジャパン Advent Calendar 2025 の17日目の記事です。
記事を開いていただきありがとうございます!
私は現在、新卒2年目のエンジニアとして、
SESの現場でPMO業務に携わりながら、
並行して社内の業務改善プロジェクトなどにも関わっています!
新しい環境に身を置き、さまざまな立場の人と関わる中で、
気づかないうちに精神的な疲れが溜まり、
「なんとなくいつも余裕がない」日々が続いていました...
技術的な難しさや業務量そのもの以上にしんどかったのは、
忙しさの表面的な原因(何に時間を取られているか)は分かっているのに、
なぜ自分の心がここまで深く消耗しているのか、
その根本的なメカニズムが自分でも分からない状態
だったように思います。
この忙しさって、
本当に自分のキャパシティを超えるものだったんだっけ?
そんな違和感が、ずっと心のどこかに残っていました。
そこであるとき、
この消耗を精神論で片付けるのではなく、
エンジニアとして一度、論理的に考えてみることにしました!
本記事では、
燃え尽き症候群気味だった私が
「疲弊」をバグとして切り分け、修正していった過程を共有します!
同じように 「頑張りたいのに、なぜか続かない!」
と感じている方の参考になれば嬉しいです!!
目次
疲弊の正体を整理する
まず最初に、自分の状態を客観的に書き出してみました!
- 常にタスクに追われているように感じる
- 何をしていても頭のどこかがざわついている
- 「何か忘れている気がする」感覚が消えない
ここから、
疲弊の原因は「仕事量」そのものではなく
扱い方の構造的な問題にあるのでは?
という仮説を立てました!
Debug① タスクを抱えると不安になる問題
最初に疑ったのは、タスク管理の方法です。
私は
- 頭の中で覚えようとする
- チャットやメモが点在する
- 「あとでやろう」が積み上がる
という状態になりがちでした。
結果として、
脳内に未処理タスクが溜まり続けている状態になっていました!
そこでやったのは、とてもシンプルなことです!
すべてのタスクを書き出す。大小問わず全部!
やってみて分かったのは、
- 不安の正体は「量」ではなく「見えなさ」
- 書き出した瞬間、頭がかなり静かになる
- 不安の8割は何のタスクがあるか見えていないことだった
ということでした。
タスクを書き出すだけで、疲弊はかなり軽減しました!
Debug② 頭を使いすぎると詰まる問題
次に気づいたのは、
疲れているときほど、ずっと考え続けようとしてしまう
という自分のクセでした。
PMO業務は、調整・構造化・先回り思考など、
思考に負荷のかかるタスクが多く、脳の消耗が激しいと感じています。
これまで私は、
「疲れているなら、もっと考えなきゃ…」
「集中できていない自分が悪い…」
「根性で突破しよう…」
と、逆方向に頑張り続けていました。
しかし、ここで大きなことに気づきました!
私は小学生から社会人になる直前まで、
ほぼ毎日運動する生活が当たり前でした。
身体を動かすことでストレスを自然と処理できるタイプです!
社会人になり、運動量が激減したことで、
頭だけに負荷が溜まり、思考が詰まりやすい状態を自分で作っていたと分かったのです。
そこで取り入れたのが、
頭が詰まる前に、まず体を動かす!
という習慣です。
具体的には、ランニング・キックボクシング・散歩
などを取り入れています!
運動をすることで、
- 思考が一度リセットされる
- 無意識の緊張が抜ける
- 睡眠の質が上がり、翌日の集中力が段違い
という効果がありました。
今では、2日に1回は1時間以上の運動をすることを習慣にしています。
不安を感じたとき、体を動かすとほとんどの場合リセットされます!
体を動かすことでも疲弊はかなり軽減しました!
Debug③ 追われると動けなくなる問題
最後に、一番大きかった気づきです。
私は、
やるべきことがすべて片付いているときに、一番やる気が出るタイプ
だということに気づきました。
タスクが残っている状態では常に不安がつきまとい、
逆に少しでも余裕ができた瞬間に自然と、
- これもやっておこう
- 先にここを整えておこう
- 周りが楽になる動きは何だろう?
と前向きな行動が取れるようになります!
そこで、
未処理タスクを減らして“余裕をつくる”設計に変えること
を意識しました!
具体的には、
- いきなり100点を狙わない
- まずは60〜70点で「一旦完成させる」
- すぐ終わる小タスクは先に片づけて心理的負荷を減らす
という運用に切り替えました。
そうすることで、
- 調子の波が小さくなる
- 焦りや自責が自然と減る
- +αができるようになる
という変化がありました。
「追われると動けない」という現象は仕様だったのかとわかりました!
自分の特性を理解し、それに合わせて働き方を設計し直したことで、
ここでも疲弊が大きく軽減されました!
最後に
燃え尽き気味だった頃の私は、「自分が弱いのかもしれない」「もっと頑張らなきゃいけない」と、つい自分を責めてしまっていました。
でも実際は、
自分に合わないやり方で働いていただけ
だと気づきました。
私はまだ経験も少なく、うまくできないこともたくさんあります。
だからこそ、無理に気合で乗り切るのではなく、
つまずいている原因を少しずつ整理するという方法が
今の自分には合っていました!
もし今、
「なんだかしんどい」
「うまくいかない」
「気持ちが追いつかない」
そんな感覚の方がいたら、
自分の疲れ方を少し見直してみるのもひとつの助けになるかもしれません!
少しでも参考にしていただけたら幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!