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続・TeamsのファイルをPower BIで表示しよう

Last updated at Posted at 2020-03-01

前回も同様のテーマで書きましたが、前回の方法では、Power BI Serviceのデータセットの更新が手動以外では、スケジュール更新(1日8回まで)となる方法でした。今回は別の方法でデータセットを作りからPower BI DesktopでのViz(レポートの俗称)作成、Power BI Serviceでの共有を行い、データ更新は自動で5分更新になる方法をまとめます。

全体像

前回を方法1(左;Before)、今回を方法2(右;After)とした全体像です。
image.png

Power BI ServiceからTeams接続

前提は、TeamsもPower BI Serviceも同じOffice 365の組織として利用しているとします。Office 365も含むMicrosoft 365 E5のライセンスであれば、Power BI Desktop Proも含まれるので通常意識せずに同一組織になります。
image.png
Power BI Serviceのワークスペースは、通常Office 365グループをベースとするワークスペースがあり、そのグループと同一のTeamsのチームがあるので、該当のワークスペースを選んだあと、データセットの作成を行います。
image.png

新しいコンテンツのファイルを選択します。
image.png

こちらの画面ではOnedrive - (チーム名)を選び、データセットとしたいExcelを選びます。TeamsのファイルのストアはSharePointですが、囲みの右のSharePoint - チームサイトを選択しないことがポイントです。

image.png

作成されたデータセットの・・・(その他のオプション)/設定をみると「OneDriveの更新」に1時間ごとに更新となっています。こちらは実際のところ5分程度で自動更新されます。この点は非常にありがたいです。

image.png

Power BI DesktopからPower BI Serviceのデータセットに接続

下図の場所から、上記で作成したPower BI Serviceのデータセットに接続し、該当のものを選択します。
image.png

あとはこれまでどおりでOKで、レポートを作成、発行すればOKです!

流れの全体

今回の方法の一連の流れをまとめたものは以下になります。
スライド3.JPG

あらためて前回の手順はこちら。
スライド2.JPG

最初の全体像の再掲ですが、2つの方法をビフォーアフターで並べると以下になります。
image.png

まとめ

今回の方法について概念的なまとめは以下になります。
スライド4.JPG
全て、Office 365のベースとなるAzure ADのOffice365グループ内の話なので接続が非常にしやすいわけです。
こんな感じで。
スライド5.JPG

便利ですね~。

余談

 ときどき聞かれる、「Power BIとTableauは何がちがうんですか?」という問いについて、以前こちらにまとめました。こちらに書いたこと以外に、TableauからTeams(のストアにあるSharePoint)のExcelにどうやってつなぐの?というのはTableauにネイティブのコネクタでつなぐことができず相当難儀です(OneDriveはなんとか。SharePointリストはあるが、私の理解不足なのかうまくいかず)。Googleスプレッドシートであればスムーズにいくのですが。Power BIでは、まとめに記したように、同じAzure ADのOffice365グループで権限等が統一されていれば、楽に使える、といったところも、利用者によっては大きく響く違いでしょうか。

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