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Powershell 7.0.3(LTS), 7.1(stalable) のインストール

Last updated at Posted at 2020-11-15

PowerShellって ?

以前からあったコマンドプロントをもっと便利にしたものですね。
コマンド処理の自動化の幅が大きく広がります。

以下wikipediaより引用

マイクロソフトが開発した拡張可能なコマンドラインインターフェイス (CLI) シェルおよびスクリプト言語である。オブジェクト指向に基づいて設計されており、.NET Framework (Windows PowerShell 5系以前) あるいは.NET Core (PowerShell Core 6系以降) を基盤としている。

複雑な歴史

WIndows10に標準搭載されているPowerShell2.0を起点にさかのぼると、

バージョン リリース 備考
Windows PowerShell 2.0 2009年 Windows7以降標準搭載
Windows PowerShell 3.0 2012年 Windows8標準搭載
Windows PowerShell 4.0 2013年 Windows8.1標準搭載
Windows PowerShell 5.0 2015年 Windows10標準搭載
Windows PowerShell 5.1 2016年 CoreEditionが登場し分岐してDesktopEditionに

ときて、枝分かれしオープンソース化しLinux/OS X 上でも動作する PowerShell Core Edition が
登場し、これまでのPowerShellはDesktopEditionという扱いに。

バージョン リリース 備考
PowerShell Core 6.0 2016年 .NET Core2.0を使用
PowerShell Core 6.1 2018年 Windows10標準搭載
PowerShell Core 6.2 2019年

そして現在 (2020年11月) の

  • PowerShell Core 7.0(LTS) .NET 3.1を使用
  • PowerShell Core 7.1(stalable) .NET5正式リリスと.NET Core廃止に伴い.NET5をサポート

でWindowsCoreベースのものを正としPowerShellと呼び名を変え、旧来PowerSHell非推奨に至ります。
LTSの長期保証版(7.0系)を使用するかStalableの安定版(7.1系)を使用するかは利用環境によります。
.NET5の環境での開発・運用を進める場合は7.1の利用になると思いますが、バージョンを上げず既存環境を維持する場合は7.1がLTSになるまでは7.0のままでもよいかもしれません。

現状のWindows標準搭載のPowershell

Windows10にはPowerShell2.0がデフォルトでインストールされていますが、
2017年の記事だが「Windows PowerShell 2.0」は非推奨に ~「Windows 10 Fall Creators Update」から によると
Powershell2.0は非推奨となっています。

今回はWindows10よりPowershell2.0を削除し、最新のPowershellをインストールする方法になります。

PowerShell2.0のアンインストール

  1. スタートメニューから設定アプリを開き、アプリをクリックします。
  2. 画面右上のプログラムと機能をクリックします。
  3. 画面左のWindowsの機能の有効化または無効化をクリックします。 2020-11-15 (8).png
  4. リスト内の WindowsPowerShell2.0 のチェックボックスを外してOKボタンを押します。
  5. 完了メッセージが表示され閉じるボタンを押します。再起動の必要はありません。 2020-11-15 (10).png ss_winfunc_comp.png

新しいPowerShellをインストール

PowerShell 7 は GitHub より入手可能です。
7.0.3(LTS)Windows(x64)は以下のmsiファイルをクリックしてインストーラーをダウンロードします。
画像8.png
  PowerShell-7.0.3-win-x64.msi
というファイルがダウンロードされます。

7.1(stalabe)Windows(x64)は以下のmsiファイルをクリックしてインストーラーをダウンロードします。
powershell1.png
  PowerShell-7.1-win-x64.msi
というファイルがダウンロードされます。

インストーラをダブルクリックして実行します。
画像2.png
次へ(Next)
画像3.png
次へ(Next)

Enable Powershell remotingとAnd'Open here' context menes to Explorer
にもチェックを入れて次へ(Next)。ほかのチェック項目は自由。

7.0.3(LST)では以下の画面
画像4.png

7.1(stalable)では以下の画面になります。
powershell2.png

画像6.png

Finishを押してインストール終了です。

次にPowerShellをスタートメニューからか、先の最後の画面でLaunchPowerShellにチェックをいれて起動します。
7.0.3(LST)では以下の画面

コンソール内に出力されたバージョンが
 PowerShell 7.0.3
画像7.png

7.1(stalable)では以下の画面になります。

コンソール内に出力されたバージョンが
 PowerShell 7.1

なら正常にインストールできています。

おまけ

Windows10にはPowerShell5.0(5.1)とISEが残っています。
まず、ISEを消したい場合、設定 → アプリと機能で表示される画面から「オプション機能」をクリック
2020-11-15 (11).png
「Windows PowerShell Integrated Scripting Environment」をアンインストールします。

OSを再起動します。
これでもスタートメニューのショートカットに残骸が残ってしまうので、手動で削除します。

残りのPowerShell5.0はまだ消し方がわからない(削除しちゃだめなのかも)ので、
とりあええず、私は環境変数のPATHからPowerShell5.0を指しているものを消して対応しています。
なぜかパスは、
%SystemRoot%\system32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe
と1.0となってますが中身は5.0か5.1です。

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