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計算力学技術者(熱流体)2級の資格試験受けてきた その1

Last updated at Posted at 2019-12-08

2019-12-07 受けてきた。 結果は未定 合格してた。

計算力学のQiita記事は初かもしれない。
どマイナー資格

その2 試験内容直結

計算力学技術者の資格認定とは?(2級 熱流体)

日本機械学会が主催しているCAE関連の試験

以下は日本機械学会のページからコピペ

認定技術レベル
基本的な流体力学,熱力学(伝熱学を含む)の問題に対して,単相の非圧縮性流/圧縮性流/層流/乱流の範囲において正しく解析問題を設定することができ,解析方法の内容を理解しており,さらに解析結果の信頼性を自分自身で検証することができる.よって,いずれかの信頼おけるCAEソフトウエアを用いて適切な解析機能を選択しながら,基本的な熱流体問題を大きな誤りなく解けるものと期待できる.

受験資格の目安
機械系大卒レベルの数学的,力学的知識を有し,1年以上の解析実務経験を有する技術者.

そもそもこんな情報をググって来る人は何らかのCAEの技術者だと思うので、詳しくは割愛
何らかのCFDソフトを使うことに関わっている人で、会社から言われて受験とか、仕事の単価アップのために必要とか、取ったら時給が上がるとかのために受験する人ばかりでしょ?

受験資格

この資格を受験するためには生意気なことに受験資格を満たす必要があります。

大学等で計算力学の単位を取っていたり、機械学会の講習を受けたり、CAEベンダーの認定講習を受けなければなりません。
もしくは、CAE経験を証明する書類を作成しなければなりません。詳しくはこのへんの案内のPDFを見てください。

地味に受験資格を満たすのが大変です。
CAEベンダー講習は10万近くするし。一番安いのは機械学会の講習に出ることですかね?
ちなみに私は会社負担のベンダー講習です。

試験の申し込み・試験日

申し込み

コロナ禍なので、2021年度の試験はCBTとなりました。

以下はコロナ禍以前の内容です。コロナ禍が過ぎれば有効になるかもしれません。

申込期間は、例年8月1日~8月16日というお盆休暇の時期と丸かぶりする鬼畜日程なので、私の予想では受験申し込み忘れによる不合格率が2割は居ると勝手に思っています。

申し込みはネットから出来るのですが、今どきの資格試験ではあり得ないことですが、試験料のカード払いができません(2020/08/15現在 カード払いができるようにするらしい)

社壊人にとっては、街の大きな休日まで営業してくれる郵便局に行くか有給で平日に郵便局等に行くかして、振込用紙を書いて支払う必要があります。独身社壊人にとってはめっちゃめんどい。

受験時に標準問題集を同時に買うことができるのですが、買わないっていう選択肢は無いので買いましょう。
もしくは先輩から貰いましょう。
年度ごとに新版を出してるのですが、中身はそっくりそのままほぼ同じです(もちろん正誤表もたいてい同じです)

試験日

2021年度はCBTで平日に行うようになりました。

以下コロナ禍以前の内容です。

例年、12月最初の土曜日に行われるようです。これも鬼畜です。
私の知る限り、ほぼすべての公的資格の試験は日曜に行われるので、この点でも曜日・日時の誤認によって不合格率が1%は増えてると思います。
また私の元弊社では日曜以外は休みが無かったので、仕事を調整して休む必要があります。これも鬼畜です。

標準問題集

公式が出してる標準問題集なしでこの資格を突破するのは凡人には至難の業だと思うのですが、
8月の申し込み後の10月頭に発送してくれるので、実質2ヶ月しか勉強期間がありません。
日本機械学会は受験者を合格させる気があるのか大いに疑問です。

勉強時間とか自己紹介

受験時の筆者のスペック

経歴

工業等専門学校 機械科卒業 流力・熱力
大学 工業系 編入・卒業

大学院 工業系 修了 修論と全く関係ないサブでCFDのことをいろいろやった
会社 某プラントみたいな土方みたいな会社の現場職

関連しそうな資格(受験時)

・基本情報処理技術者
もともとパソコンヲタクだったこともあるのですが、コンピューターの基礎はノー勉余裕でした。
・LPIC Level1
基本情報ではあまり求められないネットワーク知識もノー勉余裕でした。
計算サーバーに対してログインしてコマンドを打たなくても、イマドキなソフトは対応してくれてるみたいですが。

・エネルギー管理士(熱分野)
エネルギー管理士の試験には流力や熱力が含まれており、その難易度は計算力学試験よりはるかに難しい問題が出題される。
(ただし、受験後まで覚えているかは不明)

というわけで、シミュレーションという括りでいうと、物体の運動方程式(F=ma)のシミュレーションプログラムは自力で書ける。
パソコンヲタク。ネットオタク。

大学でサブでやってたCFDで、プリ計算ポストまで一通り全部一人でやれる。むしろヲタクである僕でなかったら出来てなかった。
夏の合宿的なやつで、CFDの基礎の講習は受けたことがある(あんまり覚えてないけどゴーストは鍛えられた)

流力・熱力も数値計算の基礎も、ある程度の数学力もそもそも揃ってる。

勉強時間

10月に標準問題集が来てから試験日まで、
平均一日1時間以下くらい。
そもそも、そこそこの基礎があるから。

ベルヌーイの法則とかPV=RTも知らん数値計算もわからんパソコンの知識もない、微積分もわからんとなると、かなり真剣に勉強しないと無理だと思われます。

勉強法

ひたすら標準問題集。
一周目はめっちゃ苦痛やけど標準問題集
一周目は問題を解いてる時間よりも、後ろの解説を読んでる時間の方が長いです。
初日はひたすらググってた気もする。
資格試験勉強とはそういうものです。
わからない単語はぐぐる。

標準問題集の後ろの解説から、問われそうな問題を類推する。
問題集を回すと、その問題の答えとその理由だけを覚えてしまうので、できるだけ、問題を拡大させましょう。
例えば、選択肢を全部隠して記述式にするとか。

試験を実際に受けた感想

標準問題集のコピペ問題も多数でてた。
いくつか、題意すら理解不能な問題や、選択肢が全部間違ってるとしか思えない正解を選べ問題とかがあったけど、
ほとんど標準問題集のコピペ
倫理なんて、まじコピペ

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