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AIがコードを書くなら、僕らは何をするのか?

Last updated at Posted at 2025-12-03

気づけば半年、僕はコードを1行も書いていなかった。
エンジニアとして、それでいいのか?と思うかもしれないけど、僕にはそうは思えなかった。

なぜなら──
AIが僕より速くて、正確で、安定したコードを書くからだ。

そして半年コードを書かないまま、ひとつの結論にたどり着いた。

“コードを書く”ことにこだわるエンジニアは、もう時代遅れかもしれない。

「コードを書く=エンジニアの仕事」という幻想

去年の6月に入社したとき、僕は毎日コードを書いていた。
コードを書くのは楽しい。時間を忘れて没頭してしまう。

でも、それはただの惰性だったんだと思う。

全社的にAI活用が進み、開発用途にAIを導入した瞬間、僕の仕事は一変した。

  • 設計できる
  • 実装できる
  • テストコードまで整えてくれる
  • 潜在バグや問題を見つけ、修正方針まで提案してくる

もはや優秀な後輩だ。

で、気づいた。

多くのエンジニアは「コードを書くこと」を、自分の存在価値にしてしまっている。
でもそれ、もう成立しないよ。

「自分で書いたほうがいいものができる」
と言う人は多いけど──

それって“自分の価値を実装力に縛り付けたいだけ”じゃないの?

ほとんどの場合、AIのほうが速くて正確。
残念だけど、これが事実だよ。

AIに負けるのは、能力じゃなく”問いの質”のせい

よく聞くんだよね。

「AIに作らせたけど微妙でした」

...いや、それ、AIのせいじゃないんだよね~...。
あなたの問いが雑だっただけだよ。

AIは丁寧に、正確に、あなたの曖昧な指示を実行して、
“そんなもの求めてないんだけど?”というゴミを作る。

これはエンジニアでも非エンジニアでも同じ。

  • 「AIは信用できない」
  • 「AIのコードは危ない」
  • 「AIで開発したらクオリティが〜」

全部わかる。でも、正直に言うね。

それ、AIの問題じゃなくて、あなたの判断力の問題だよ。

AIが間違えるんじゃない。
AIの“答えを採用したあなた”が間違えてるだけ。

AIより強い実装力?それは”例外的な天才”だけ

「自分のほうが良いコード書ける」
って言う人、ほんと多い。

いや、書ける人もいるよ?
でもそれは、“例外中の例外”。

全体の1〜5%くらいの優秀な人だけ。
残りの95%は、AIに勝てない。これが現実。

そしてもっと厳しいことを言うと──

“できるエンジニアでも、AI × 判断力のほうが強くなる”
という世界が、もう始まっている。

実装が速い?
そんな価値はAIが一瞬で奪っていくよ。

これからのエンジニアは”書く人”じゃなく”決める人”になる

AIは“生成”する。
でも、プロダクトは人間が“決める”から動く。

  • 何を作る?
  • なぜそれを作る?
  • どのコードを採用すべき?
  • どこまでAIに任せる?
  • どこからは人間が責任を持つ?

ここを決める力がないエンジニアは、
「AIの出したコードをありがたく受け取るだけの人」になる。

つまり、
AIに仕事を奪われるんじゃなくて、判断できない自分が仕事を手放す。

これが半年間コードを書かなかった僕の実感。

最後に

あなたはどう思う?

  • コードを書くことがエンジニアの価値なのか?
  • それとも、コードを書かなくても価値を生み出せる未来を受け入れるべきなのか?
  • 「書ける」より「決められる」ほうが価値になる世界に、適応できるか?

コメント欄が荒れようが、ここは本音でいきたい。
僕はもう、“手で書けるかどうか”に価値は見ない。

――あなたも、もう薄々わかってるんでしょう?

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